TOHGA嬢の生活



笑顔で無い、私の価値

2004年09月17日(金)

 現在の仕事を始めてから、私の人当たりは以前と比べてかなりマイルドになった。

 仕事モードの私なら、「嫌われない」自信がある。

 この状態の私が何をしているのかといえば、誰に対しても分け隔てなく微笑みかけているだけなのだが。

 たったそれだけの事で、対人関係は驚くほど円滑になる。


 しかし、その「終始微笑んでいる状態」の私はいわば加工品なのである。

 もっと端的に表現すれば、個を消している状態といっても過言では無い気がする。

 個を消せば、他者と衝突する事は無い。
 親密になる事もないだろうが、とにかく嫌われる可能性は低い。


 しかし、終始ムッとしていて、皮肉屋で、気まぐれで、閉鎖的なのが、本来の私のデフォルトなのだ。

 友人達と接している場合、気分がハイになってケラケラ笑ったり、ポジティブな行動を取る事も多いが、気分が平常に戻ってしまえば、上記のようなデフォルトの状態に戻ってしまう。


 笑顔は、もっとも分かり易い、好意的コミュニケーションである。

 笑おうと思えば、笑えるけれど。


 たまに崖の下を覗きこんだ時のような、薄ら寒い恐怖を覚える。

 もしかしてデフォルトの私には、価値が無いのではないか?


「誰も知らない自分を生きる」

2004年09月15日(水)

 映画「誰も知らない」を観ました。

 カンヌで賞を取って、なんら可笑しくない作品でした。

 私は映画を見る時は、パンフレットを購入するのですが、誰も知らない」のパンフレットには、まるで寄せ書きみたいに沢山の人達の文章が載っていました。

 特に良い文を書いていたのは、黒柳徹子。次に良いのが石田衣良と山本容子って人で、一番駄目な文を書いていたのは、おすぎでした。

 この人、本当に映画評論家なの?
 っていうか、この人映画見てないんじゃないの?

 そのくらい、駄目。


 あと、谷川俊太郎が映画に寄せて詩を綴っていたのだけれど

 流石はプロだな、と感心。

 私も、黒柳徹子や谷川俊太郎みたいな良い文章を書けるようになりたいものです。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!