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2003年10月21日(火)
日付が変わった、火曜の午前1時頃。
TOHGAはコンビニで残業バイト中☆
火曜の深夜って、新規の商品が大量に入荷するので品出しの手伝いをするのです。
で、粗方の品出しが終わるのが1時をちょっと過ぎた頃。
そろそろ帰っても大丈夫かな―、とか思いながら最後の仕上げをしていると。
変なオヤジと目が合いました。
人と目を合わせるのが苦手なTOHGAですが、仕事中はその症状が軽減されます。
なんか探し物があって聞きたいのかな?
それとも、トイレでも借りたいのかしら?
不審者って訳ではないわよね?(一応、万引きとか注意してるわけです)
そんな事を思いつつ、目を合わせる事、数秒。
やってしまいました。
たまーにあるんだよね、こういうの。
「この仕事、何時までなの?」
話しかけられました。
「は? この時間(夜勤)は夜十時から朝6時までですけど・・・?」
ま、私は夕勤と言うその前の時間帯で、今日はたまたま残業してるのでそろそろ帰るんですけどね。
こういう時は馬鹿正直に答えるつもりはありません。
「へぇ! きみ、いつも夕方6時くらいにいるよね? 体持たないんじゃないの?」
「いえ、今日は遅い日ですから」
うん、嘘は言ってないもんね。つーか余計なお世話だ、あっち行け。
さも忙しそうな雰囲気を作って、オヤジから離れます。
そしたら、後をチョコチョコついて来るんですよね!
ウ ザ イ ! !
で、ちょっとした隙をついて。
「ねぇ、専門学校生?」
「あははー、さぁ、どうでしょう?」
笑って誤魔化しつつ、レジへ非難。
どーしましょう、これじゃ帰れないじゃない!
暫くはレジが混んでたので何とかなったのですが。
それがひいた途端。
「ねぇ、お酒とか飲むの?」
「すいません、そう言うプライベートな事は、ちょっと・・・」
話しかけられても絶対目は合わせません。
いい加減帰れよ、おっさん。
嫌がってんのわかんないの? ばか?
「ねぇ、今度、良かったら一緒に食事にでも行かない?」
「すいません、お断りします」
「あー、、、そう」
この一言で、オヤジはやっと帰ってくれました。
「大変でしたねー」
と、本来の夜勤の男子が声をかけてくれました。
あんた、助けろよ・・・。
「あの人この前もこの時間に来て、新人のSちゃんに言い寄ってたんですよねー」
何ィ!?
「あの子TOHGAさんと違って大人しいから、アイツ、言いたい放題だったんすよー。終いには此処でバイトするくらいなら風俗行けとか言い出して。流石に事務所の方に非難させましたけどねー」
なんか余計な一言が入っていた気がしますが、それよりなにより、「風俗」ですって?
何あいつ! 何あいつ!
許せなーーーーーーい!
つーか、お前こそ風俗行けよ。あんのエロオヤジ!
なにタダで女の子引っ掛けようとしてんだよ!
アンタじゃ無理だって事、なんで気付かないの!
本当に、腹立たしいったらありゃしない!
そんなこんなで、プリプリしながら家路に着きました。
勿論、あのオヤジが何処かで待ち伏せしてたりしないか充分注意して、ね。
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