TOHGA嬢の生活



道は色々、選べるのはたった一つ

2003年10月19日(日)

 近所の児童館で地域交流を目的としたお祭りがありました。

 この児童館には九月から「おはなし会」を開かせて貰っているので、お祭りにも参加する事になりました。

 対象年齢が2〜3才って聞いていたので、ゾウさんのお散歩とか、大きなかぶとか、分かり易い内容の大型絵本を数冊抱えて児童館へ。

 お、重い・・・。

 開会式には和太鼓とダンス。

 学童さん担当の職員さんが、場違いな蝶ネクタイと黒スーツで司会をしているのが微笑ましかったり、そうでもなかったり。

 覚悟はしていたけれど、お祭りは“ウルサイ”ですね。

 声を張り上げて絵本を読むも、イマイチ。

 2才どころか、0才児とかいるんですけど・・・?

 しかも、お祭り気分で子供たちはソワソワしちゃっておはなしなんて聞いちゃいないし。。。

 そんなこんなで午前のおはなし会はかなり駄目駄目でした。

 午後は色々手回ししよう・・・。

 一応、私はお祭りスタッフとして見なされたらしく、焼きそばと豚汁とフランクフルトのタダ券をもらいました。

 せっかくなので、全部おいしく平らげました。


 で、二回目。

 実は五月の親子祭りで知り合った人だった事を良い事に、おはなし会の間だけ、「和太鼓体験コーナー」を一時休止してもらいました。

 これで、声を張り上げなくても大丈夫なくらいには静かになりました。

 始める前に、幼稚園児くらいの子を積極的に勧誘したし。

 散乱した玩具は全部箱にしまって蓋も閉めました。

 うん、前回よりは良い感じです。


 絵本は3冊。

 大きなかぶと、ぞうさんのお散歩と、はじめてのおつかい。

 本当はストーリーテリングもしたかったんだけど。

 平均年齢が低すぎたので諦めました。

 一冊読み終わる度に、手遊びをして。

 手遊びの時の方が楽しそうな表情をしてたのを見て、ちょっと複雑な気分になったり、ならなかったり・・・。

 その代り、卒論用に写真をバシバシ撮って貰いました。

 図書館だとこれが出来なくて難儀してたので、そこだけはお祭りの雰囲気に感謝、感謝。


 お祭りは2時半に終わりました。

 1時間でお片付け。

 3時半からは「反省会」と言う名の打ち上げをしました。

 隣に座った老人会(?)のオバチャマに気に入られました。

 お祭りの残り物と缶ビールを思い思いに口にして、バラバラと席が空いていって。

 気がついたら、職員さん達の席に座っていました。

 へぇー、臨時職員なら資格なくてもいいのか。

 有給も貰えるのか、ふーん。

 でも、私。実は子供が好きってわけじゃないんだよねー

 そうしたら、職員さん達も「別に僕も子供好きってわけじゃないよ」とか言い出して。

 そういう道もあったんだなぁ、って思ってしまった。

 ま、内定くれた会社の方が月給は良いんだけどね。

 来年度も、お祭りに参加出来たらイイナ。

 そんな事をフニャフニャ考えながら、麦茶を飲んだ。


窓を開ければ、不審者の影

2003年10月17日(金)

 金曜日。

 珍しく早起きをしました。

 そしてカーテンから漏れる光の様子から、天気も良さそうです。

 よし、折角だからお布団を干そう!

 そう思って勢いよくカーテンを動かし、窓を開けました。

 何処から見ても浮浪者にしか見えない人と、目が合いました。

 数秒固まった後、何も言わずに窓を閉めて鍵をかけ、カーテンを引きました。


 何? 何? 何が起こったの?

 何であそこに人がいるの!?



 えー、と。

 私は、アパートの一階に住んでいます。

 で、そのアパートは大家さんの敷地内にあり、私道を入って行かないとアパートには行けないわけです。

 まぁ、私道とはいえ大家さんちとアパートの間には大家さんの管理している駐車場があるので人の出入りには甘いのですが。

 にしても、あの人いつからいたの?

 気持ち悪いなァ。

 カーテンの隙間から、そっと外の様子を窺ってみます。

 窓の外は胸の高さの柵で囲って作られた小さなベランダあり、そのすぐ向こうで浮浪者(推定)が屈んで何やらビニール袋の中をゴソゴソやっています。

 窓とベランダで隔てられていると言っても、私と浮浪者の距離はわずか1メートルあるかないか。

 勘弁して下さい

 お布団干したいのにー、お洗濯したいのにー

 30分間ほど、浮浪者が何処かへ行かないかと様子をみていたのですが。

 一向に動く気配がありません

 諦めました。

 無視してお布団干します(触ったり盗んだりしないでよね、浮浪者さん)

 洗濯物も干します。

 最近天気が悪かったり時間が無かったりでたまってたし、背に腹は変えられません。

 で、授業の時間になったので家を空けなければならないんですけど・・・。

 空き巣に入られたりとかしないよね? 大丈夫だよね?

 後ろ髪を引かれつつ、学校へ。

 あの浮浪者が気になって、授業なんてちっとも頭に入りません。

 授業が終わり次第、急いでアパートへ帰りました。

 まだいます

 取り敢えず、何も盗られてはいないみたいですが。

 気持ち悪い。

 ひっじょーに気持ち悪い!

 意を決して、大家さんに相談する事にしました。

 こういう時、大家さんが近所だと助かりますね。

「あらぁ、駐車場に浮浪者が? 気持ち悪いわねぇ。どうしましょう?」

 警察呼んで下さい。

 あの手は退けって言っただけじゃ退くタイプじゃないです。

 なんかの拍子に攻撃されたり逆恨みされたりするのもごめんです。

 警察呼んで下さい。


 15分後、お巡りさんが二人、自転車でやってきました。

 浮浪者に話しかけます。

 遠くから観察。

 なんか、駐車場に落ち葉があるから掃除してるんだとか(余計なお世話だ)

 連れの爺さんと一緒に来たのにどっかに行ってしまったとか言って「爺さん! 爺さん!」とか呼び始めたりとか(ピチガイさんみたいだ。あ、この人、実は女性だったらしい)

 もう少しマシな言い訳は言えないのか・・・?

 数分後、浮浪者はお巡りさんと一緒に駐車場を出て行きました。

 もう二度と、来ーるーなーよーーーーーー!!

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!