TOHGA嬢の生活



無くて七癖、悪い癖

2003年08月30日(土)

 「無くて七癖」なんて言葉がある。

 自分には特にこれと言った癖は無いと思っていたのだが、就職活動の一貫で自己判断をしている内に自分の癖をいくつか見つけるに至った。

 1.足を組む(組まないと、どうも落ち着かない)
 2.爪を噛む(実は爪切りいらず。爪の白い部分は1mm程残すのがポリシーらしい)
 3.鼻を終始鳴らしている(もしかして蓄膿症?ってくらいによく詰まるのだ)
 4.寝る前に本を読む(読みたい本が手近にあればの話しだが)
 5.本が面白いと、人間の3大欲求を全て無視して結末まで読み進める


 残りの二つはまだ見つからないが、自分が気付いていないだけで多分確実に存在するのだろう。

 さて、今回話題にしたいのは七癖の中でも4番と5番。

 この組み合わせはかなり危険だ。

 例えば、最近私は夜10時にバイトを終えて、11時には布団の上でごろごろポーズを取っている。

 そんな時、七癖ナンバー4が発動する。

 小難しい書物なら30分で眠くなるが、普段読むのはミステリィだったりSFだったり児童書だったりする訳で。

 自ずと発動するのが、七癖ナンバー5

 眠い目を半ば強制的に開いて、読み進めます。

 夜食が恋しくなる日もあるけど、大抵は面倒プラス続きが気になるので我慢します。

 3番目の欲求を満たしてくれる人を隣りで勝手に寝かせておいて、娯楽本2冊完読した経験もあったなぁ。ふふふ。

 さて、その本のページ数や文章との相性にも寄るけれど。

 だいたい私が普通の文庫1冊を読むのに消費する時間は、5〜7時間くらい。

 困りますね。

 本を読み終えるの、どう考えても明け方ですよ。

 最近は好意ある有志の助力のお陰で、朝の9時には起床できる、立派な朝型人間になれていたのに。。。

 今日、古本屋で見つけたエイミー・トムスンの「ヴァーチャル・ガール」の所為でその苦労と努力の結晶が、全て水泡に帰しました。

 30の夜11頃から読み始めて、読み終わったのは31の朝4時を半ば過ぎていました。

 人間って、なんだか儚いですね。(いや、儚いのは私の意思と継続力か??)

 ともかく、今回の本は今年読んだ本の中でダントツ1位の評価を私の中で得ましたので。

 興味持たれた方は読んでみて下さいな。

 ちなみにジャンルはSF。

 アンドロイドが出てきて、そいつが人間になろうとして、色々事件が起こります。

 「水妖記」みたいな、人間じゃ無いモノが人間の魂を得ようとする感じのストーリーって結構好きなんですよね。


感動するという事

2003年08月24日(日)

 昨日の日記に続けて。

 感動について考えてみる。

 もともと私は感動の薄い部類の人間だ。

 とは言え、映画や小説を見てホロリ、なんて事もよくあったりする。

 しかしそれは登場人物に共感したり雰囲気に酔っているだけで、ストーリーに感動している訳ではないような気がする。

 以前、こんな事があった。

 ある友人がとある作品のサウンドトラックをフル・オケーストラで演奏するというイベントに参加した時、感動のあまりに大泣きしたのだという。

 それを聞いた私は、「なんか違う」というような印象を覚えた。

 確かに、自分の大好きな音楽を生で聞けるという経験は、何よりも変えがたい素敵な事なのかもしれない。

 でも、泣くほどの事か?


 また受験やら試験やら大会やらで思い通りの結果を導いた人達が涙する、というのも、ありがちなシチュエーションではあるが私には理解出来ない。

 そういうのを、頑張った経験がないのだから仕方がないのかも知れないが。

 狂喜乱舞するならともかく、涙が出てくるっていうのは本当に理解出来ない。


 そもそも、感動イコール涙という公式が間違っている気がする。

 例えば、涙・汗・流血等はフィクションの世界ではそれを見ている第三者に強い印象を与える為の、いわばアクセサリーとして使用される事が多く存在する。

 しかしそれは、あくまで作り話の世界の出来事だ。

 現実世界では適用しない、過剰反応である。


 そういう風に考えている私は、人の「感涙」を一つのポーズとして受け取ってしまう傾向がある。

 ああ、この人は今、「感動して涙する自分」に酔っているんだな、と。

 故に、自分の知り合いが感涙している場面を見るのは、何とも残念だ。



 もしかしたら、私はつまらない人生を送っているのかもしれない。

 でも私は、感動して涙を流すような人間にはなりたくないな。

 私の理想はもっと超然とした人間だ。

 人によっては、そういう人間像は無味乾燥と捉えるのかもしれないけれど。

 ま、こういうのは人それぞれなんでしょうね。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!