TOHGA嬢の生活



我が家の家電製品事情

2002年07月14日(日)

 一人暮らしを始めて、早や二年と半年。

 アタシは引越しの際、家財道具一式は実家にあった、いわゆる「お古」をかき集めてやって来た。

 ビデオデッキとオーブンレンジは、幼稚園の時から使っていたモノ。
 テレビも中学校時代には存在していたし、冷蔵庫は母の知り合いの人から使わなくなったのを貰ったモノである。
 スチール製の本棚は父の衝動買いの品の一つだったし、今使っている布団一式も、親戚のお婆ちゃんが、もう使わないからと謂ってくれたものだ。
 洗濯機はリサイクルショップで手に入れた。


 そんな感じなので、我が家で新しいモノと言えば、ガスレンジ(使用するガスの種類が合わなかった為、自前のモノが使えなかったから)とテーブルと、PS2くらいだ。


 で、当然の事ながら。

 最近、電化製品達の調子が悪い。

 まずビデオデッキは、必ず誤動作する。再生ボタン以外、何にも押してないのにいきなりテープが巻き戻り始めてブツッと電源が落ちてしまうなんて日常茶飯事。

 テレビは頻繁にノイズが走る。(テレビの側面を数回叩くと直る)

 オーブンレンジは、設定した温度よりマイナス20度低い所までしか温度が上がらなくなっていた事に先日ようやく気が付いた。

 お陰でシフォンケーキが上手く作れなかった理由がやっと分かった。(本の通りに作っているのに、いっつも生焼けだったから変だとは思ってたのだ…)

 そして、一昨日。

 いつも通りに冷蔵庫から牛乳を取り出し、飲み、残りをまた冷蔵庫にしまおうとした時の事である。

“ぺしゃん”、と聞き慣れない音を冷蔵庫が立てた。

 不思議に思ってもう一度、冷蔵庫の扉を開ける。

“ふにゃ”(軽い感触)

 扉を閉める。

“ぺしゃん”(明らかにやる気のない音)

 もう一度、扉を開ける。

“ふにゃ”

 扉を調べる。

“………”

 扉のゴムパッキンが、外れてしまっているのを見つけた。

 慌てて付け直してみるが、ゴムが伸びてしまったのか、上手く収まらない。

 取り敢えず、現在は冷蔵庫の扉を開く度に、ゴムパッキンと中の温度を確かめてる日々を過ごしている。。。 


素晴らしいけれど、協調性を感じられない音楽

2002年07月12日(金)

 70チャンと一緒に、NEC主催の音楽会に行ってきた。

 場所は錦糸町のトリニティ・ホール。

 トリニティ=三位一体
 ………きっと、何か自慢出来るモノがみっつあるのでしょう。

 取り敢えず、ロビーのオブジェが、珍しく好印象だった。

 会場内の建物の造りも面白かったし。
 きっと此処が、その自慢出来るモノのひとつなのでしょう。


 さて、アタシは70チャンから「ジャズピアノを聴きに行かないか」としか聞いていなかったので、オーケストラが勢揃いしていた事に内心驚いておりました。

 二部構成で、前半の一部にはピアノの出番はまったく無し。。。


 実は、アタクシ。

 オーケストラの良さがいまいち分かっていなかったりします。

 アタシの低能なお耳では、オーケストラの様々な楽器の音が聞き取れないんです。

 聞き取れないと云うには御幣があるかな。

 つまり、バイオリンはバイオリン、クラリネットはクラリネットの音、と単体でしか聞こえないの。

 だから、それぞれが好き勝手に別のメロディを奏でてる、協調性の無い音楽に聞こえてしまう。

 これが、コーラスとか、同系列の楽器のみだったら普通に調和を感じられるのだけれどね。

 オーケストラだとその音楽の流れが上手くつかめない。


 まぁ、それはアタシの聞き方が悪いってだけの話。


 一応、音楽(合唱と声楽とピアノ)を習う環境に十年近くいたので、ある程度の演奏の良し悪しは理解出来るつもりでいる。

 だから、今回の演奏が素晴らしかった事だけは自信をもって云える。

 でもちょっとだけ欲を云えるなら、もう少し前の席に座れれば良かったな。
 そうすれば音の振動が肌にあたってビリビリ震えるのが分かるから。

 けれども席は指定制だったし、そもそも70チャンに券をタダで戴いた身分のアタシには、そんな贅沢な事、口が裂けても謂えません(笑)

 二十分の休憩の後、お待ちかねの第二部の始まり。

 最初に、ピアノソロが二曲。

 ピアノ演奏って、指使いの難易度が高くなればなるほど、曲自体の情調を表すのは難しい(様に思う)

 聴き手に、「弾くの難しそうだね、よく弾けるね」って感想を抱かせたら、その演奏はアタシにとっては失敗だ。

 そんなお節介な感想を与える暇も与えず、その曲の素晴らしさ・美しさのみが印象に残ってこその「音楽」である。(と、私的意見を述べてみる)


 アタシには、人様に聴かせる程のピアノの技術はないけれど、何故か拘ってしまうお年頃。。。


 ソロの後は、コンツェルト。

「ジャズとクラッシックのコラボレーション」 と、云うのが今回の宣伝文句らしいので、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」を選曲したセンスには好感を持った。

 現代の、とか 新進気鋭、などと称されるモノを聞くよりは、古典を聴くほうがアタシは好きなのだ。


 アンコールでは、アタシの良く知っている曲が演奏された。

 でも、タイトルを知らない。

 この曲がコンツェルトの形式だったことも初めて知ったくらいだ。

 アンコールの曲が最初からパンフレットに書かれているのは好きじゃないけれど、やっぱり無いと、それはそれで不便だ。

 時間差で字が浮かび上がるインクとかで記されてあれば素敵なのに………。


 演奏会終了後は、70チャンとコーヒー専門のチェーン店に入り、マンゴー味のフローズン系の飲み物を味わいながら、世間話に興じた。

 外は暗かったけど、初めてのオープンカフェスペースでのひと時は、なかなか楽しかった。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!