横に流れる雨粒
新幹線。 どうもこんばんは、xxxです。 気付けば減速するほどのどしゃ降り。
●岡山は青い空
傘なんてと 笑うほどだったのに。 山を幾つ越えて トンネルを幾つ抜けたら 空の色が変わっただろう。
始発の自由席に乗って するべきことは何もなく。 買って来た本を眺めたり 何やら書いたり 鞄に入っていた菓子を開けたり。
深々と頭を下げて 車両から出て行く 車掌をぼんやりと眺めていたら、 いつの間にか雨になった。 電光掲示板のニュースはまだ遠い。
家に帰ったら、 家に帰ったら。 その後のことを考えるのは 駅に着いてからにした。 夏休みは新幹線の中まで。
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天守閣は焼け落ちて
焼けたのを覚えている人がいる。 どうもこんばんは、xxxです。 建て直された城は真白くても。
●雨そぼ降る中。
本日は従姉殿に連れられて 福山市に。 お好み焼きと博物館と 城と櫓と 珈琲とワッフル。
城がある街は 何かいいなと思う。 雨が降る中、傘差して 此処で一緒に話をしていても 明日は随分遠くに帰る。
帰ったら 帰って少ししたら 今度は、 一人で何処かに行こう。 行く道も帰る道も一人で。
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縁側で昼寝した
自宅には縁側がない。 どうもこんばんは、xxxです。 親戚宅2日目。
●草を取って花備え
お墓参り。 泣いた事を思い出した。 もう12年になるんだって。 12年。 それは長いの短いの。
瀬戸内海の島の中、 海を越えてお墓参り。 酷く眺めがいいところだ。 此処なら、と 誰かが呟いた声が聞こえた。
戻ってから縁側で昼寝。 青空ともう閉じた朝顔が見える。 夕方になって、 玄関口に小さな火。 小さくても迷わないように迎える火。
夕食は皆で囲んで。 焼いたお魚、大粒の葡萄。 甘いワインと氷菓子。 蝉の声がした。 夜になったら鈴虫。
夏休みだから、と頷いた。
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