はちみつ旅行。
 あや



 いつでも。

「土曜日会えなかったら

悲しくて死んじゃうから休んでね」



朝から心配してくれていたのも虚しく

昨日から具合が悪かったのが悪化して

帰ってきたら39℃あった。

仕事は絶対に休めない・・・

とにかく薬とユン○ルだ!!

&しょうが湯を飲んで万全の体制で寝た。



心配して電話をくれたRさんに

高熱で何を言ってるのか分からないくらい

グチグチ言ってしまったことに反省。

こんな時でも、可愛いコでいたいのにな。



2007年02月15日(木)



 時のうさぎ。

朝、目が覚めたらとっても快調。

でも念のため病院には行った。

ただの風邪のようでお薬を貰って出勤。

学生だったら休んじゃうのにな・・・。



明日のために、今日も真っ直ぐ帰って寝ようと

駅に向かって歩いていたらRさんから電話が。

今日は売場に来てたけど、まだお仕事なんだと思って

仕方なく帰ってたから嬉しかった。

ただ、帰るっていう電話だったらしいけど

2人とも近くにいることが判明したので

ちょっとお茶をしようということで会った。

Rさんとご飯を食べるの大好き。

なんかほんとに楽しく食べさせてくれる。

でも突然

「1個だけ嫌なところがあるんだよね。

すげー気にくわないの、言っていい?」

と言われた。

かなりビビって聞いたら

敬語が取れないのが気にくわない、と(笑)

もう、可愛いなぁ。

でも敬語のが、初々しくて楽しいんだもん。

もうちょっと使わせてください、先輩。

いつも通りに話をしていたら

あっという間に終電を逃す。

外に出て、どうしようかと立ち話をしている時

交際を申し込まれた。

ちゃんと落ち着いたら、いつでもいいから、と。

Rさんの言葉は嘘がないと思う。

いつもは「営業トークだもんね」なんてからかってるけど

真面目に話してくれる、あやへの想いには

この人間不信のあやでさえ、疑うところがない。

ほんのちょびっとの不安はあるけど。

結局、朝まで2人で過ごして

一度家に帰って寝てから

午後会うことにした。



Rさんといると時間が経つスピードがおかしい。

時間、早められてないかなぁ?



2007年02月16日(金)



 初デートと・・・。

告白された日も、お休みの日だったけど

こうやってお出かけするデートは初めてだー。



午後から水族館に行った。

でもあやが遅れたり

乗った電車が快速で止まらなかったりと

のっけからアクシデント続出で

入館ギリギリの時間になってしまった。

急ぎめで見たけど

マグロに感動するRさんは可愛くて

Rさんとならほんとになんでも楽しい。

雨の中外に出て、海沿いの道を歩いていると

ちょうど雨をしのげそうな場所を発見。



ベンチがあって、だーれも来なくて

目の前に広がる、雨で滲んだ海と夜景。



いかにもあやの好きそうな雰囲気に自ら飲まれてたけど

映画好きロマンティストのRさんもハマってました。

くっついて、雨の音しかしてないところで

ただただ海を眺めて色んな話をした。

Rさんは最初から、今までの彼女の話とかもしてくれるけど

それに嫉妬したりはしないんだよね、なぜか。

そうだったんだーって素直に聞けるところが多くて

一緒にいると不思議な感覚。

これが「受け入れる」ってことなのかなぁ?



あやは昨日の明け方のお返事の

自分の想いを伝えました。

Rさんと離れて家に帰ってからの数時間

自分の気持ちに素直に考えてみた。

多分、好きなんです。

もう、結構前から。

ゆうさんとかぶってたかもしれないけど

そこも否定しないし。

なんでか分からないけど惹かれてた。

話したことがなくったって。

この人と何かある、って思ってたし

なんで、あやを好きになってくれたのかを聞いた時

「感覚」と答えられた時には確信に変わってた。

でも、あやは八方美人で猫っかぶり。

ヒステリックだし、泣き虫。

もし今お付き合いさせてもらっても

いつもみたいに、嫌われるのが怖くて不安になって疑う。

そんな恋愛はもうしたくない。

だから、条件?を出した。

あやはなるべく素のまま側にいさせてもらう。

猫も脱いでね。

それを見た上で、それでも好きと思って貰えるなら

その時は一緒にいる約束をします、と。



Rさんは納得してくれて

そういうのも含めて、お付き合いするってことだし

そういうあやも早く見てみたい、と言ってくれた。

そして、初めてチュウしてくれた。

・・・口に、ね。

頭やらおでこやらほっぺには

いつもものすごくしてくれるけど

どんなに近づいても口には絶対しなかった。

やっぱり、違うよね。

もっといっぱいの愛を感じてしまった。

「さて、次は・・・

いつになったら名前で呼んでくれるの?」と。

・・・いつでしょう(笑)

もう一個嬉しかったのは

お友達の家に遊びに行くのに誘ってくれたこと。

まだ彼女でもないのにいいのかなぁと思いつつ

すっごく嬉しかった。



夜はナンジャタウンにご飯を食べに行って

帰ろうと思ってたのに

離れたくなくて、離れたくなくて

帰れなかった。

あやの具合が悪いから休ませたいという理由で

初めてお泊まりしてしまった。

いいのかな・・・とも思ったけど

Rさんのことは信頼してるし

絶対の自信があった。



ただ、ぎゅうしてもらって眠るだけで

ほんとに幸せオーラがピンクになった。

違う、虹色かな?




2007年02月17日(土)



 濃密な言葉。

あやはお仕事で

Rさんはお休み。

時間はなかったけど朝デニして

バイバイした。

その後もメールくれて嬉しかった。



夜は友達とご飯を食べに行った。

でも、ちょっと考えさせられることがあって

沈みながらお家へ向かっていたら

Rさんから電話があった。

寝る前に声を聞きたかった、と言ってくれた。

こういう意外なところがいっぱいあって

1つずつ知る度に幸せも増えていく。

自分の中で消化出来ないことを話して

聞いて貰ってると、解決してくる。

ほんとに真面目に聞いてくれるところとか

たまらなく大好き。

だんだん悩んでることを忘れて

全然違う話になってくる。

また名前の呼び方を言い出した。

だって呼び捨てなんて出来ないもん・・・

はずかしくて。

○○ちゃん、だと前にいたし。

でも、向こうも同じだった。

前に「あや」っていう人がいたらしい。

仕方ないけど、ちょっと不納得。

時間が経たないと無理だな、こういうのって。

でも

今まで言えなかった、ごめんっていうRさんの声に

嘘はないと思ったし、むしろ愛おしかった。

まだ口では呼べないけど

メールで一度だけ、呼び捨てにしてみた。

は、恥ずかしい・・・。





「会えたら、明日会いたい。」

Rさんの言葉はいつもシンプル。

だけど、素っ気ないんじゃなくて

色んな気持ちが、ぎゅって詰まってるの。



2007年02月18日(日)



 なちゅらりすと。

休憩中に会えた。

ほんの一言、交わしただけなんだけど

そんな一瞬がとっても幸せ。



お仕事を終えて、会った。

お好み焼きを食べながら

会社の話とか色々して貰った。

あんなにビールが大好きだったのに

ちょっと前からウーロンハイを貫いてる。

あやが、お酒を飲む人はあんまり好きじゃないって言ったら

せめて酔っぱらわないように、自制してるらしい。

そんなとこも好きだなぁって思える。

よく行くらしいバーに連れてってもらって

また色んな話をした。

お店の人がかっこよくて見てると

すぐふてくされちゃう。

いつも自然で、感情に素直な人だから

一緒にいると自然とそうなれる。

「いつになったら呼んでくれるのー?

一回だけ、そんなメール来たけどなー」

またしつこく言ってた(笑)



そして終電を逃して

今日もお泊まりしてしまった。

Rさんの呼んでくれる「あや」は心地よくて

とろけそうになる。

同じ名前の人と付き合ったことがあるなんて

忘れよう。

っていうか、そんな気にならない。

だって、今のが大事だもん。

数え切れないくらいの

「大好き」と「可愛い」の繰り返し。

意外とラテン系だったなー。

初めて「愛してる」って言ってくれて

ほんとにほんとにバクバクした。

でも、そう言ってもらえるような女になろうと

努力してたのに、ちょっと拍子抜け。

もちろん、続行だけどね。




2007年02月19日(月)



 味噌煮込みうどん。

朝、バイバイしてそれぞれお仕事へ。

眠くても、同じ眠さを共用してるなら幸せ。



「売場であやが寝てる確率75%」



そんな可愛いメールをくれた。

ちょっとコドモっぽいところもたまらなく好き。



あやがもっともストレスを覚える事件が起きて

Rさんにメールでグチってた。

今度、話聞いて貰えたらなーくらいだったのに

心配して電話をくれた。

きっとまだお仕事中だったと思うのに

話せば長くなるこの話を真剣に聞いてくれて

励ましてくれた。

そういう人間性に惹かれるんだろうな、きっと。



お仕事が終わったら

「伝えたいことがあるからメールちょうだい」

と入っていた。



ほんとは、すぐ分かったの。

何のお話かは。

だって、あやも心配してたんだもん。

なんだろ、直感・・・かな?

内容は当たってて

とっても嬉しいお知らせだった。



Rさんは会社の飲み会だったけど

行く前に

「味噌煮込み食べた?」

って、それだけのために電話をくれた。

日々のやりとりがどれも大切で嬉しくて

ちょっぴりせつない。





2007年02月20日(火)



 再確認。

今日は、昨日の嬉しい報告のお祝い。

自ら「祝杯してよ」って言ってたし。



今日こそは絶対に帰ろうと思って

かなりの決意の元、ご飯を食べてたんだけど。

お店を出て、サザンテラスをふらついて

Rさんの終電を気にしつつ

抱き合いながら話してたら

帰れなくなってしまった。

理由は、終電じゃなくて。

Rさんが一緒にいたいと言ってくれたから。



あやの中では、Rさんは大人。

色んな面でやっぱりそう思える。

でもあんまり口に出しちゃいけなかったのかもしれない。

あやが相談したことで、不安にさせちゃっていた。

でも、自分は年上だからっていうのがあって

うまく口には出せなかったらしい。

あやが彼氏の家に入り浸りだった、というのを聞いて

こっちの方に引っ越そうかなって思ってくれたらしい。

もっと近かったら、もっと一緒にいられるのかなって。

正直、びっくりした。

サーフィン命の人なのに。

そのために海の近くに住んでるのに。

「海の側じゃなくなったら、行けばいいだけのこと。

前みたいに週末に車で行って思いっきり出来れば

毎日じゃなくてもいい。

でも、あやは毎日会いたいの。」

サーファーの人に、ここまで言ってもらえるのって

ものすごく幸せなことだよね?

だって、こんなことあやの頭の中にはなかったもん。

むしろあやの方が考えてたことで

もし、転勤になったらついて行こうと思ってみたり

今のお家はもうすぐ更新だから

Rさんちのすぐ近く、とまではいかなくても

今よりは近くに住んで

お仕事もそっちで見つけようかなぁと思ったり。

付き合ってもないのにそんなこと言えなかったから

今まで黙ってたけど、その話をしたら

すごく喜んでくれた。

毎朝、一緒にお散歩しようね、とか

わんこも一緒にお散歩連れて行こうね、とか。

週末、車で海に行くならあやもついて行って

邪魔はしたくないから浜辺で本読んだり

Rさん見て待ってる。

きっと、そんな時間の大切になるもん。




昨日の嬉しかったお知らせは

転勤の辞令が他の人に出たこと。

もしかしたら、Rさんになる可能性もあったから

結果が出るまで心配だった。

だから、あんなに喜んでホッとしてたのに

今日は転勤になれば良かったと言った。

「あやは遠距離恋愛は出来ないって言ったから

向こうに行ったら終わるわけで、忘れられる。」

もう、嫌になっちゃったのかと思って不安になったら

言葉の意味は違うもので

好き過ぎて辛い、と。

胸が苦しくなるの、と言ってくれた。



そんなに強く想ってくれてたり

不安になる程、好きと想ってくれてるなんて

ちっとも思わなかったよ。

あや、もっと自身を持っていいのかな。

あやももっと、大好きになってもいいのかな。

もう止められないんだけど。




2007年02月21日(水)