地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
| 2011年01月04日(火) |
開けましておめでとうございます |
遅い年始の挨拶ですが、今年もよろしくお願いいたします! 今年はもうちょっとちゃんと生きたいです。人として。
正月明けインテは参加いたします。の-27bです。新刊はコピーで何かは出ていると思われます。
にしても正月は寒かったです。皆様もどうかお体にはお気をつけください。 ではちょっくら原稿してきます。
| 2010年12月29日(水) |
今年もありがとうございました |
こんばんは、色々負け犬な小此木です。 って、年の最後の挨拶がこれではいかんですね!こんばんは、サクラちゃん大好きっこ爺様命な小此木です。……カカナルはどこ行った私。心の中にいます私。
そんな馬鹿な一人漫才はさておき(大変失礼いたしました)、今年も残りわずかとなりました。 今年一年、かまってくださった皆様に大きな感謝を。本当にありがとうございました。 よろしければ、来年もかまっていただけるとうれしいです。
そして旦那にあうソフトを見つけられぬまま今年が過ぎゆこうとしているので、HPの更新はままならず…!来年こそは、来年こそは…!(来年の抱負そのいち)
では皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
気がつけば年末もいいところの小此木です、こんばんは。何をしてたかってツイッターを見ていた方にはばれていますが、旅したり旅したり原稿したりしてました。そんなわけで、一月のインテ何かは出そうです。思いっきり他力本願でwいつも付き合っていただいてありがとうございます!(私信)
そして冬コミですが、ム32b「天然GREEN!」様に再録本を委託していただきます。大感謝なのです!
後は…いい加減HP作成ソフトを買えよと言う…はい… そんなことを思いつつ、一部でサスサクです。だって某さんがかわいい歌ばかり歌うから! 元ネタは有名な歌なのですが、そう言えるのかどうか怪しいので伏せます(涙)小此木はチキンで能なしです…。 つかとんだラブサスサクなので要注意です。
*** ふたりで ***
その日は特別だった。 だから一等かわいい服を着て、髪も念入りにブローして、ちょっとリップもつけてみて、ばっちし!に決めてきたというのに。 本屋を出ると、空からは水滴がこぼれ始めていた。
「雨だな」 容赦ないサスケの一言に、サクラは大きく肩を落とした。 きれいにカールしていたはずの髪も、湿気でだらりと肩に垂れ下がる。 (うう、せっかくのサスケ君とのデートなのに!) 正確にはデートでもなんでもなく、サスケの参考書選びにつきあっているだけだが、サクラにとっては十分だった。 (もう!カカシ先生のバカ!せっかくなら晴れの日にしてよ!) 今日のことをお膳立てしてくれた担当上忍の顔を思い出し、サクラは悪態をついた。八つ当たりなのはわかっているが、それでも誰かに叫ばずにはいられない。 急な雨に、通行人も慌てて走ったり店に逃げ込んだりしている。 本屋に入るまでは晴れ間が見えていた空も今は重い雲に覆われ、雨はしばらく止みそうになかった。 つい、サクラの口からため息がもれる。 (…文句言ってもしょうがないか) そもそもカカシのお膳立てがなければこうやって二人で出かけることもなかったわけで、心の中でサクラはカカシに謝った。しぶしぶ鞄から傘を取り出す。 「雨止みそうにないし、行こっか」 サスケはまだ行きたい場所があると言っていた。サクラが取り出した傘を見て、サスケが目を丸くする。 「傘、持ってきたのか」 驚くサスケに、サクラも驚いた。 「うん」 午後から雨になるかもしれない、と出かけに空を見て思ったので、用意はしてきてある。できればお出かけが終わった後にして欲しかったが、こればかりはどうしようもなかった。 不思議そうにするサクラの前で、サスケの眉間にしわが寄った。急に不機嫌になったサスケに、サクラは戸惑う。 (え、え、私悪いこといったっけ??) 怯えるサクラからサスケが視線をそらした。どうしてよいかわからず、サクラがサスケの顔色をうかがう。 やがて、ぽつりとサスケがつぶやいた。 「…オレは持ってきていない」 「へ」 サスケのつぶやきに、サクラが目を丸くする。忌々しげにサスケが舌打ちした。何度もポケットに手を出し入れしている。 サクラは何とか言葉を見つけだした。 「か、買ってくる?」 ビニール傘なら、そう高いものではない。弾かれたようにサスケがサクラを見た。焦っているサスケに益々サクラは戸惑う。 サスケがぐっと拳を握りしめた。 「金がもったいない」 サスケの主張に、サクラは曖昧にうなづくしかない。ぐ、とサスケが言葉に詰まった。何だか責められているような気がするが、サクラとしてはなぜだかさっぱりわからない。 サスケが意を決したようにサクラをにらみつけた。 「…だから、一緒にいれろ」 顔を赤くしてサスケが言う。サクラが目を見開いた。頬が一気に赤く染まる。 「え、ええーー!?」 「いやなのかっ」 叫び声をあげたサクラに、サスケが声をあらげた。慌ててサクラが首を横にふる。 「そんなことない!絶対ない!」 こんなチャンスを逃がすものかとサクラは必死になって言った。サスケは不機嫌極まりないとばかりに眉間にしわを寄せ、手を乱暴に差し出す。 「なら貸せ。オレの方が背が高い」 ぶっきらぼうな口調だが、顔がまだ赤い。火照る頬をもてあましながらも、サクラが傘を差しだした。 傘越しに心音が伝わって仕舞わないかと思うほど、心臓がバクバクとうるさかった。 「おねがいします」 決して大きくはない折りたたみ傘が、サスケの手に収まった。 一本の傘に二人並んで歩きだす。サスケはサクラと視線を合わせない。 「…離れるなよ。ぬれるからな」 「うん」 答えながら、サクラもサスケを見れなかった。何だかひどく気恥ずかしい。肩が触れ合いそうな程近かった。 (サスケ君と相合い傘!) 心の中でサクラはカカシに感謝した。雨も様様である。 叫びだしたい衝動を、サクラは必死でこらえた。 少し進んだところで、前を向いたままサスケが言う。 「このまま、甘味処に行くぞ」 サスケの言葉に、サクラは驚いてサスケを見た。サクラの疑問を読みとり、サスケが小さく舌打ちする。 「新メニューが気になるんだよ。おごるから、つき合え」 サスケの言葉に、サクラの思考はしばし停止した。耳に入ってきた言葉が信じられず、何度も何度も頭の中で反芻する。 サスケが少しばかり困ったように、ちらりとサクラを見た。いつもより近いサスケの顔に、サクラの胸がどくんとはねる。 「…いやなのかよ」 そのサスケの言葉で、サクラは我に返った。思わず問い返す。 「……いいの?」 さきほどのサスケの言葉は己の願望が生んだ幻聴ではないかとまで疑ってしまったのだ。サスケがぷいっとそっぽを向く。 「いい。礼だ」 ぶっきらぼうな言い方だが、顔が赤かった。サクラの中に、サスケの言葉が喜びとともにしみていく。幻聴ではなかったのだ。 うれしくなって、サクラは笑った。 「ありがとう、サスケ君!」 今日は一緒にでかけて、相合い傘までして、おまけにお茶もおごってもらえるらしい。まさしくデートだ、とサクラは思った。 すぐ横には、不機嫌そうなサスケの顔。でもそれが照れてるだけだということは、赤くなった耳でわかる。 (ああ、もう)
これ以上好きにさせないで!
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なんだ、このツンデレサスケ…!(ギリ)おかしいですよサスケじゃないですよ(誰が書いたか言ってみなさい小此木さん) でもたまにはサクラちゃんにめろってなってしまえ、馬鹿サスケ!という思いを込めてみました。それ以上にサクラちゃん可愛いよサクラちゃん!と呪いのようにつぶやいていましたが。小此木さんはサクラちゃんが大好きです。
ではおやすみなさい〜
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