地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
ええと、モデムの調子が悪いのか、のーとんさんの調子がよくないのか、おーえすをアップデートしたのが合わなかったのか、ネットの調子がよくありません。文字化けが多すぎです、さふぁりよ…。
バカップルです↓
*** かわいいということ ***
ナルトはカカシのことが好きだ。だから、話しかけられればうれしいし、笑いかけられれば、それだけで幸せになれる。でも。 「かわいい」 ニコニコ笑ってカカシが言う。ナルトの顔が真っ赤になった。 「かわいい言うな!」 「えーほんとのことなのに」 ナルトの反論に、カカシが素知らぬ顔で首を傾げる。ナルトはカカシを指さすと、びし!と言った。 「オレはかわいい、じゃなくて、かっこいい、なの!」 かわいい、なんて失礼だってばよ! カカシはナルトを「かわいい」という。ナルトは、それだけは納得がいかなかった。
春の日差しの中、今日も七班は草むしりをしていた。 「サクラちゃーん、なんかいい手ない?」 困り果てて、ナルトはサクラに救いを求めた。サクラが呆れてため息をつく。 「自分で考えなさいよ、そんなこと」 「え〜〜」 素っ気なく拒否され、ナルトは落胆の声をあげた。 「思いつかないから聞いてるんだってばよ」 ナルトは考えることが得意ではない。サクラは頭が痛くなってきて、こめかみを揉んだ。 「あのねぇ、惚気はよそでやってちょうだい」 その隣で、こくこくとサスケが頷く。ナルトが目を丸くした。 「なんで!?のろけてなんかないってば!!」 「やかましい!」 「手を動かせ、どべ!」 腹立たしげにサクラとサスケに怒鳴られ、ナルトが黙る。ふて腐れたまま、ナルトは草むしりを再開した。 (なんで怒られなきゃいけないんだってば) 悪いのは、ナルトに「かわいい」と言うカカシなのに、どうしてナルトが怒られなくてはならないのか。納得がいかない。 ショート寸前になりながらも、ナルトは必死で頭を回転させた。気のせいか、最近カカシの「かわいい」発言が増えているような気がする。恥ずかしいだけではなく、何となくうれしくなるから、あの言葉はやっかいだ。 「う〜〜」 雑草は抜いても抜いてもなくならない。ぶちぶち雑草を抜いていたナルトは、ふとあることを思いついた。 「そうだ!!」 急に良い案をひらめき、ナルトは叫んだ。サクラが驚いて肩を跳ね上げる。 「どうしたの?」 肩を震わせて笑うナルトに、恐る恐るサクラは近づいた。顔をあげ、にまぁとナルトが笑う。 「ししし、いいこと思いついたってば!」 自陣満々なナルトの笑顔に、サクラの顔から表情が消えた。 ナルトの思いつきは、まずうまくいかないと知っている。 「待ってろよ、カカシセンセー!」 力強く太陽に向かって宣言するナルトを無視し、サクラとサスケは任務をこなした。
任務も終わり、ナルトはいつになくご機嫌だった。 「お、どうしたナルト。元気だな」 「オレってばいつだって絶好調!」 いつもなら疲れてヘトヘトになっているのに、今日はやたら元気だ。カカシが微笑む。 「そうか。その調子で頑張れよ」 ぽむぽむ、とカカシがナルトの頭を撫でる。ナルトが心底うれしそうに笑った。 その笑顔を見て、サクラとサスケは視線を反らした。来る、あの笑顔には、絶対に来る。 この後の展開はわかっていたが、今日はナルトの「いいこと思いついた」がある。ちょっぴり気になって、二人は視線を反らしながらも、耳をそばだてた。 ナルトの笑顔に、カカシの頬が緩んだ。 「ナルトはかわいいな」 ほらきた! サクラとサスケが息を呑む。ここからが見せ場だ。 いつもなら、すぐさま怒って怒鳴り返すのに、今日のナルトは違った。一瞬真っ赤になって口ごもったものの、すぐさま無理矢理笑顔を作る。その口が開いた。 「センセーもかわいいってばよ!」 瞬間、その場を沈黙が支配した。ナルト以外の三人が無言で立ちすくむ。 目を丸くするカカシを見て、ナルトはガッツポーズをした。 「……………」 カラスの鳴き声が遠くに聞こえた。 ややあって、カカシが衝撃から立ち直る。 「ええと、ナルト君?」 何が起こったかわからず、カカシは脳裏に少し前のやり取りを思い描いた。確か、うれしそうに笑うナルトがかわいくって、それで思わず 「かわいいって言ったんだっけ」 「そう!それだってば!!」 カカシの呟きに、うれしそうにナルトが答える。ナルトは自信満々で胸を張った。 「センセーがかわいい、って言うたんびに、オレもかわいいって言ってやるってば!!」 ざまーみろ、とばかりに、ナルトが宣言する。 カカシは沈黙し、サクラは突っ込む気にすらなれず、サスケは家路につくことにした。 「んー」 カカシが首を傾げる。サクラは馬鹿馬鹿しくなって、サスケの後を追った。 カカシがしゃがみこんで、ナルトと視線の高さをあわせる。 「かわいい?」 首を傾げて、カカシが問う。まっすぐ見つめられ、ナルトは真っ赤になった。だが、すぐに思い直したように怒鳴る。 「かわいいいってば!!」 「…趣味、疑われるよ、お前」 「その言葉、そのまんま返すってば!」 やけくそ気味にナルトが怒鳴る。カカシは黙って考え込んだ。 (少しは反省しろってば!) カカシにも「かわいい」と言えば、それがどれくらい恥ずかしいことなのか、わかるはずだ。ナルトはそう確信していた。 にっこり、とカカシが微笑んだ。 「かわいい、ナルト」 心臓直撃の優しい笑顔に、ナルトの心臓が止まりかける。真っ赤になりながらも、ナルトは何とか答えた。 「センセーも、か、かわいいってばよ」 胸がうるさくて、破裂しそうだ。うう、とナルトが唸る。 (いい案、だけど) ナルトのその考えは、間違ってはいないはずだ。間違ってはいないはずだが。 (はずかしいってばよ!!) カカシは、特に気にした風もなくニコニコ笑っている。対して、ナルトは度重なるカカシの「かわいい」攻撃に、沈没寸前だ。 「かわいーね、ナルト」 にーっこり。カカシの笑顔が輝きを増した。ナルトがよろめく。 「ぐ…!」 ここで負けてなるものか、とナルトは踏ん張った。足に力を入れ、カカシを正面から見つめ返す。 「センセーもかわいいってばよ」 見えない火花が(一方的に)散った。 思案するように、カカシが指先で己の顎を叩く。 「ナルトは、オレのこと嫌い?」 「なんでだってばよ!!」 カカシの問いに、ナルトが目を丸くする。 「そんなことないってば!オレってば、センセーのこと、す、す、」 慌ててそこまで言って、ナルトは口ごもった。好き、という言葉が胸いっぱいに広がって、苦しくなる。 「ナルト?」 カカシが言葉の先を促す。真っ赤になった指先を、ナルトは握りしめた。いっぱい、いっぱいの好きが体中に溢れて言葉にならない。 「好き、だってばよ…」 その中から、何とか、それだけの言葉をナルトは紡いだ。言ってしまえば、体から一気に力が抜ける。 カカシが、顔を顰めた。 「参ったな」 その目尻がうっすらと染まっていて、ナルトは目を丸くした。カカシの瞳が、ゆっくりと細まる。 「うれしい」 嬉しすぎて困った、とカカシが笑う。ナルトの胸が、一気に熱くなった。 (あうううう) 心からのカカシの笑顔に、心臓が再び止まりかける。愛おしさで胸が苦しくなった。 (あ………) 服の上から胸を押さえ、ナルトは己の胸をよぎった感情に驚いた。不思議そうに、カカシが首を傾げる。 「ナルト?」 どうかした、と問われ、ナルトは力一杯首を横に振った。ぎゅ、と唇を噛む。 こんなこと、恥ずかしくて言えやしない。 ちらりとカカシを見れば、やはり先ほどの感情が胸をよぎって、慌てて目を反らす。飛び出しそうな心臓を抱え、ナルトはしかめっ面で宙を睨んだ。
笑うカカシがうれしくて、その笑顔が、存在が愛おしくて。本当に、ごく自然にそう思った。 カカシは「かわいい」などという顔ではないと思うのに。 (そっか、かわいいって) つまりは、好き、ということなのだ。
そして、「かわいい」の連発に慣れたバカップルが一組。
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最近、うちのナルトが行為の最中に(笑)「かわいい」言われても怒らなくなったので、なんでだろうと思ったら浮かんだ馬鹿話です。なんでこんなに長くなってるんですか、私。おかしい、さっくり終わるはずだったのに…(汗)
寝ます。おやすみなさいませ。読んでいない本が溜まりに溜まっていますよ…。
素敵話を読み、ウハウハしたのと同時に己の語彙の乏しさに激しく泣いています。いつの間にこんなに語彙がなくなったよ私!!脳みそきっとツルツルになったんです。そうに違いない。合同誌の話、同じ表現ばっかですが許してやってください…(涙) 小此木の話はへなちょいですが、間違いなく総桃色ですから!!もう、うちのはそれしか取り柄がないくさいです。うふふふー。………頑張ろう、私。うん。
スパコミの新刊入稿してきました〜。小此木はまたもやギリでした…2回目まで書くはずが1回目でタイムアウトです。でも本は無事でますので!他の方々が素晴らしくて良かったとしみじみ思ってます(他力本願) でも今回の一番の反省点は、ナルトの視点がナルコの視点と混ざったことです…だめだ、同ネタで同じ時期にかいちゃ!(がく)修行が足りないな、という感じです。足りないならしましょうね、小此木さん(自分突っ込み)
さて、やるべきことはまだ残っているので、頭切り替えてそちらをします。何しろ出張→修羅場直行だったので…。
しかしバカップルネタが溜まる一方なのが(汗)とほほ。 ひとまず本日はこれにてどろん。おやすみなさいませ。
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