地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
ゲームを始める前に来てみました。だって殴り書きしたかったのですよ… 明日はかわいいあの子のためにフリルを買いに行ってきます。べいびぴんくなんかも良いと思うのですが(私信)
最初の頃を一生懸命思い出してみる↓
*** 内緒 ***
私はあなたに出会って少しは強くなれたでしょうか。
小さな存在を想うと、空っぽの胸が少し暖かく思えた。その灯は小さくて、風が吹く度に消えてしまっていたけれど。 (いつの間にこんなにたくましくなったのかねぇ) 腹の上に寝転ぶ重さに笑みが漏れる。小さかった灯は大きくなって、確な重みでもって自分の上にある。今や台風でもびくともしない。 (あんなに小さかったのになぁ) 『守るべき存在』は『守ってくれる存在』にもなってしまって、最近では表面ばかり大人の自分は助けられるばかりである。 (てことはやっぱりオレは弱くなったのかねぇ) だが、それは困る。何よりも『強さ』を求めるこのこの側にいるためには、やはりそれ相応の『強さ』が必要なわけで。第一『守られるだけ』の存在になるなど、なけなしのプライドが許さなかった。 ならば血反吐吐いてでも『強く』あるしかない。努力は得意ではないが、この子の隣に居るためならば仕方ない。幸いにして、どんな状況下でもこの灯りは消えそうにないので迷うことはないだろう。 「センセーどうしたってば?」 思考に耽っていたカカシに、ナルトが首を傾げる。カカシがにっこりと笑うと、脅えたようにナルトが後ずさった。 「…失礼な奴だね」 「だってその笑い方、何か企んでるってば」 カカシの腹の上でナルトが距離を取る。 「なーると」 妙に間延びした声で呼ばれ、危険を察知したのかナルトの体に力が入る。しかし逃げ出す前にカカシはナルトを腕の中に捕えていた。カカシが難なく小さな体を引き上げる。 「ナルトの場所はここでしょ」 ぱふ、と軽い音をたててナルトの髪がカカシの頬に落ちた。カカシの吐息が耳にかかり、ナルトが真っ赤になる。 「やっぱたくらんでたーっっ」 「あーナルトの心臓破裂しそうになってるねぇ」 あははははとカカシが笑った。鼓動が肌を通して胸に直接響く。 「ドキドキしてるよ」 どこかうっとりと呟いたカカシに、ナルトは諦めたように体の力を抜いた。ほてった頬をカカシの顔に押し付け溜め息をつく。 「せんせーも少しはドキドキしろってば!」 触れ合った体から伝わるのは己の心音ばかりで、ナルトは頬を膨らませた。ナルトの頬を指先で撫でながらカカシが小さく笑う。 「この程度じゃ無理」 「むーーっ」 からかうような口調にナルトの眉間の皺が深くなる。数秒考えた後、ナルトは意を決したように体を起こした。 カカシの頬を両手で伸ばし、顔を下ろす。ちゅ、という小さな音をたてて、唇が触れ合った。 「……どきどきしないってば」 変わらないカカシの心拍数に、ナルトが唇を尖らせて抗議する。カカシは笑いながら不機嫌を主張する唇を撫でた。 「甘い」 余裕借酌の態度に、ナルトの頬が限界まで膨らむ。 「せんせーオレとちゅーするのうれしくないのかよ!?」 「ナルトはオレとのキスうれしいんだ」 「……っっ」 膨らんだ頬もそのままにナルトが真っ赤になる。 「……そうだよ!」 ナルトは怒鳴ると、カカシの唇に噛みついた。キスと言うにはいささか乱暴な行為に、カカシが苦笑する。 「最近積極的だよね」 「オレってば遠慮するのやめたの!」 ぷん、とナルトがそっぽを向く。どうやらご機嫌を損ねてしまったらしい。 そんな様子もかわいいなぁ、と思ってしまうあたり、カカシも腐っている自覚はある。 「じゃぁオレも遠慮しないで良い?」 ほんの少し、いつもより低い声にナルトが肩を跳ね上げた。思わずカカシを見てしまい、その視線の柔らかさに心臓が更に鼓動を早める。 「ナルトとエッチなことしたら、ドキドキするかも」 くく、とカカシが喉奥で笑った。心底楽しそうなその笑みにナルトが眉をひそめる。それでも青い瞳が楽しそうに煌めいたのをカカシは見逃さなかった。 ナルトが再びカカシに顔を寄せる。 「ウソじゃないってば?」 「さー、その辺はナルト次第かな」 ふざけた物言いに、ナルトがふてくされる。だが、その表情はやはりどこか楽しげだ。 カカシが微笑む。 「見栄っ張りでごめーんね」 そしてリードを取り返すべく、己からナルトを引き寄せた。
空っぽの強さではなく確かな強さでもって貴方とともにありたいのです。
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久々にカカシを書くぞーと意気込んだ割にはてんてんてんな話ですな!見栄っ張りなカカシは結構好みな模様です。楽しかったです(笑) 最近ハニーがあまりにもたくましくなって旦那押されっぱなしだったので、押して貰ったのですがやはり負けてるくさく。 なんかこうしてみるとうちのカカシって前向きなのですかね。まぁ後ろ向こうものならナルトに蹴り入れられて首根っこ捕まれて連れて行かれるでしょうが。ああ、ってことはやはりハニーが漢前なのですか…。おかしいです……最初の頃はそれなりに初々しかった(はずな)のですが。やはり付き合う人間が悪かったのですね。カカシ相手じゃたくましくもなるでしょう、うん。
〆切が近づいてきた今日この頃某ゲームを買ってしまいました…しかもゲーム始める前にキャラ作りで止まっている辺りどうなのよといった所ですが。目標は入り婿鮫ちゃん付きバージョンです(熱く)
ゲームの準備中ふと秋の野望をずらりと並べてみたら目眩がしそうになった今日この頃でした。ゲームしてる場合じゃないですよ、小此木さん!!
唐突ですが
カカシに幸せになって貰おうか話その二↓
*** 目覚まし ***
カカシの目覚ましは、去年の誕生日に生徒達にもらった特製のものだ。 声を録音して再生する仕組みのそれは、まめな生徒達によってしょっちゅう内容が変わっている。三日間連続で三時間遅刻した日には無言の責め(溜息付き)が待っているので、三時間以上の遅刻は週に二回以内とカカシは決めていた。 大いなる進歩である。 「……………」 そろそろ鳴るかな、と夢の中でカカシは考えた。昨夜ナルトが何か弄っていたから、今日は内容が変わっているはずだ。 (さて、どうくるか) ここまで起きているのなら素直に起きろと生徒達はいうが、このだらだらが良いのだ。 じり、と時計が動いた。 『起きろってば!!』 第一声はいつものごとく怒鳴り声だった。大音量の怒声が部屋中に響く。 (…また改良したな、サクラ) 以前よりも更に大きくなった音に、カカシは布団を頭から被った。ご近所から苦情が来たらどうするんだ、と思うが幸い周囲にご近所はなく、あるとしたら同居人からの苦情のみなので問題はない。 いつもなら連続で来る怒声が今日は途切れた。 「……?」 思わずカカシは顔を上げた。だがまだ録音は続いているらしく、小さな雑音が聞こえる。 『えと、その、もう朝だってばよ』 ううと躊躇する声が聞こえた後、息を吸い込む音が聞こえた。 1、2、3、はい。 『……起きたらちゅーしてあげるってば』 恥ずかしそうにナルトが呟く。ぷつりと音がして、目覚ましが今日の役目を終えた。
「うわっ!」 突然後ろから抱きしめられ、ナルトは悲鳴を上げた。ナルトを抱き上げ、カカシがにっこりと笑う。 「おはよう」 「……お、おはようってば……」 赤くなってナルトが目を反らす。その後を追うようにカカシは顔を寄せた。 「どうした?顔が赤いぞ」 「ど、どうもしないってば!」 「ふーん、本当に?」 「本当だってば!」 ほっぺたをくっつけた状態で、押し問答を繰り返す。しばしの沈黙の後、ナルトは恐る恐るカカシを見た。ひどく穏やかな視線に会い、思わず息を呑む。 「ナルトが起こしてくれたからちゃんと起きれたよ」 とろけそうな優しい声で言われ、ナルトの体から力が抜けた。小さな手を伸ばしカカシの頭を引き寄せる。 「ならちゅーしたげる」 赤く染まった目元に震えながら睫が影を落とした。恥ずかしそうに目を閉じて、ナルトがカカシに口付ける。 触れただけで唇を離し、ナルトはそっとカカシの様子をうかがった。カカシはうれしそうに微笑んでいる。 「これなら毎日ちゃんと起きるんだけどなぁ」 カカシの笑顔攻撃に、ナルトは真っ赤になって歯を食いしばって耐えた。ここでカカシのお願いを聞くわけにはいかない。毎日朝からこんな顔を見せられたら、心臓が持たないではないか。 「無理だってばよ…」 思わず呟き、ナルトはカカシの肩に額を預けた。カカシの匂いが肺を満たしてひどく落ち着く。 やがて聞こえだした寝息にカカシは苦笑した。 「お前が寝てどうするの」 これではせっかくの目覚ましの意味がない。だが、まぁ。朝食を作る間ぐらいは問題ないだろう。 「オレからのおはようのキスはその時にな」 ちゅ、とその頬に口付けて、カカシは朝食の準備をすべく台所に向かった。
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本当はあの話、こういうオチになるはずでした(笑)おかしいですねー。何にせよちゅー話が好きなのです。
ではおやすみなさい〜
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