地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
なんでお外がこんなにも暗いのでしょうか…?
崖の下に落っことしている間に大分欠けたらしく、内容が薄いですいつかの続き↓
*** 進化する雛 後編 ***
夕日紅ははたけカカシという同僚を馬鹿だと思っている。馬鹿にも色々あるが、取りあえずは筋金入りの馬鹿だろう。 馬鹿に何を言っても無駄だ。 「ラーメンに餃子」 「あいよ」 コンマ一秒ほどでその結論に辿り着くと、紅はイルカの隣に腰を下ろした。猛然とラーメンを食べ始めたナルトを見て溜息をつく。 「甘やかしちゃったのね。一度ついた癖を抜くのは大変よ?」 「いいんじゃないです?ナルトの人生ですし」 「それもそうね」 朗らかに話す女二人の会話に、イルカは突っ込みたくなるのをぐっと堪えた。ナルトの人生はイルカにとって大事な問題だ。だがこの二人の会話に口を挟むのも大問題だ。サスケは口を挟むことをすでに諦めている。 「ごちそうさまっ!」 そんな元担任の葛藤を余所に、元気良くナルトがラーメンを食べ終わる。どん、と丼ををカウンターにおいて、ナルトはカカシを見上げた。 「もういいの?」 「うん」 カカシの問いにこくんとナルトが頷く。カカシは満足そうに目を細めると左手を差し出した。 「じゃ、かえろっか」 差し出された手に一瞬ナルトが目を丸くする。それからチラリと紅を見ると、紅は笑いながら手を振った。優しい笑みに、ナルトが肩の力を抜く。 とすん、とカカシの手にナルトの手が重ねられた。 「じゃーね、イルカ先生、サクラちゃん、紅先生。ついでにサスケも!」 「たまにはアカデミーにも顔出せよ」 「うん、バイバイ」 「ふん」 「またな、うずまき」 別れの挨拶を交わして店を後にする。しばらく歩いた後、不意にカカシが立ち止まった。 「どうしたってば」 キョトンとしてナルトがカカシを見上げる。カカシがにっこりと笑った。 「ナルト、キスして良い?」 「はぁ!?」 突然のお願いにナルトが素っ頓狂な声を上げる。慌てて周囲を見渡せば、幸いと言うか何というか人の姿はなかった。カカシがしゃがみ込み、口布に手をかける。ナルトは慌ててカカシの口元を手で押さえた。 「だめ!」 「えーなんでー?」 「え、だ、だって……」 真っ赤になってナルトが口ごもる。カカシの口を押さえた掌に吐息が触れてくすぐったかった。 「なんで?ナルト」 楽しそうにカカシが問う。カカシが言葉を発するたびに掌に唇の動きが伝わってきて、ナルトは益々赤くなった。観念したのか、大きな瞳がカカシを睨む。 「…オレ、今味噌味だってば…」 拗ねたように告げられた理由に、カカシは目を丸くした。次の瞬間肩を震わせて笑い出したカカシに、ナルトが怒鳴る。 「なんで笑うってばよ!」 「なんでそう色気ないかな、お前」 そう言いながらも、おかしそうにカカシは肩を震わせた。むきーと手を挙げて怒るナルトの肩を素早く掴む。 とん、と唇と唇がぶつかった。 ナルトが固まる。 「んー本当に味噌味だねぇ」 ペロリ、と己の唇を舐めてカカシが呟いた。その声でナルトの金縛りが溶ける。 「せんせーっっ!!」 「はは、まぁデザートってことで」 「このエロ上忍!!」 怒ってナルトがカカシの背中を叩くが、効果があるはずもない。妙に上機嫌なカカシに、とうとうナルトは諦めた。大きく溜息をつき、ポケットの中に突っ込まれていたカカシの手を掴む。 「しょーがないってばよ…」 項垂れていたナルトは、カカシの変化に気付かなかった。カカシが手をポケットから出し、ナルトの手を握り直す。 「ところでさ、ナルト」 「ん?」 「オレは何味だった?」 カカシの問いに、ナルトがギョッとした。またもや真っ赤になってカカシに怒鳴りつける。 「せんせーーーーーっっ」 「あははははは」 周囲の人間が何事かと振り返るが、全く気にしない。逆にぎゅうと捕まれた手に、カカシはうれしくなった。
例えば こうやって、当たり前のように二人してじゃれ合えることが
「ほんとーにうれしんだよね…」 二人とも里の者にとって異質な存在であった。特に、ナルトは理由が理由だけに人前で一緒にいてはいけないと思っていたらしく。 「どしたん?センセー」 「んー?どうもしないよ」 笑顔で話しながら家まで歩く。わずらわしかった町中も、煩わしい里人の視線も、今は何とか我慢できた。ナルトがこうやって、手をつないでいてくれるからだ。 素直に、その事実がうれしい。 「ナルト、歯磨きするまで待つから今日エッチしていい?」 いつもと変わらぬ口調でカカシが問う。相変わらず唐突な問いに、ナルトは目を丸くした。 「なんでそそうゆうこと聞くってばよ……」 赤くなって目を反らしたナルトに、カカシが朗らかに笑う。ナルトは繋いだ手に力を込めると、視線をあわせず答えた。 「せんせーも、歯磨きしたらいいってば」 味噌味のちゅーはやだってばよ。 小さなナルトの呟きに、カカシがうれしそうに笑った。 「ナルトのすけべー」 「んな……!」 ふざけたカカシの物言いに、ナルトが眉をつり上げる。 里人の視線は相変わらず煩わしいし、嫌な出来事は後を絶たないけれど。カカシを信頼して、手をつないでくれる存在がある限り大丈夫だと思った。 「がんばるからさ、ずっとオレのことつないでいてよ」
君が手を伸ばしてくれただけで、泣きたいくらいうれしかったのだから
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自分的突っ込み。なんじゃいこりゃ。 ……えー、崖の下は川だったらしく当初の予定物は流されていった模様です……当初の予定物は9/16の殴り書きにて。 なんというかバカップル度が進行したという話です。そこだけ当初の目論見通りに(泣笑)
とりあえずカカシ御誕生日おめでとう!
寝てました………
土日でカカシ御誕生日おめでとう前祝いをやっておりました。三人で食い倒しましたとも!!それはもう食べました。ケーキに蝋燭立てて祝っていたら最後倒れたとかついにマウンテン制覇に成功とか色々あるのですが、本日はいったんおやすみなさいです。楽しかったですよ〜鮫ちゃんとか鮫ちゃんとか鮫ちゃんとか何よりも爺様描いて貰ったのです!!うほほほほほ(すでにカカシの誕生日祝いになっていない)
明日こそは崖の下に落としてしまった先日の時期が時期だしカカシにいい目見せてあげましょう話(長い)の続きを拾いに行ってきます……申し訳ありません、今日はもう眠らせてください……眠………
旦那の御誕生日がもうすぐですねぇ。ってことは地徊も二周年目過ぎたってことですね。いつの間に…。去年の日記読み返したらやはり去年も忘れていたらしく、「過ぎてる」とか書いてありました。馬鹿です、この人。
では遅ればせながら。
こんなつたないサイトに来てくださる皆様、本当にありがとうございます。へこたれてはいつ止めよう、止めようと思いつつ、ここまで続いてきたのは皆様のおかげです。本当に感謝しております。いつも情けないばかりのどうしようもない管理人ですが、今しばらくは理想の馬鹿夫婦を目指して突き進む所存ですので、よろしければお暇なときにでもお付き合い下さると幸いです(ペコリ)
特にどうってことないことですけどやはりうれしいですねぇ。
時期が時期なので旦那に幸せになってもらおうかと↓
*** 進化する雛 ***
例えば 街の入り口で放されていた手が、今日は一楽まで繋がっていたりとか
(オレって小市民だったのね) 一楽におけるナルトの指定席は、一番端。いつでも空いている、そこは本当にナルトの指定席だった。 「おっちゃん、味噌ラーメン大盛り!」 「はいよ」 そしてその隣、端から二番目の席はいつの間にやらカカシの指定席となっていた。捕捉するならばそこは某アカデミー教師の指定席でもあるわけだが、大人げのない上忍によってここしばらくはその任を果たせていない。 「情けないわね」 「全く」 カカシの隣二つを陣取って、教え子二人は担任を見捨てた。朗らかにカカシが笑う。 「うらやましいでしょ〜」 「別に」 綺麗に声がはもる。その向こうでは一歩遅れてきたイルカが寂しげに水をすすっていた。うらやましいらしい。 「センセー、チャーハン食べたいってば!」 「はいはい」 ナルトの言葉に何も言わないでも取り皿が四つ、カウンターに並べられる。カカシは頭二つ向こうのイルカにも声をかけた。 「イルカ先生もチャーハン食べます?」 「要りません」 一瞬強ばりかけた顔に何とか笑みを浮かべてイルカが答える。 ラーメンに、チャーハン半分。お子様達はそれでちょうどお腹一杯になるのだ。 (うーん幸せってやつ?) のほほん、とカカシは思った。子供に囲まれてラーメンすすって、それで穏やかな気持ちになる日が来るとは夢にも思わなかったのだが。 一楽のラーメンは今日もうまい。 「センセー、あーん」 「あーん」 ナルトが掬ったチャーハンをカカシが大口あけて食べる。いつもの光景にもはやびくともしなくなった子供達の向こうで、少々適応性にかける大人が目を反らした。 そんな中、目を反らし損なった大人が一人凍り付く。 「………何やってるの」 八班担任、夕日紅は呆然と呟いた。
****** 続く
すみません、続きます。よくありすぎる話なので、オチは読めると思いますが(だめじゃん)。つーかその昔に自分でも書いたような気がしなくもないのですが没にしてしまったような気もするのでそんな過去のことは水に流してということで。
ではおやすみなさい〜。仕事中あまりにも眠いので睡眠強化中なのです。
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