地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
私信だったのでなんとなく削除。いくらなんでも他の人が読んでもわけわかんないだろうと反省。境界が難しいです。 でもミニマムは禁句だとわかりました。旦那の呪いにかかります。
不意打ちでメッセネタ追加です(笑)
*** ぶらっしんぐ ***
本当にこれほどきれいな生き物もないと思うのだ。 ゆらゆら揺れる銀の尻尾をナルトはじっと見つめる。 「………なんなの」 さすがに我慢できなくなったのか、カカシが振りかえる。人型の時より表情がわかりにくいものの、困惑していることは一目瞭然だった。 「えへへへへ〜」 にぃ、と大きく口元を歪めてナルトが笑う。非常にご機嫌なその様子に、カカシは嫌な予感を覚えた。 「あのさ、あのさ」 はし!と尻尾が捕まる。思わずカカシは逃げそうになった。ナルトの手には大きめの櫛が握られている。 「毛繕い、したげるってば」 にこぉ。うれしそうに笑われ、カカシは深い深い溜息をついた。
毛繕いは嫌いではない。むしろ好きだ。好きなのだが。 「どなどなどーなぁ」 今少し、選曲がどうにかならないものだろうか。それでも自分以外ナルトに歌って聞かせた相手はいないのだから、選曲のセンスも微妙にずれている音程も全てカカシの所為なのだろう。 ………そう思うことにする。 「うふふ」 にまぁ、とうれしそうにナルトが笑った。笑うというよりにやけたという表情に、カカシが溜息をつく。 「きれいだってば」 うっとりとナルトが呟いた。鼻歌を歌いながらナルトは自分よりも大きい獣の体に櫛を入れていく。 柔らかな手の感覚と楽しそうな声がカカシの緊張を解いていった。ナルトに全てを任せ力を抜く。 ぽてんと前足の上に顎をおけば、視界に空が映った。夏が近い所為か空の青が深い。 (ああ……) ナルトの目の色だ、と思う。きれいだった。 (良い天気だ……) 心地よい手に体を預けて目を閉じる。瞼の隅に金の光と青い空が映った。 それを見届けて、カカシは今度こそ瞳を閉じた。
「カカシ…?」 ピクリとも動かなくなったカカシにナルトが首を傾げる。体を伸ばしてその顔を覗き込めば、気持ちよさそうにカカシは眠っていた。 「もう」 力の抜けた体を撫でてやりながら、ナルトが頬を膨らませる。大きな首に腕を回して頭を押しつければ、規則正しい鼓動が響いた。 「オレまで眠くなるってば」 勝手にひとの所為にしておいて、ナルトは大きく欠伸をする。まだ毛繕いは残っているが、残りは後だ。 「おやすみなさい、ってば」 ころん、とカカシにもたれ掛かり目を閉じる。夏が近くなって一緒にくっついて眠るのは暑かったりするのだけど、そこはそれである。 ナルトの眠る場所はいつだってカカシなのだから。
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楽しいです(笑)
昨夜(というか今朝)は一晩中語り明かしてかなり楽しかったです。しかも今日全然疲れてないのですが…愛の力でしょうか(笑)夜通しカカナル対談…楽しかった……ちょっくら自分事では反省点も多かったですが。あの辺は直さないと〜(汗) でも鬼のように楽しかったです。
買い物行ったら雨が振ってきたので↓
*** 雨降りには傘持って ***
とん、と何かが雨樋を叩く音がした。すぐにそれは重音に変わる。 (うわ) 窓から外を眺め、ナルトは目を丸くした。地面はすでに黒く変色し、道ばたに水たまりが出来ている。 (センセー平気かな) カカシは今日帰還する予定だ。 窓枠に頭をもたれ掛からせ、ナルトは考える。カカシが出ていったのは昨日だから、今日の天気も予測して行っただろう。 (でもセンセー傘持っていってないってば) 上忍なんだからその辺りのことは対処済みなのだろうが、やはり気になった。濡れて帰ってきて風邪でも引いたら大変だ。 (どーしよ……) カカシが共に任務につく人たちは、何故かナルトを敵視しない。だから街に入る前に見つければきっとナルトが迎えに行っても問題ないだろう。 (どーしよ) 雨は規則正しいリズムで世界を叩いている。視界がくすぶるほどではないが、こんな中傘もささずに歩けばずぶぬれになるのは間違いなかった。 カカシの傘は玄関にある。大きな傘は真っ青でカカシにしては珍しい選色だった。 「ーーーの色だったからね」 カカシの言葉を思い出し、思わずナルトは立ち上がった。急いで風呂場に行くとタオルを手に取り、それをビニール袋に突っ込む。 (センセーどっから帰ってくるんだろう) まずは役所にいってそれを確かめねばなるまい。傘を掴むとナルトは玄関から駆けだした。
「ありゃ」 近づいてくる気配に、思わずカカシは目を丸くした。雨が降っているというのに、あの子は何をしているのか。 「報告書は出しておいてやるよ」 同じくその気配に気付いた同僚がクスクス笑う。悪い、とカカシが手を挙げればすぐさまその気配は消え去った。 (さーて、また何しに来てるのかね) 走る速度を下げ地面に降りる。子供の移動速度にあわせてやれば、予想通り子供はカカシの腕の中に飛びこんできた。大きな青い目が益々大きくなる。 「せ、せんせぇ!?」 「なーにやってんの、お前は」 見れば走ってきたせいかナルトの足は泥でぐしゃぐしゃだ。ナルトが顔を真っ赤にして俯いた。 「い、いいじゃん!それよりセンセーこれ!」 怒ったように叫んでナルトが手にした傘を差し出す。目に鮮やかな青い傘はカカシのモノだ。 今度はカカシが目を丸くする番だった。 「……もしかしてわざわざ傘持ってきてくれたの?」 「もしかしてじゃなくてそうだってば!それからこれ!拭いて!」 ぐい、とナルトがビニール袋を押しつける。袋の中には乾いたタオルが入っていた。カカシが頬をかく。 「……いやはや」 柄にもなく感動してしまった。にぃ、と満足そうにナルトが笑う。 「帰ろ、センセー」 ふと、カカシは今ナルトの手に何もないうことに気が付いた。カカシとナルトは身長差があるから相合い傘と言うわけにはいかない。 「お前、自分の傘は?」 カカシの問いにナルトが沈黙する。言葉を失うナルトにカカシは小さく吹き出した。 「取りあえずあそこ借りるか」 カカシが今は閉められた店の軒先を指差す。ナルトもしぶしぶ頷いた。
二人して軒先から空を見上げる。雨は止む気配を見せない。 「やまないってば」 借りてきた猫のようにそわそわとナルトが足を揺らす。店先には長椅子が放置されていたから疲れるということはない。ただ落ち着かないのだ。となりにカカシが居なければ、今すぐ飛び出していただろう。 「ナルト、足拭きな」 ナルトが持ってきたタオルをカカシが投げる。それを受け取り、ナルトは首を傾げながらも指示に従った。 「うへー、泥だらけだってば」 すっかり冷めてしまった指先をナルトが乱暴に拭う。ナルトが脱いだ靴をカカシはタオルの入っていたビニール袋に入れた。 「本当はオレが拭いてやりたいんだけどね。襲っちゃいそうで」 「………ぜってぇのーさんきゅー」 カカシの呟きにあからさまにナルトが顔を顰める。残念、とカカシは笑った。 「はい、これ持って」 ナルトからタオルを受け取り、代わりにカカシが開いた傘を差し出す。素直にそれを受け取りながらナルトは首を傾げた。 「どうするってば?」 「しっかり持ってろよ」 言うが早いか、カカシがナルトを抱き上げる。バランスを崩しそうになってナルトは慌ててカカシの首にしがみついた。 「わ、わわ!センセーなにすんだってば!!」 靴とタオルの入った袋を下げ、片手でナルトを抱き上げてカカシは笑った。 「家に帰るに決まってるでしょ。オレは任務帰りで疲れてるんだよ」 からかうように至近距離でカカシが笑う。にっこりと、それはうれしそうに隻眼が糸になった。 うう、とナルトが口ごもる。これは本当のカカシの笑顔だ。 「……でもさ、オレってばはずかしーってばよ」 赤ちゃんのような状態に、小さくナルトが不平を漏らした。カカシが笑う。 「自分の傘忘れたお前が悪いんでしょ。文句言わないの」 カカシが濡れないようにしっかりと傘を掴んでナルトが頬を膨らませる。カカシがあんな理由でこの傘を選んだのでなければ忘れずに持ってきた、と言い訳がましく思った。 ーーーーーナルトの目の色だったからね ナルトが呼んで欲しいと思うときにカカシは名を呼ぶ。やはりそれがずるいとナルトは思うのだ。 「迎えに来てくれてありがとな、ナルト」 ほら、こんな風に。極上の笑顔と優しい声で。 だからついつい自分の傘も忘れて迎えに来る羽目になるのだ。
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こう、大人でかっこいいカカシを目指したのですが元がうちのじゃ無理でした…。某様のように大人なカカシが目標だったのに…!!
頭の中を昨夜の萌えネタがぐるぐるしてます。はわわわわ。どうしましょう…楽しいです(笑) でも葉っぱは止めましょうよ…>私信
久方ぶりにエンピツ握ったらただでさえ汚い字がさらに汚くなっており、こりゃいかん!と慌ててパソコンで打とうとしたらプリンターが絶不調で立ち上がりもしませんでした……こうなったらにっぺんのみこちゃんを呼ばないとダメでしょうか(泣)
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