地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2003年06月09日(月) おめでとう

シカマルおめでとう!サクラちゃんおめでとう!サスケおめでとう!!サスサク行けってかい、まさし!!…がんばれ、旦那…泣くな……

自分を慰めるためにもささやかな主張。台詞ちゃんと覚えてません↓


*** ただいま ***

「お前も人の子だったんだね」
ツナデの言葉に反論する気力もなく、カカシは入り口を見つめた。扉の向こうから愛しい気配が遠ざかっていく。
「そんなことより我が弟子を!!」
ガイが何やら騒いでいるがそれすら気にならない。呆然と扉を見つめるカカシに、ツナデは溜息をついた。
「ま、いい傾向だね」
にやりと笑って乱暴に頭を撫でる。何やらうれしそうなツナデを、憮然としてカカシは見つめた。
「でもね、いくら恋人取られて拗ねてたからって二度とこんな真似するんじゃないよ。あんまり心配かけるもんじゃない」
最後に釘をさされ、カカシは頭を掻いた。窓の外に視線を向ければ木の陰に金色のチャクラが見える。
「…こうでもしなけりゃ追いかけて行ってましたよ」
信じて待つと、そう約束したのに。近づいてくる穏やかなチャクラに、溜息が漏れる。
「……あーあ」
布団の中にもぐりこみ、カカシは目を閉じた。



こつん、と足下で小石が音を立て、ナルトは慌てて窓を見上げた。
(どうしよう…)
部屋の電気はもう消えている。ナルトは手を握りしめた。今すぐにでも会いに行きたいのに、足が動かない。
カカシはあの二人組にやられたのだと言う。あの二人が来たのならば、狙いは己だったのだろう。
ず、と腹の底が重くなる。腹の中にいる九尾の狐、この力を狙ってあの二人組は来た。これがなければ、あの二人組は来なかった。
己のせいでカカシはあんな目にあったのだ。
「あ……」
術にかけられたサスケの様子が思い出される。頭の中でその顔がカカシにすり替わった。

カカシが、自分のせいで、あんな目に遭った。

ひゅう、と喉から空気が漏れる。指先が冷えて震えが走った。息が出来ない。
目の前が暗くなった。
「ナルト…!」
不意に名前を呼ばれ、ナルトは我に帰った。その途端、肺に空気が入っていなかったことを思い出す。
「…………!!」
「落ち着いて、ゆっくり吸って、吐いて」
声に促されるまま、深呼吸を繰り返す。やがて涙でかすんだ視界の向こうで銀の光が揺れた。
「よし、落ち着いたな」
はぁ、とカカシが安堵の溜息をもらす。何か言いたいのに、ナルトは言葉が出なかった。
「お前息してないからびっくりしたぞ。どうしたんだ、こんな時間に」
苦笑しながらカカシが問う。答えられなくてカカシを見れば、優しく頭を撫でられた。
「そう言えばまだ言ってなかったな」
久しぶりの感触に涙が出そうになって、ナルトは唇を噛みしめる。
「ありがとう。ナルトのおかげで助かったよ」
優しい、微笑み。以前と何ら変わらない笑顔。優しい声。
我慢できなくなってナルトはカカシに抱きついた。涙で視界がかすむ。
「ごめ、ごめんなさ……っ」
カカシの顔を見ていられなくて、ナルトはその肩に顔を押しつけた。
優しい人、誰よりも大切な人。自分のせいで傷つけた。
「オレ、強くなるから…っ」
傷ついて欲しくなどないのに。そばに居たらダメだってわかっているのに。
「せんせーのこと、もう絶対傷つけさせたりしないから…っ」
それでも、そばに居たい。この人を誰にも渡したくない。
「そばに、居ていい……!?」
何てひどい我が儘。でも、諦めたくなどないのだ、絶対に。何があっても。
背中をカカシの大きな手が撫でてくれる。
「そばに居て貰わないと、オレが困るなぁ」
どこか呆れたようにカカシは呟いた。ふう、とその口から溜息が漏れる。
「もうこんな馬鹿な真似はしません、って誓うから、そばに居てくれる?」
涙で濡れた頬に、カカシの頬が重なった。指先で促され、大人しくナルトは顔を上げる。目の前にカカシの瞳があった。
「心配かけてごめんね」
「な、んでせんせーがあやまるってば」
「だってオレのドジの所為だし。…うん、ちょっとね、オレも強くなるよ。ナルトに情けないところばっかり見せてて嫌われたらやだし」
「き、きらいになんかならないってば」
さっきの人の告白を何だと思っているのだろう、とナルトは腹が立ってきた。そうだね、とカカシが苦笑する。
「やっぱりオレ、お前が居ないとだめみたい。そばに居てくれる?」
「オレ、せんせーのそばに居ていい?」
「ナルトはオレのそばに居てくれる?」
「せんせーのそばに居ていいなら、そばに居てあげてもいいってば」
「ナルトがそばに居てくれるなら、そばに居て良いよ」
だんだんワケがわからなくなってきて、ナルトは笑った。いつの間にか涙は止まっている。
こつん、と額がぶつかった。
「ただいま、せんせー」
「おかえり、ナルト」
互いのぬくもりがすぐそばにある。約束の代わりに触れるだけの口付けを交わした。


*****

…っていうくらいのバカップルぶりをあの集合住宅の前で繰り広げていたと小此木は思うわけです。いいんです、人は夢を見ないと生きられない生物なんですから。でもこのカカシ、よく考えたら最悪ですね……基本的にうちのカカシは馬鹿なのかもしれません。ナルトにとっての自分の価値を過小評価しすぎです。
もう時間ないのでこのまま寝ます。なーんか現時点でかき消したい所が何カ所もあるのですが修正は後日に。す、すみません。(汗)っていうかフォロー、フォローを!!(滝汗)


2003年06月08日(日) 反省

誰ですか、週末100のお題あげるっていってた人は。はい、私です。すみません!!(汗)ええと、ええと、サクラちゃんとナル子にうつつを抜かしてました(商いは正直に)
気が付けば六月でなんかもう何から手をつけたらいいか。常に混乱している人間としては、予定表を立てて毎日確認しつつことを進めるのが一番の手なのでしょうが、そんなことする人間はこんなにすぐ混乱しません。人生ってうまくできてます(間違い)

なんなんでしょう↓


*** てけてけ ***

好き、って言われた。
好きだよ、って言われた。
それってどれくらいの量?

「難しいこと聞くね、お前」
困り顔のカカシに、ナルトは首を傾げた。本を閉じ、カカシが溜息をつく。
「で、ナルトはどれくらいだと思ってるわけ?」
好き、と言った当本人のくせに、答えを返してくれない。はぐらかされたような気がしてナルトは頬を膨らませた。
「そもそも好きの単位って何だってば。グラム?センチメートル?人?百貫?」
「いや、百貫は単位じゃないから」
一応ツッコミを入れておいて、カカシは頭を掻いた。
「好きの単位、ねぇ。一番好き、じゃダメなわけ?」
好きの単位など、聞いたことがない。そもそも私はあなたを何グラム愛しています、なんて言われたら逆に引くだろう。
呆れるカカシに、ナルトは胸を張って反論した。
「だってそれってソータイヒョウカ、じゃん。ゼッタイヒョウカ、にしたらなんなんだってば」
意味がわかっているのか怪しい発音に、カカシが沈黙する。誰だそんな言葉を教えたヤツは、と思うが、すぐに溜息でごまかした。ナルトの担当教師は自分である。
「ゼッタイの方が良いに決まってるってば!」
ふん、と鼻息荒くナルトが宣言する。やはり言った言葉の意味を理解していないのだとカカシはちょっぴりせつなくなった。
期待に瞳を輝かせてナルトはカカシを見つめている。
「………世界」
ポツリとカカシが呟いた。慌ててナルトが聞き返す。
「なに、何だってば」
「世界と同じ重さ、かな」
溜息とともに吐き出すと、カカシはナルトを抱き寄せた。ナルトが慌てて身をよじって逃れようとするが、カカシの腕はびくともしない。
「こんな重いモノ、他にないでしょ」
どこか疲れたようにカカシが溜息をつく。耳元にかかった吐息に、ナルトが肩を強ばらせた。
「な、世界の重さってどれくらいだってば!」
「さぁな。ギガとかテラじゃ全然足りないだろうし。あーでもあれか。重さだったらやっぱりある意味相対評価になるのか」
「?????」
「じゃぁ質量か。うん、それならあってる。世界の質量。しっくりこないけどまぁいいか。命の分も含めて、世界の質量」
「わけわかんねーってば!」
意味不明の単語を並べられ、ナルトが叫ぶ。叫んだ瞬間カカシと目があって、思わずナルトは口を閉じた。背中に回されたカカシの手がやけに大きく感じられる。
「じゃあさ」
背中に軽い衝撃を受けたと思ったら、カカシの顔の後ろには天井があった。
「ナルトの好き、って気持ちはどれくらいなわけ?」
意地悪に笑ってカカシが問う。意地悪なくせにその笑みはひどくきれいで、ナルトは赤く染まった頬を膨らませた。
悔しい、と思う。
「これくらい!」
半ばよけくそに叫んで、ナルトはカカシの首にしがみついた。予想していなかった行動に、カカシがバランスを崩してナルトの上に倒れ込む。
「オレの上のセンセーの重さだってば!」
恥ずかしいこと言わせんな!
真っ赤になって叫ばれた言葉に、カカシは思わず破顔した。
「なるほど。そういうことか」
「世界なんかよりずーーーと重いってば」
べーとナルトが舌を出す。その舌をカカシは指先で捕らえた。
「そっか。なら大事なナルトを潰すと困るから今日は上になってくれる?」
「?」
「上。この前やったやつ」
忘れた?とわざと耳元で囁かれ、ナルトは飛び上がりそうになった。脳裏に三日前の記憶が蘇る。
「やーーーーっっ」
「あれだとナルトが良く見えていいんだよね〜」
「やーーーーっ!!この変態!!スケベ親父!!」
「あはははは、よくわかってるじゃないか」
ナルトが暴れるのをものともせず、楽しそうにカカシが笑う。必死で逃げようとするナルトの耳元に唇を寄せ、カカシはそっと囁いた。
「オレにも好きの重さを堪能させてよ」

何よりも大切な、君のその重さ


*******

……!!青春ですから!(謎)世は青春ですから!(意味不明)そもそもてけてけって何ですか、小此木さん……何が言いたいのかわかりません…やはり往年コバルトは遠かったです(涙)
あ、上っちゅーのは無論ナルカカのことではございませんよ?念のため。皆様わかっておいでとは思いますが。
後、相対評価と絶対評価の概念が少々間違ってますが、ナルトに言っていることなので深く考えないでください。重さと質量の違いもかるーく流していただければ。ついでに内容もかるーーーく流していただければ……(涙)


ではおやすみなさい。ちょっと平日の更新が滞ると思います。申し訳ありませんがお許し下さい。
まぁこれ以上滞りようがないって言われればその通りなのですが……(汗)


2003年06月07日(土) 当たり前のこと

自分のサイトなのだから自分が日記書かなきゃ日記が増えているわけがないのですよ。当たり前です。自分でしないと更新がされているわけがないのですよ。当たり前です。………今日も欲望の赴くまま元気に生きています………とりあえずサクラちゃんは胸でかくないほうがいいなぁ…。

ただいま女の子週間につきサスサク↓

*** 千切れ雲 ***

「先生、相談があるんですけど」
生徒からの当たり前と言えば当たり前の言葉に、カカシが目を丸くする。
「すみません、用事があるので」
「文句言わずとっとと来る!」
逃げようとしたカカシは、あっさりとサクラに捕まった。


「告白しようかと思って」
ふう、とサクラが物憂げに溜息をつく。カカシの反応が遅れた。
「いつもしてるでしょ」
「そうじゃなくて!ちゃんとよ、ちゃんと!!」
何を今更、と溜息をつくカカシの頭にサクラの拳骨が落ちる。頭を抱えて蹲るカカシを無視して、サクラはうっとりと宙を見つめた。
「そのためにもリサーチは万全じゃないと。だから、ね。カカシ先生」
ふ、とサクラの目がすわる。空気が変わった。
「ナルトのどこがよくってそこまでふぬけになってのかこと細かく聞かせて貰おうじゃないの」
「……何でそこでオレとナルトなワケ?」
内なるサクラの迫力にカカシは後ずさった。サクラがキョトンと首を傾げる。
「先生とサスケ君、似たもの同士だから参考になるかなぁって」
「……その理由嫌だから辞めてくれない……?」
悪気のないサクラの言葉に、カカシは心の底から懇願した。



「取りあえず相手の目をまっすぐ見つめて言ってごらん」
という、今更ながらのアドバイスにサクラは心の中で文句を言い放しだった。
「ったく、役に立たないんだから」
ブツブツ呟きつつ、今来た道を振り返る。足を踏み出せば、一分もせずにサスケの家の前についた。
「う〜〜〜」
そしてそのまま通り過ぎる。曲がり角一つ分、過ぎたところでサクラは再び元来た道を歩きだした。
すぐにサスケの家の前に着く。重々しい門は閉じられたままだ。
「うう〜〜〜」
またもや渋面で唸ると、サクラはそのまま門の前を通り過ぎた。長い塀が終わったところで振りかえる。
「ううう〜〜〜〜!!」
手にしたプリントを握りしめてサクラは門を睨みつけた。『遠足のお知らせ』なる謎のプリントには、思いっきりファンシーな犬と思いっきり気の抜けるへもへももへじが描いてある。
「口実あげよっか」
それはもう楽しそうに、確実に楽しんでいたに違いないカカシが描いてくれた物である。あの教師のセンスは良くわからない。おそらくは嫌がらせであろうが。
サクラは肩を落とした。
「もうちょっとましな物ちょうだいよ……」
今頃ほくそ笑んでいるに違いない。くそう、と思いながらもサクラは門を睨みつけた。
重々しい門。長い塀。代々のうちはが受け継いできた物。サスケがこれから背負っていく物。
負けてなるものか、と思う。
「今がダメでも、次があるんだから」
ぐっと拳を握りしめ顔を上げる。覚悟ならあの日決めた。強くなる、と。
「このくらいできなくてどうするの!」
自分に言い聞かせると、サクラは門に駈け寄った。チャイムを慣らそうと指を上げる。無様に指先が震えているがそんなことに構っていられなかった。
「サクラ……?」
不意に名を呼ばれ、サクラは飛び上がらんばかりに驚く。ぎぃ、と音を立てて通用口が開いた。
「さ、さすけくん…?」
突然の登場にサクラの心臓が破裂せんばかりに脈打つ。サスケは呆れたように溜息をついた。
「さっきから何をやってるんだ。取りあえず入れ。茶くらい出す」
そう言うと、サスケはサクラの腕を取った。サクラが真っ赤になる。
「あ、あのね、サスケ君!!」
叫び声に近い呼びかけにサスケが眉を顰めた。だがサクラにしてみればそれどころではない。
「あのね、伝えたいことがあるの…!」
相手の目を見て、まっすぐと。
ありったけの力を振り絞ってサクラは顔を上げた。
「わたし、サスケ君のことが……」

千切れた雲の中からお月様一つ。

*****

サクラちゃん告白編。サスケバージョンもございます。近いうちに書けると良いなぁ。どうして希望なんだろう……。書けば良いのにと思いつつこればかりは勢いなもので。ちなみに私の理想型はサスサク←イノです。イノはサスケじゃなくてサクラちゃんのことが好きだと思うんだけどな〜むむ。

カカナル子も書きたいカカシとママも書きたいでも手が動かない〜(泣)精進しかないですね。はい。利広珠晶もまだ残ってるのに……ううーーーーーっっ

って本命のカカナルはどうしたよ(笑)


小此木 蘇芳 |HomePage