地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年12月05日(木) 実験三昧

白衣の袖口はゴムが良いと思うのです。ゴム。見た目的に萌え要素が減りますが使う分には。セーターが袖口から出るとサンプルに毛がつくんすよね……冬は静電気すごいから……

ある日実験室にバンドをやっている某青年が飛び込んできました。
「いらないミラーない!?」
「は?あるけど何すんの?」
「何でもいい!貸して!!」
そして彼は自動車用ミラーを使って眉毛を描き気合いを入れて去ってゆきました。さすがビジュアル系22歳。ブラボー。彼と話しているといかに自分が化粧に手を抜いているかわかります。いい年の女のにね、小此木さん。どうでもいいけど測定装置の前に座り込んで眉描かないように。試料交換できないでしょうが。

あうー、眠いです。おやすみなさい。


2002年12月04日(水) はふん

ゲームのトラップの解き方はすぐにわかるのに解くのに手こずる私は反射神経がかなり鈍い人種です。……ちくしょぅ……大人しく原稿やるです……


頭の中がこればかりくえすともーど↓

*** 土の妖精編 ***

<今までのあらすじ>
魔王を倒すべく、日夜進むナルト達勇者一行。苦労の末魔王の居城を知った三人はそこに向かうも魔王に追い返されてしまう。魔王の城に辿り着くためには四大妖精の力を借りる必要があるとわかり、三人は妖精達の力を借りるため新たな旅に出た。火の大妖精、紅の力を得た三人は次なる妖精の力を借りるべく西の国へと赴いた。
目指すは土の大妖精、アスマ……!!

<ちゃんちゃららーん♪>


「おう、おめぇらか。オレの力を借りたいって言うのは」
てやんでぇ口調の髭オヤジに、勇者一行は固まった。土方姿にねじりはちまきも勇ましく、肩には大きなシャベルを四本、抱えている。その背中には、透明な四枚羽。
(よ、ようせい!?)
(これが!?)
(ただの工事のおっさんだろう!?)
妖精、またはフェアリー。人間の姿をした自然物の精。悪戯好きでその体は小さく、背中の羽で飛び回る。大抵の場合、美しい女性もしくはかわいらしい子供の姿で描かれる存在である。
「なに驚いてやがる。土の妖精は小人、て相場が決まってるだろうが」
驚く子供達に不満そうに髭オヤジは眉をひそめた。確かに土の妖精は男の小人で描かれることが多い。多いが。
(小人じゃないじゃん!!)
心の中で三人は叫んだ。髭オヤジはどう見ても優に180cmは越えている。がっしりとした肩と言い、どこからどう見ても「がたいの良いオヤジ」である。
疑いの眼差しで見つめる子供達の視線にそれ以上突っ込まず、髭オヤジは地面にシャベルを突き刺した。
「ま、いいか。用件は聞いてる。オレの力が借りたいんだろ?ちょうど人手が欲しかったんだ。手伝うなら、力を貸してやってもいい」
にやり、と髭オヤジもとい土の大妖精アスマは笑った。
「芋掘りだ」


なぜ、芋掘りにシャベルが必要かということはすぐにわかった。己よりも大きな芋を大量に掘りだし、ナルト達は声もない。ただでさえ疲れる作業の上、時折芋を狙う巨大モグラ(レベル42)と戦闘になったものだから体力も魔力ももはやほとんど残ってなかった。
「お〜終わった終わった」
満足そうにアスマがタバコを吹かす。「アスマ組」なる法被(防御力27)を無理矢理着せられたサクラが呪いを込めた眼差しでそんなアスマを睨みつけた。
だがその程度の呪いが効くはずもなく、アスマは豪快に笑った。
「いやぁ、うちの連中は大食らいが多くてな。ほれ、約束通り手を貸してやるぜ」
言うが早いが、ナルト達が口を開こうとする前にアスマの姿は消えていた。その代わりにキラキラと光の粒子がサクラの指にこぼれ落ちる。
目を見張る三人の目の前で、光は指輪となった。紅の時と同じく、妖精の指輪である。
「やったてば!これで二人目の協力ゲットだってばよ!」
「疲れた…早く宿に帰って休もうぜ」
ナルトが嬉々として、サスケが疲れも顕わに起きあがる。だがサクラは地面に蹲ったまま暗い顔をしていた。
「サクラちゃん?」
ナルトとサスケが首を傾げる。指輪を見つめサクラは震えていた。
「い………」
「い?」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!オヤジくさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
サクラの悲鳴が森に木霊する。ぎょっとしてナルトとサスケがサクラを見た。
「サクラちゃん!?」
「落ち着け、サクラ!」
「いやぁぁぁ!!捨てる、捨ててやるわ、こんな指輪っっ」
半狂乱で指輪をはずそうとするサクラを二人が必死で押さえる。サクラの叫びは太陽が沈むその時まで続いた。


もっともその後
「やぁ、そこの若人達よ!青春してるかぁぁぁ!?」
(妖精ってこんなのばっかなのかぁぁぁぁぁ!!)
三人は水の妖精・ガイに妖精に対するイメージを粉末にされるのだが、それはまた別の話。


******

ちなみに風の妖精は疾風さん(笑)サクラちゃんお手製のお薬(怪しい)の数々と引き替えに協力ゲットです♪
妖精アスマは娘さんに捧げますvそんなに濃くならなかったし、ね?


2002年12月02日(月) 若さ

今のアパートのすぐ脇は港から駅まで続く一本道なのですが、そこで真夜中ちょうど人が目を覚ました時を狙い澄ましたかのように元気な集団が走り回ってました。眠りが浅い方の私はその音を無視して寝ることも出来ず。微笑ましい私の祈りは届かず。
眠いです。べらぼーに。


どーにも満足いかぬまま駆け足で。本当はもっと長かった…くえすともーど仲間↓

*** 始まりの章 ***

その男は暗い丘の上に一人で立っていた。空には月が一つだけ、ぽつんと浮かんでいる。
(月みたいだってば)
今宵は満月。こんな夜は外に出てはいけないのだ。満月の夜は魔物の力が強くなるのだから。
(きれい)
涙でかすむ目でナルトはその男を見つめた。全身に黒いマントを纏っている上、ナルトには背を向けている所為で顔は見えない。ただ、月光に映える銀色の髪が風に靡いていてそれがひどくきれいだった。
「ねぇ、お前何してんの?」
その声が男のものであることに、ナルトはしばし気が付かなかった。気が付いたときは男が目の前に居た。視界が男のマントで黒一色に染まる。その先に、輝く銀色の光。
「夜は外に出ちゃいけない、って習わなかった?」
からかうような男の言葉に、ナルトは頬を膨らませた。見とれていたなど思いたくなく、視線を反らす。
「しゅぎょーだもん」
「修行?お前みたいなガキが?」
呆れたような男の言葉に今度こそナルトは腹を立てた。遥か頭上にある男の顔にむかって指を突きたてる。
「ガキじゃない!!うずまきナルトだってば!!」
ナルトの剣幕に男が笑ったのがわかった。ナルトの頭に血が上る。
「オレってばもう八歳だってば!ガキじゃない!!」
「ガキじゃない、ねぇ」
ナルトの言葉に男はおかしそうに言った。肩が小刻みに震えているところを見ると笑っているらしい。
「〜〜〜っっ」
ナルトは悔しくて涙が出てきた。さっきまで泣いていた涙腺は容易く緩んでしまう。泣き出してしまったナルトに、ばつが悪そうに男は頭を掻いた。
「……悪かった。からかいすぎたよ」
声がひどく近くでしたので、ナルトは不思議に思い顔を上げる。すると目の前には見たことのない顔があった。
「悪かった」
男は苦笑するとナルトの髪を撫でた。顔の半分は眼帯で覆われていたが、残る右半分、眠そうな蒼い瞳が優しくナルトを見つめている。その瞳と手の優しさに、ナルトは涙を止めた。


「それで、ナルトは何でこんな時間に修行してたんだ?」
男の問いにナルトは自慢げに胸を張った。
「勇者になるため!」
「ほう、それはそれは」
どこか呆れた調子で男が相づちを打つ。ナルトは唇を尖らせた。
「オレってば絶対!勇者になって魔王を倒すんだってば!!」
ぐっと拳を握りしめナルトが宣誓する。男は眼下に広がる町並みを見下ろした。
「魔王、ってのはね、これくらいの街なら簡単に滅ぼせちゃうんだよ。そんなヤツ相手に戦えるとでも?」
「だって魔王が悪いことするからみんな困ってるんだろ?だったら魔王さえ倒せばいいんだってば!」
無邪気に言うナルトに、男は暗い目で闇夜を見る。
月がたった一人で浮かんでいた。
そんな男には気付かずナルトは更に熱弁を振るう。
「そんでさ、オレは魔王を子分にするの!」
鼻息荒く叫ぶナルトに、男が皮肉げに笑った。
「子分にしてどうするんだ?世界征服でもするのか?」
「あっまーい!そんなんじゃなくてー、魔王と一緒に暮らすの!」
にぃ、とナルトが笑う。無邪気に。想いのままに。
男が目を丸くした。
「そうしたらオレも一人じゃなくなるし、魔王も悪いことしないし、いっせきにちょうだってばよ!」
目をきらきらと輝かせてナルトが言う。男は眩しそうに目を細めると、視線を反らした。
「……なるほど、ね」
「ねー、いい考えでしょ」
自慢げにナルトが胸を張る。金色の髪が月光を弾いてキラキラと輝いた。それを見て、男は微笑んだ。
「そうだな、お前にならいいかも」
男の呟きにナルトは首を傾げた。男がナルトを見る。優しいその笑みに、ナルトの胸が大きく鳴った。今更ながら、男の顔つきがひどく整っていることに気付く。
「あ、あのさ、あんた名前なんていうの?」
何故だか男をまっすぐ見ることができなくて、ナルトは俯いた。頬が熱い。
「カカシ」
「カカシ」
男の口にした名をナルトは反復する。変な名前、と呟いたらカカシはおかしそうに笑った。
「ナルト」
名を呼ばれ、ナルトの頬に朱が上った。心臓が激しく脈打つ。耳元でどくどくと音が響いて、ナルトは思わず目を閉じた。頬に何かが触れる。反射的に食いしばった唇に何かが触れた。
「オレ目座してまっすぐにかけておいで」
冷たいその感触に思わずナルトは目を開けた。吐息のかかりそうな距離にカカシの蒼い瞳がある。思わず手を伸ばしナルトはその頬に触れた。冷たい肌に指を滑らせれば左目を覆っていた眼帯があっさりとはずれる。
ナルトは目を見開いた。
「未来の勇者殿」
再び唇に何かが触れる。今度こそ、ナルトは目をまん丸にした。目の前で楽しそうに蒼と朱の瞳が笑っている。冷たいのはカカシの唇だ。
「ぎ……」
魔王の、噂。夜の蒼と血の朱の瞳。麗しい姿形で人を惑わすと言う。
ナルトは悲鳴を上げた。
「オレのふぁーすときすぅぅぅぅぅ!!」
「あ、初めてだったんだ。ごめんごめん」
ハッハッハとおかしそうにカカシが笑う。その頭をぽかぽかとナルトは叩いた。
「ひでぇってば!!返せ、かえせーーーーーーっっ」
涙ながらの叫びもカカシには効かない。ひときしり笑うと、カカシは殴りかかってきたナルトの腕を掴んで抱き寄せた。
「はい、返した」
ちゅ、と音を立てて再び口付けられる。ナルトの顔が瞬間的に真っ赤になった。
「ぜってぇたおしてやる!!」
「楽しみにしてるよ〜」


うずまきナルト八歳、この日彼は勇者になるべく一歩を踏み出した。


*****

だから本当は痛い話(本当かいな)のっけからこんなんかい!!みたいな。
書けば書くほど深みにはまる話……書き手に痛い話です……

あかん、寝まする……おやすみなさい。


小此木 蘇芳 |HomePage