地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
読み損ねました・・・
ぎゃふんと。またもやちまいの↓
*** 墨 ***
「あーあ、何してんの」 呆れ果ててカカシはため息をついた。床に這い蹲ってナルトがカカシを見上げる。 「う〜」 「う〜じゃないでしょ。ほら、どいてごらん」 涙目のお子様を抱き上げればその下からは真っ黒に染まった床が現れた。その上に寝ころんでいたお子様のお腹も当然真っ黒。白い浴衣どころか白い肌まで汚している。 部屋中に墨汁の香りが漂っていた。 「あーあ」 再びため息が漏れた。ナルトが慌ててカカシの頬にキスをする。 「そんなことしてもダーメ。どうしていけないことするの」 「う〜」 さらりと言われナルトが悲しそうに眦を下げた。言葉知らずなお子様を連れたままカカシは風呂場に向かった。 「床は後で掃除するとして〜。まずはナルトをきれいにしないとね」 やれやれ、とため息をついてぐずる子供を湯船につける。濡れた着物が気持ち悪いのかナルトが暴れた。 「こら!あんまりわるい子にしてるとお仕置きするよ!?」 カカシの叫びにナルトが動きを止める。視線で必死に赦しを請うナルトにカカシは肩を落とした。 「う〜う〜」 「まぁ目に入らなくてよかったけどね。また何だって墨なんかで遊んだんだ」 はぁ〜とカカシが天を仰ぐ。しゅん、とナルトが肩を落とした。目尻に涙が浮かんでいる。 それだけで許してしまいそうになる己に、カカシは苦笑した。 「理由は後で聞いてあげるからまずはきれいになろうね」 こつん、と額を併せて告げる。そうすれば肯定の意を込めてナルトが何度も頷いた。
お風呂に入っている間に床の掃除は忍犬が済ませていた。こういうとき忍犬はありがたい。ナルトがカカシの袖を引いた。小さな指が先ほどまで汚れていた床を指差す。 「わん?」 「そ。あとでみんなにお礼言おうな」 こくん、とナルトが頷く。良くできました、と頭を撫でようとしたカカシの手からするりとナルトが逃げ出した。一直線に寝室へと駆けてゆく。 「なんなんだ・・・」 不思議に思いながらも飲み物を入れるべくカカシも台所に向かった。やかんを火にかけナルト用にカルピスを作る。 くいくい、とズボンの裾が引かれた。 「ん〜?どうした」 促されるままに足下を見る。ナルトが懸命にカカシに一枚の紙を差し出した。白い紙いっぱいにぐちゃぐちゃと墨で線が引いてある。 「ん・・・?」 よくよくみればそれはただの線ではなく何かの絵らしい。少し腰を屈めて『絵』を見つめたカカシは、そこに書かれているのが人物だということに気が付いた。しかもどこかしら身に覚えがある。 カカシが自分を指差すと、ナルトが満面の笑みを浮かべた。 「にぃ!」 頬を紅潮させてナルトが叫ぶ。カカシは目を丸くした。そういえば、この家にお子様用のクレヨンなんて上等な代物はない。 「は、はは」 墨を持ち出してこれをナルトは描いていたのだ。ひどくうれしくなって、カカシは思わず微笑んだ、 「うん、上手」 「にぃ、にぃ!」 「ありがとね、ナルト」 絵を潰さないように抱き寄せて何度もその額に口付けを落とす。きゅう、と目を細めてナルトが笑った。 「しゅき」 カカシが教えた言葉をカカシのために使う。そのことがカカシを喜ばせた。 「ナルト、明日クレヨンと画用紙買ってくるからさ」 小さな体を抱き上げ笑いかける。カカシがうれしそうなせいかナルトもひどくご機嫌だ。 「もっといっぱいオレのこと描いてくれる?」 「ん!」 大きくナルトが頷く。カカシは微笑むと小さな唇にそっと触れた。
******
さて良くわからぬままに終わります。何故ちまくなったのか自分でもよくわかりませんが(汗)いつも口の達者なお子様ばかりかいてるのでしゃべらないのは新鮮でした(笑)
今日のミルクティーはTOKIO。色々混ざってるお茶なんですが、なんというか茶こしくらいは使うべきかと口の中に入り込む花びらを見つめつつ考えたり。しょっちゅうお茶飲んでるしお茶好きなんですが泣けるくらい適当な入れ方をします。カカナルいっぱい書くぞーーー!!と思いつつ気がつけば休日2日間は遠い過去となりつつあります。半分は寝て過ごしてました。馬鹿です・・・ネタはたんまりあるので誰か描いて下さい(涙)
なんとなーく。今更ながらうちのなるちょは乙女もいいところですな・・・↓
*** お花 ***
「うわっ!」 叫び声と共に差し出された舌の上には黄色い花びら。薄いそれを舌の上に載せナルトが眉を顰める。 「口の中に入ったってばーーー!」 「・・・食べられる花だよ。気にせず飲み込んじゃえば?」 赤い舌と黄色い花びらの対比に、カカシは思わず見惚れた。むぅ、とナルトが頬を膨らませる。 「じゃぁ先生飲んでみろってば!」 腹立たしそうに言ってナルトはカカシにマグカップを手渡した。大きなマグカップいっぱいに次がれたミルクティーにカカシがひるむ。マグカップの中からは甘い匂いがしていた。 「ほら早く!」 ナルトがせかす。カカシは覚悟を決めるとマグカップに口を付けた。 「・・・・・・・・」 カカシ、撃沈。ペロリ、と出された舌にはナルトの時と同様黄色い花びらが一つ乗っていた。 「確かにこれはきついな」 口の中いっぱいに広がる花の香りにカカシが眉を顰める。しかもナルト仕様で甘い。口を閉じるのも嫌で、カカシは舌を出したままその味が薄れるのを待った。 「?何、ナルト」 口を開けたまま器用にカカシが話す。ナルトは惚けたようにカカシを見つめていたが、いきなりテーブルの上に身を乗り出した。 「?」 不思議に思うカカシの顔にナルトの影が落ちる。 チュッ 小さな音を立ててナルトの唇がカカシの舌を啄んだ。舌の上から花びらの感触が消える。 カカシが目を丸くした。 「・・・せんせー、あまいの嫌いだから、さ」 視線を反らしてナルトが呟く。小さくなった体が瞬く間に赤く染まった。 カカシが破顔した。 「わっ!」 急な浮遊感に襲われナルトが目を見開く。目の前にうれしそうなカカシの顔があった。ナルトを腕に抱いてカカシが心底楽しそうに囁く。 「じゃお礼にがんばっちゃおう」 「わーーー!!がんばなくていいってば!」 ナルトが慌てて言うが時すでに遅し。 口付けは花の香りがした。
*****
舌を出して花びらを口から出したのは私。ふとネタにしてしまえと思ったのも私。なのに仄かに腹がたつのは何故なのでしょう・・・。ナルトが飲んでくれるなら私だってちゃんと時間測って茶葉こしておいしいお茶を入れます(いかに普段適当かがわかるセリフ) でもカカシもナルトも鼻が利くと思うので匂いのきついお茶は飲まないんじゃないかなぁ、と。といいつつうちのカカシたま〜にタバコ吸いますが(汗)希望としては暗部辞めて吸い出した、ってことで。まぁそれ言ったらアスマなんかどうするよ、って感じですが・・・。カカシ犬飼ってるしな〜。
気付くと二週間更新してなかったり。あいたたたた(汗)明日は何か上げれるとよいのですが(もっと気合い入れろよ)
今日は「花火があるよv」と言うお誘いにひょこひょこついて行ってましたvv楽しかったのですvv宰輔と二人してちまいのに萌えてました。だって浴衣とかじんべえとか着たちんまいのがいっぱい!!かわいかった〜vvって花火を見に行ったのです。とってもきれいでしたv隣にいた親子がまたよくって・・・いえいえ、花火を見にいったのですよ?柳が大好きなのです。見れて満足♪
元ネタ提供・花火を見ていた母子様(こら〜)ちんまい子です↓
*** 花火 ***
花火大会当日。会場は人でごった返していた。 「はやくはやく!」 『立入禁止』の柵を揺らしながらナルトが叫ぶ。小さな体を抱き寄せてカカシは苦笑した。 「こらこら、大人しくしてなさい」 「だって〜」 カカシの腕の中に掴まり、ナルトが頬を膨らませる。柔らかいほっぺたをカカシがつついた。 「静かにしてないとダメだよ?」 う〜、とナルトが眉をひそめる。カカシは声を上げて笑うとナルトの手に犬の形をした風船を握らせた。 「逃げちゃうからしっかり握ってるんだよ」 小さな手を上から押さえてやる。しばらく何やら考え込んでから、ナルトは背後のカカシを覗き込んだ。 「・・・静かにしないと花火さん逃げちゃう?」 こくん、と小首を傾げて問う。カカシは一瞬目を丸くし、それから微笑んだ。 「そ。花火さんびっくりして逃げちゃうからね。静かにしてよーね」 「ん!じゃ静かにする!」 ぎゅ、と口元を引き締めてナルトが宣言する。漏れそうになる笑いをカカシは必死で堪えた。 (かっわいいなぁ) 膝の上にのせると窮屈そうなサンダルを脱がせてやる。自由になった足が振り回されたせいでじんべえの裾からかわいい太股が覗いた。慌ててカカシが裾を直してやる。 「こらこら」 カカシがなだめるとナルトはニィ、と笑った。静かにしてるでしょ、とその笑顔が語っていて、カカシは苦笑した。 (・・・あんまりかわいくしてると持って帰っちゃうよ?) 心の中でだけ呟いてカカシはナルトの腰に回した手に力を込めた。 「いい子にしてないと帰るよ?」 「え〜、やだぁ」 カカシの言葉にナルトが泣きそうな顔をする。片手で捕まえたまま、カカシはその頬を撫でた。 「だったらいい子にしてな。きれいなもの見せてやるから」 ね、とカカシが言えばコクンとナルトが頷く。ナルトにとっては初めての花火。「怖い音がする」と言って部屋で怯えていた子供を連れ出したのはカカシだから、約束通りきれいな花火を見せてあげなければ。 「そうしたらね、きっと夏も好きになれるよ」 花火とか、蛍とか。夏の夜は光に満ちているからいっぱい見せてあげよう。 「うん!」 きゅう、と目を細めてナルトがうれしそうに笑う。その時大きな音を立てて川の縁を光が走った。 「ほら、始まった」 「わっ」 耳を塞ぎたくなるような大きな音を立てて花火が上がる。ぽかんと口を開けてナルトが光を見つめた。 「きれー・・・」 ポツリと呟きが漏れる。頬が紅潮し、青い瞳に鮮やかな光が映った。カカシはそっと微笑むと、同じ風景を共有すべく視線を空に移した。
「ね、きれいでしょ」 大好きな、きれいなきれいな金色の光。
******
忍びの里で花火は無理だろう、というつっこみは自分でもわかってるので勘弁してくださいvでもあの世界の忍びの里なら有りかも。木の葉だったら観光名所と化してそうだし・・・。 しかしここ二、三日ちんまいのばかり書いてます。どーした、私(笑)この話はお誘い下さった宰輔に捧げますvちんまい方々を見つめるあなたの瞳はとても真剣でした(笑)
|