フルートさんの日記
フルート奏者 齊藤佐智江



 2003年6月20日(金)パスカル・モラゲス クラリネット リサイタル

フルートさんおすすめのコンサートです。三朝が代筆しております。

チケット販売はフルートさんも受け付けているそうです。

パスカル・モラゲス クラリネット リサイタル
アマティ弦楽四重奏団
2003年6月20日(金)19:00〜
トリトンスクエア第一生命ホール

一般¥5000 学生¥3500
la_fiesta@anet.ne.jp へメールをくだされば、スペシャルプライスにて販売いたします。

モーツァルト作曲Cl五重奏曲ほか

パスカル・モラゲス
パリ高等音楽院の教授。パリ管弦楽団のスーパーソリスト。



2003年06月06日(金)



 パスカル・モラゲス コンサートについて

パスカル・モラゲスコンサートについて
フルートさんにお聞きしました

フ:フルートさん
三:三朝ユキオ

三:先日、パスカル・モラゲスさんのコンサート案内をいただきましたが、いくつか質問させていただいてよろしいですか?
フ:よろこんで、どうぞどうぞ。
三:フルートさんといえば、もちろん楽器といえばフルートにお詳しいんですが、今回ご紹介いただいたコンサートはクラリネット奏者のパスカルさんです。よろしければ、パスカルさんとのご関係を教えていただけますか?
フ:私の、大大大大尊敬する、大大大大好きなミッシェル・モラゲスさんというフランス国立管弦楽団の首席奏者のフルーティストがいるんですが、その彼と、パスカルさんとは実は双子の兄弟なんです。(フルートさんはミッシェルさんの通訳をよくしています)
三:そうなんですか。それで、フルートさんとつながるんですね。
フ:本当に同じ顔してるんですよ(笑)。

三:パスカルさんの他に、アマティ弦楽四重奏団というのもクレジットされていますが。
フ:スイスの若手のとても優秀な弦楽四重奏団だそうで、私も今回初めて聴かせていただくんですが、とても楽しみです。
三:コンサートの聴きどころというか、ここは押さえようなんていうところはありますか?
フ:そうですね、やはりクラリネット五重奏曲ですかね。モーツァルトの室内楽の名曲で、もう本当に美しいですよ。パスカルさんの演奏するこの曲を聴けば、クラリネットのイメージが変わりますね。
三:それは楽しみですね。ところで、チケットの入手方法ですが、当日受付などで受け渡しとかできますか?
フ:はい、事前に連絡をいただければ、ご用意できますよ。一般5000円、学生3500円ですが、フルートさん価格でお売りします。
三:では、フルートさんをご存じの方は直接申し込み、、ホームページをご覧になった方はla_fiesta@au.wakwak.comまでメールで受け付けます、ということにしましょうか。フルートさんの今後の活動とか、何かありますか?
フ:6月12日の木曜日に千葉県の一宮の大神家さんで、クラシックとはちょっと違いますが、ラテンバンドで演奏します。よろしかったら、是非お越し下さい。
三:今回、お忙しいところ、ありがとうございます。

2003年06月08日(日)



 ハスの花

 念願の光ファイバーが開通したものの、ディスプレイの調整がうまくできず、相変わらず不自由をしている。とはいえ、光が開通したらフルートさんの日記、書こう!と思ってたのでしばらくぶりに書かせてもらうことにする。
 
 あるパーカッションの友人と電話で話していたとき、(彼は足が不自由なのだが)、楽器をハスの葉のように回りにおいて、演奏することを思いついた、と意気揚揚と語ってくれた。イメージがとても具体的で、しかも寛容で卓越した強い精神の持ち主なのでお釈迦様のイメージとダブってしまった。
 そんなこともあって、以前から見たいと思っていた千葉市の花(ですよね?確か)であるハスの花を、つい先日見に行ってきた。検見川の現在の東大グラウンドあたりで、なんでも大賀博士という方が400年前の古代ハスの種を(実際に見つけたのは一緒に発掘をしていた女生徒らしい)見事に発芽させたというので、千葉市の花になっているらしい。
 ハスは早起きしないと、昼には花が閉じてしまうと聞いていたので、がんばって早起きし8時過ぎに、弁天町の千葉公園に到着した。ところが、肝心のハスの花の池の真中にある歩道と、ハスの由来などが説明されている建物は、夕方5時から朝の9時まで閉鎖とある・・。幸い、友人が一緒だったので、近くで時間をつぶして9時過ぎにまた行ってみた。
 ハスの葉は、撥水性があり、葉の上にその日の小雨をきらきら光る透明の小さな玉にして転がしていた。その建物の中には睡蓮との違いも説明してあって、ハスの葉は水から出ているが、睡蓮の葉は池に浮かんでいる、とか、ハスは長生きな植物だとか(実際400年前のハスの実が生きていたのだ!)・・・。実際、実物を見てみると、とても高貴な感じを受けた。思ったより、花も大きく、色もはっきりとして美しい。見ごろは8月の初旬までだということだが、まだ梅雨も明けない今年はもう少し楽しめるかも・・。
 ふとここまで書いて、そういえば同じパーカッションの仲間、ドラムという楽器はシンバルや太鼓がハスの葉に見えなくもない。ではドラマーはそのハスの葉に囲まれている花に見えなくはない?・・・うーん、どうかな?(笑)
 

2003年07月29日(火)



 夏休みの終わりにバジルを見て思ったこと

 あっという間に、8月も明日で終わりだ。私は昔から愚図で、計画性がなく、いつも夏休みの終わり頃になると、ほとんど手付かずの宿題をとにかく終わらせなくてはと、必死になっていた記憶がある。人間はなかなか変わらないものだ(涙)。小学生のころから9月1日の朝は必ず早起きして、朝食を食べながら(それでも絶対朝食を抜かなかった。おかげで今の体力を保てている。親に感謝)終わっていない宿題を続け、時間切れで、泣きべそをかきながら学校に思い足取りで出かけたものだ・・・。
 もうすぐ学校が始まる・・。それにしても今年の夏休みは不思議な夏休みだった。
 思いがけず、山口で2週間以上を過ごした。それも、友人の家で、その5歳の娘、ご主人、やはり友人の友人であるという若い女性が4歳半の男の子を連れてきていたので、6人で生活をしていた。というのも、彼女のご主人の仕事の関係で、フランス人の子供たち4人の面倒を見てくれる人を探しているというのだった。結果的にはいろいろ大変な思いもしたが、フランス語がだいぶ戻ったような気がする。いいリハビリになった。それに、久しぶりに会った友人(新卒のとき以来の友人)の生き方には学ぶものが多かった。もう一人の若い友人も、考え方が違うだけにいろいろ考えさせられたし、刺激になった。そして友人は相変わらず、美しく賢く、いろいろな意味でスマートで、でも母として強く、女性として一段と素敵になっていた。朝に晩に、女3人でずいぶんいろいろなことを語り合った。本当に貴重な時間だった。
 
 さて、2週間以上も家をあけるなんて、海外旅行のようだった。とはいえ、ぎりぎりまでばたばたと、明日31日のフルートアンサンブルの茂原アスモでのコンサート(10時半〜、12時半〜にあるんです)のことや9月以降の仕事のことなど、決めなくてはならないことに追われていたので、植物を預かってもらうとか、何も考えなかった・・・。

 今、ベランダにあるバジルは実は種から育てたものなのだ。バジルは紫蘇科らしいから、育てるのは簡単だが、一年草だと聞いていて、毎年苗を100円くらいで買ってきていたのだが、あるとき、植えもしないのにバジルが芽を出したので、種が落ちたに違いないと思い、昨年は夏の終わりに種を取っておいた。そしてそれを春蒔いたら、当然のことなのだろうが、芽が出たのだ!!これは嬉しかった。
 以前、ニコレ大先生という大尊敬しているスイスのフルーティストが、マスタークラスか何かで、「人は農業をすると学ぶものがたくさんある。自然への畏怖を思わざるを得ないのをはじめ・・」とおっしゃっていたのをつくづく思い出した。
 こうして種を蒔いたら、嬉しいほどたくさん芽が出て、押し合いへし合いになってしまった!!!畑と庭での野菜と花作りを趣味のひとつとしている母には「間引きをしないとだめよ」といわれ、泣く泣く間引きをした。なんだかかわいそうな気がして捨てることもできなかったのだが、また小さな鉢に植えて人に差し上げてとても喜ばれたりもした。こうしないと共倒れになるんだそうだ。なんでも同じだなあ・・といまさらのように感心した。

 そんなバジルだったので、山口から帰ったころには干からびているだろう・・と思いきや、今年は東は雨が多かったそうで、どうにか、生きながらえて私の帰りを待っていてくれたのだった。とはいえ、お米が深刻だと言うので、そうそう喜んでもいられないが、3日目くらいで、見事に復活した。
植物の生命力には本当に畏れ入る・・・。

 ここはフルートさんの日記だから、山口の帰りに寄った、フルートコンベンションのことでも書けばいいものを・・。まあいいか。
というわけで、もうすぐ8月も終わりだ。山口では思いがけず、おいしいイタリア料理を堪能してきた。イタリアと言えばミラノ・スカラ座のフルーティスト、ダヴィデ・フォルミサーノがまた来日する。彼のすばらしい笛の音を聴けるのは今から本当に楽しみだ!
まとまらないので、このあたりで。まずは明日のコンサートが楽しくできますように!(もっと早く宣伝すればよかった・・)おしまい。
 



2003年08月30日(土)



 金木犀

 いつのまにか、空気が変わった。金木犀の香る風が心地よい。それもそのはず、明日から10月だ。かろうじて、毎月書く!というのを守って何ヶ月めだろう?
昨日、生徒さんたちとのフルートアンサンブルの小さな演奏会を無事に終えた。今回は一人必ず1曲は1番を吹いてもらおうと思い、プログラムと誰を何番にするかでずいぶん迷った。散々、迷って決めたつもりだったが、一人だけ1番を吹かない人ができてしまった。故意ではなく、あまりに複雑で考えすぎたこともあって、本当にうっかり抜け落ちてしまったのだった。ところが、最後の練習のとき、その曲は私が1番をということになっていたのだが、いまさらながらやはり気になって、その方に「やってみませんか?」と言ってみた。実力はあるが奥ゆかしい方なので、うっかりの気後れもあって断られたらどうしようと思いつつ・・。すると、「そうですか、やってみます」とおっしゃって練習のときに見事にソロを吹ききった。

 私はフランスにいたときに、ソロはもとより、室内楽奏者では右に出るものがいない、というほどすばらしいクリスチャン・ラルデという先生に見ていただいていた。(そのおかげで室内楽にはまってしまった・・・)もう、6,7年前になるが、その先生が来日した際に行われたインタビューで「チャンス」について聞いてくれ、と頼まれていたので、「チャンスをつかむにはどうしたらいいのでしょうか?」と聞いた。すると、「そのチャンスをつかむ準備ができていることが大切だ」とおっしゃった。

 さきほどの生徒さんの話に戻るが、その方の見事なソロを聴いていて、そんなことをふと思い出した。私はといえば・・・。(泣)
それにしても昨日のあの生徒さんたちの演奏の見事なこと!
7月の発表会、あまりの準備不足で生徒さんたちが未消化のまま、演奏するはめになったが、それはあきらかに私のせいだった・・。時間をかける。そんな基本的なことの大切さをあらためて考えさせられた7月の発表会だっただけに、昨日の結果は私も本当に嬉しかった。

 そういえば、10月4日に始まる芝居のDMが大好きな役者さんから今日届いた。「緊急通告!切符が売れてないわけではありません。ただDMが遅れただけです・・今すぐお電話ください」なるほど(笑)。私もDMがまだだ。11日に茂原で、18日に千葉のドルチェホールで室内楽のコンサートがあるというのに・・!

日記書いてる場合じゃないか・・。金木犀の香るうちにかかなくちゃ。
それでは、また。



2003年09月30日(火)



 節分を過ぎて

 あっという間に年が明けてしまった。1月20日に何か書こうとした形跡がある。なんということだ・・1月は10日に武蔵野市民文化ホールと言うとても響きのいいホールで、ギターとの幸せな本番で始まって、その後、あまりにたくさんの幸せな瞬間があったが、こうして書くまでに至らなかった。幸せな瞬間についてはまたそのうち・・。それにしても、月に1度くらいなら書けるかもなどと思ったのは甘かった。書きたいことがたまっているから書き始めると長くなる。長くなると思うと、書くのを1日伸ばしにする・・という相変わらずの悪循環にはまっている。これを誰が書いているかを知っている人はもう、あきらめて訪れることもないだろうが、たまたま訪れてしまった方には、気の毒である。あらためてごめんなさい。
 
 先日、ある作家が新聞に年賀状についてエッセイのようなものを載せていた。賀状を今年もまた頑張って書けなかった、こうなったら立春までの寒中見舞いで、まただめだったら立春過ぎの余寒見舞いを・・と言う内容だった。(この余寒見舞いというのは「10へえ」くらい感心した。)
 かく言う私も、本当に明けてから書くというのがここ何年も続いている。ただ、例年、年末から少し考え始めているのに、昨年は4泊6日でパリになんぞ出かけたので、30日まで合わせがずれ込み、その上、年賀状の枚数を間違って例年の半分しか買わなかったこともあって、ずいぶん失礼した・・。
 そんなわけで、今年こそは寒中お見舞いと思っていたが、飛び入り仕事が多く立て込んだ上、2月1日の発表会までは全く余裕がなくなってしまい、とうとう立春を迎えてしまった。節分の日は9時半頃、駅に着き、あっ、節分だ、恵方巻きと節分の豆を買わなくちゃと思い出して、コンビニで恵方巻きとやらを買った。スーパーで節分の豆を探したが見つからず、昆布入りのおつまみ系の大豆が小さな小袋に入っているものを仕方なく買った(笑)。これで、豆まきをしたことになるのかわからないけど、福は内と、11時半頃、そっと節分を楽しんだ。
 
 翌日早く、実家に帰ると、本格的に豆まきをした形跡があった。節分はいつも、豆撒きをしたあとで、大豆とピーナッツを炒ったものを食べて(千葉らしいね(^_^)、大豆を緑茶に足して福茶とか言って飲む。これは香ばしくておいしい。
 たまにしか使わない実家のレッスン部屋にも、豆がたくさん蒔かれていて、生徒さんが来るので、掃除機で吸おうとしたら、箒で掃けと言う(関係ないが、この「箒で掃く」の漢字は絶対書けないなあ)。言うとおりにしたが、この節分の豆ってそのあと、みんなのうちではどうしているのかなとふと思ってしまった。いつ、どのように、始末しているのだろう?福を拾うのも大変である。
 節分が過ぎて、年が変わるともいうので、とりあえず、少し遅れたけれど、これを新年のご挨拶ということで・・。ところで、余寒見舞いって・・・・いつまで出せるんでしょうね、それを過ぎたら・・・・暑中見舞いまで何かあるのかしら(笑)?
 それでは、またそのうち。




2004年02月06日(金)



 2005年12月 齊藤佐智江さん出演 コンサート情報

Bouquet de Tons 17th
フルート、ヴァイオリン、チェンバロによるクリスマスコンサート

2005年12月11日(日)午後3時開演
場所:サロン 松本(JR本八幡駅より徒歩12分)

出演:
フルート:齊藤佐智江
ヴァイオリン:飯島多恵
チェンバロ :猿渡紀子


曲目
クーシスト/古様式によるクリスマスのソナチネ
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より
J.Sバッハ/トリソナタ 二長調
高橋喜治/雪の子供
クリスマス メドレー
 他

入場料 3500円 お飲物付き 高校生以下 2500円(要予約)
お問い合わせは bouquetdetons@yahoo.co.jp

< コメント >
フルートの齊藤さんに、ちらしをいただきましたので、情報を載せますね。
               by web管理人ドラマーおくさん


2005年11月04日(金)
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