V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2015年08月21日(金) 新商品開発のヒントは親子関係より夫婦関係にヒント有り

クライアントで新商品開発のファシリテートを行った。商品開発のテーマは「家族」だった。家族と言えば一般的に「親と子」「三世代」である。しかし、今、三世代で住んでいるサザエさんのような家がどれだけあるのだろうか?また、サザエさんと圧倒的に違うのは奥さんが…サザエさんとフネが働き、その収入があってようやく成り立っているという事実だ。そういう変化をとらえると、「家族」をテーマにした商品開発には親子だけでなく「夫婦」の絆を深めたり、サポートし合うのを支援するも重要なKey Wordでないかと思う。その辺を見落としていた自分にハッとした。

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2015年08月20日(木) 高校球児に学ぶ本番で自分の実力を発揮する方法

夏の甲子園が終わった。今大会は、1年生の清宮選手やオコエ選手、小笠原選手など、前評判が高かった選手がその実力を如何なく発揮した大会だった。大舞台で実力を如何なく発揮できるのは凄いと思う。が、自分もTVの毎週の生放送のニューズ番組に3年間コメンテータで出演したり、1500人のビジネスマンの前で毎年パネルディスカッションのコーディネータを務めた経験からすると、その場で集中し、楽しんでしまえばできると思う。彼らが実力を発揮できたのは、指導者によって育まれた集中力と楽しむ気持ちの賜物だろう。

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2015年08月19日(水) 大赤字の会社の再生を支援した会計事務所の粋な計らい

T社長が大赤字から立ち直った。立ち直りには、岐阜県の最大の会計事務所「高井法博会計事務所」が支援した。T社長が大赤字のどん底にいるとき、高井先生はもし黒字化し目標を達成したら有名な料亭で食事をご馳走しようと約束をした。先日、それが実現し、今日、T社長のFacebookに写真がアップされた。そのパーティに参加していたのは、高井代表夫婦とその後継者、担当の小寺夫婦とその子供、そしてT社長とご子息だった。家族ぐるみでT社長を心配し、社長の復活を支えていたことがわかる。相手のことを自分のこととして考えてくれる人がいたからこそ、不可能は可能になった。この奇跡はT社長の努力はもちろんだが、チームワークが生んだことが伝わってきた。

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2015年08月18日(火) 近年、身近で「日本人」をテーマにしたセミナーが多い理由

最近、自分の周囲で「日本人は素晴らしい」「日本の威信を取り戻す」をテーマにした勉強会、活動が多いと感じている。右翼というわけではないが、もっと日本人らしさ、日本人特有の誇りを大事にしようとする動きだ。「なぜ、今、日本人らしさなのか?」と疑問に思っていたら、『致知』2015年9月号の中で月尾嘉男東大名誉教授が次のように語っていた。「維新をもたらした動機は『武士道』。劣等国として見下されるのは耐え難いという『名誉』を重んじる気持ち。実はこれこそが最大の動機だった。日本が地図から消滅しないためには、現代日本人が忘れてしまった名誉の精神を今一度取り戻す必要があるでしょう」。これを読んで得心した。日本人をテーマにした勉強会が多いのは、自分たちが劣等化しつつあることへの危機感だったのだ。

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2015年08月17日(月) 『戦争を教えてください』を観て感じた戦争の最大の恐怖

TV番組で『戦争を教えてださい』をやっていた。知らないことが多く、興味深く見た。戦争の怖さは様々だが、番組を観ていて私が一番感じたのは、兵隊になると人が人に見えなくなるという感覚である。米軍兵が無差別攻撃をした理由として「日本人は人間ではない」ということを、なんの躊躇もなく語っていたが、平時ではありえない思考になっていたとしてもそれを異常と感じないことが一番怖いと感じた。自己統制力を失わせてしまう洗脳は最大の罪だと感じた。

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2015年08月16日(日) 「過去を捨てないと新しいものは入ってこない」から選択したこと

自分のホームページから「講演実績」を消した。この実績欄には2001年に155講演を行って以来、毎年120件程度の講演・セミナーを実施してきたクライアントの名前を200以上記載していた。が、そういう昔の名前を出さなくても、最近は別の意味でお客様に選ばれる存在になりつつあるように感じる。特に大事なのは、考え方や理念への共感性だ。私は弱い立場の人や組織が、強い人や組織に逆転勝利するというよりも、弱い人や組織ならではの持ち味を生かし、人とは明らかに異なる「違いを出す生き方」を応援するのが大好き。今、こんな考え方の会社と仕事ができて本当にうれしいと感じている。新しいものを入れるには、今あるものを捨てること。そのために、過去の栄光は消してしまうのだ。

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2015年08月15日(土) これでいいのか?部下がミスをしたときの上司の責任の取り方

サントリーのトートバックのデザインが盗作であることが判明し、そのいくつかの使用を禁止した事件。デザイナーの佐野氏はそれを部下が勝手にやったと説明した。それが事実かどうかはわからないが、「部下が勝手にやったことだから自分ではない」という説明スタンスは本当に残念だ。去年、マクドナルドの社長も、期限切れ鶏肉を商品化していた問題の時「中国の鶏肉工場が勝手にやったこと」と釈明していたが、それは「自分の管理不行き届き」「私の縛りがきついので、現場は耐え切れずにそうした。だから私のマネジメントの責任」というのが真因なのだ。その後の不買行為の根強さからも、消費者が納得できていないことがわかる。佐野氏のケースも「他のデザインからいただく」が社内で常態化しているからこそ起きた事件ではないかと思う。「私の教育不足」だと素直に認めるべきである。そうしないとその火の粉は五輪のエンブレムに及ぶであろう。

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2015年08月14日(金) 個人の尊厳と組織の尊厳、どちらを第一に考えるべきか?

30年前の日航機墜落事故のTVを観ていたら、原因となった金属疲労をもたらしたのはボーイング社の修理の仕方が十分でなかったためと報道された。そこで取材班がボーイング社に問い合わせても、ボーイング社は取材拒否を貫いたという。TVではその理由を「米国人は原因の追求よりも今後の対策に力点を当てているため」と伝えていた。それを聴きながら、その姿勢は正しいと思った。経営をしていると「個人の尊厳」と「組織の尊厳」のどちらを優先するかという問題がある。ミスや赤字が出たときに「誰のせいか」の「誰」を見つけ、その人に責任を押し付け、幕を引こうとするやり方は、『組織優先で個人無視』である。こうなると社員はビビってしまい、その組織への帰属意識をなくしてしまう。これについては私も苦い思い出があるが、トカゲのしっぽを切ることは、皆をトカゲ化してしまうリスクがある。経営者は常にその逆の優先順位で行かねばならないと感じた。

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2015年08月13日(木) 松下翁に学ぶP/LよりB/Sを重視した経営を目指そう

7月にパナソニックの社員研修をやらせていただいた。するとその共時性というべきか、松下幸之助の経営情報に接する機会が増えた。例えば先日、松下幸之助の最後の弟子で、元副社長の佐久間昴二先生の講演を聴く機会があった。話は先生が手掛けたWOWWOWの再建話が中心だったが、その時購入した書籍『松下幸之助から教わった「経営理念を売りなさい」』を読んでいいて、感動すること、学ぶことが多数あった。その一つが「B/S的発想で金を使う」というものだった。設備の資産はB/Sに載るが、人や信用は載らない。が、それを蓄積するように投資をし、活動をせよというのだ。P/LよりB/S重視の考え方はいろんなところで学んだが、B/S>P/Lをここまで端的に理解できた本は初めて。大感謝です。

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2015年07月23日(木) 食品は体験があると愛着心が倍増する

那須塩原高原で、トマトの収穫体験をした。中部マーケティング協会の商品企画研究部会で、カゴメを訪問。同社のトマトは、床に実っている。ヘタがカンカンに取れる皮が厚くて破れにくい。いずれも農家の生産性を徹底的に考えた結果だ。同社は畑を第一の工場、加工工場を第二工場と位置づけているが、優れた商品のためのその発想が素晴らしい。その姿勢に感動した。


酒井英之 |MAILHomePage
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