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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
営業力強化を指導している某クライアントのある支店の現場リーダーから次のようなメールが届いた。「本日会議ありがとうございました。今回は様々な支店の見解を楽しみにしていました。すべての支店のアクションプランを確認しましたが、自分のなかではまだまだだなぁと思っています。酒井先生の見解を改めてお聞きしたいと思ってメールさせていただきました。長くなって申し訳ございませんが、今後ともアドバイスよろしくお願いいたします」。通常は自支店へのアドバイスだけで満足するところ、より良いものを見て学ぼうとする姿勢は素晴らしい!メールを貰ったこっちが感動した。
『ようこそ先輩!課外授業』で帝京大学ラグビー部の岩出監督の授業をやっていた。その中で、ラグビー部内には「ボール係」や「会計係」「夜食係」などの係があるが、どの係も3人一組になっていて、何かあれば3人で相談して決めると紹介されていた。今日、某社のミーティングでそのことを思い出し試してみた。最初はペアでミーティングさせた。あまり会話は活発にならなかった。その後、3人でミーティングしてもらった。今度は活発な意見交換がなされた。3人集まれば社会ができる、というが改めて2人と3人の違いを感じた。
某社でビジョンを考える合宿研修を行った。ビジョン開発に先立って全員でベンチマークする企業を3社見学をしてからの合宿なので、彼らの描いたあるべき姿は、実に具体的で「こうなりたい」がはっきりしたものになった。見学先が描かれた書籍を読んでも、DVDを見てもこれほど精緻な未来図は描けなかったと思う。双方向で質疑応答をしているからこそ得られた情報もあるし、プロジェクトメンバー皆で話し合っているからこそ得た気づきや深まった理解がある。同社で生まれるビジョンがますます楽しみになってきた。
某大手企業で監督職昇進研修の講師を務めた。研修終了後に請求書を送ったら人事部のマネージャから以下のようなメールをいただいた。「御礼が遅くなりましたが、先日当社、監督職候補をご指導いただき、ありがとうございました。研修立ち上がりのスイッチを入れる、自らの可能性を再確認し、研修に取り組む意識を変えるという当初目的に対して、受講生もしっかりと応えてくれつつあります」。そしてこのメールのタイトルは「請求書をお送りいただきありがとうございます」だった。これには感動した。研修内容はともかく請求書を送って感謝されたことなどないからだ…。支払いに気を遣っていただけるのは、私のような零細企業経営者にはとてもありがたい。
創業者精神をどう伝えるか…はどの企業にとっても大きな課題であろう。先日研修を行わせていただいた会社には『経営理念室』なる部屋があった。そこには創業者の言葉を綴った書籍、ビデオ、DVDなどが多数あった。また有名な言葉が額に入れて飾ってあった。幸運にもその部屋が講師控室になっていて、そこに座っているだけで満たされた気持ちになった。その空間にいると、理念経営が強い会社を作り、人を育てる上で一番大事なのだと実感できた。
ディズニーランドの売上げをいかに伸ばすか…を考える研修を実施した。ロジカルシンキングを学ぶ題材にしたのだ。売上げは必ず数式に分解できる。今回は、来場者数×客単価とし、「来場者数」を「閑散期来場者数」と「繁忙期来場者数」に分け、いかにして閑散期来場者数を上げるか。また「客単価」を「一人一時間当客単価×平均滞在時間」とし、いかにして「一人一時間当客単価」と「平均滞在時間」を上げるかを考えてもらった。ネタはディズニーランド出身者が講師を務める研修で私が学んできたことだが、若者が目を輝かせて取り組んでくれることが嬉しかった。
6月11日に行った東京商工会議所での『稼ぎ続ける営業チームづくり講座』の感想が届いた。自分のこだわったことが正しく伝わっていたようで安心した。以下はその主な意見。「内容が非常にわかりやすかったし、ところどころでヒントも説明されたので面白さもある」「今までの研修で一番わかりやすい」「営業の見える化が課題であったため、管理職一人で計画を作成するのではなく、チームで参画することの意義が実感でき、早速実践してみようと思える内容だった」「非常に現実的で、すぐに役に立つ内容ばかりであり、わかりやすかった」「口調が砕けていてゆっくり話されるので理解しやすかった」「大変わかりやすく面白かった」。ありがとうございます。励みになります。
地元の材料に徹底的にこだわるレストランは魅力的だ。先日NHKの『プロフェッショナル』で取り上げていた富山の谷口英司さんの店はその代表だ。そんな店が近くにないかと思っていたら、先日立ち寄った長野市内の「BANIKUMAN」という名前の居酒屋はまさに地元食材専門の長野版の店だった。名前の通り馬肉の料理が多いが、魅かれたのはメニューの一番にある「長野県盛り合わせ」。長野の野菜類を盛り合わせたものだという。カウンターで頂きながら私の地元に「岐阜県盛り合わせ」を出す店があればな、と憧れてしまった。
TV会議システムはどの程度機能するのか…?博多にある会社で九州各地の14支店を同時に指導しているが、前年までは受講生に5人ずつ、3回に分けて博多に集まっていただいてディスカッションしていた。が、これだとコストはかかるし時間ロスも大きい。そこで今年から導入されたTV会議システムを用い、最大7拠点を結んでディスカッションをした。すると…資料さえ最初にシェアできれば十分にディスカッションとして機能することがわかった。文明の利器は使ってみるものだ。
忙中に閑を作らないと、大きな見落としをしてしまうもの。そこで今日、1月から数えて後半戦に入るのを機に反省してみた。前半は思いのほか受注が多く大忙しの日が続いた。単発研修よりも、V字回復を目的としたコンサルティングの依頼が多く徐々に成果が生まれつつある。新商品開発の案件やビジョン開発の案件も複数ありコンサルの幅も確保できている。できていないことは、小体市場を対象にした「V字マン養成講座」に手が付けられていないことだ。コンテンツはあるのだからとっととやらないと、開催を心待ちにしている人に申し訳が立たない。9月開校を目途に準備していきたい。
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