V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年11月12日(火) 「自分に何ができるのか?」を伝える時の伝え方

コンサルタントが「自分に何ができるのか?」を伝えるプレゼンテーションを聞く機会があった。そのプレゼンの仕方が人それぞれで面白かった。Aさんは自分ができる10個のことを10すべて語った。Bさんは自分ができることの中から代表的な1つを取り上げ、それにまつわるエピソードつけて深く語り、後は話さなかった。Cさんは自分が実施する予定のセミナーのチラシを持ってきて「もっと伝わるチラシにするにはどうしたらいいでしょう?」と、皆に意見を求めた。さらにDさんは「今、こんな問題に直面して困っています。皆さんの知恵を貸してください」と会場の人に問いかけて、答えをもらっていた。そしEさんは、彼のやりたいことを伝わりやすい彼の造語で伝えた。いろんなプレゼン方法があるものだ。自分も誰かに何かを伝えるときはTPOに応じて最適な方法を選びたいと思った。

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2013年11月11日(月) 「これがやりたい!」を見だした人はこんなに輝く

私の部下の女性がクライアントの女性ばかりを集めて企画した同社初の女性向け商品が売れている。従来ユニセックス系の商品を、女性に特化してデザインし直した斬新な発想が受けたのだ。そこでこの経験にこれまでの私のコンサル経験を加味し、女性PJTチームにより女性向け商品の開発プロセスをメソッド化し、コンサル商品として提供することにした。近い将来そのメソッドを伝える公開セミナーを行うが、この打ち合わせをしているとき、私は彼女が実に生き生きとしていることに驚く。彼女はチャレンジ精神が旺盛でいろんなことにトライをしてきた。そして、今回の経験でようやく「これだ!」という自分のドメインが見えたのだろう。「これだ!」と思える目標を見つけ、その方向に進む機会があること。また、そこに導く伴走者が横にいることがどれだけ人を快活にするか。彼女を見ていて改めて気づいた。とにかく部下の表情が明るくなるのは、嬉しいものだ。

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2013年11月10日(日) サザンのデビュー当時の曲を聴いてハッとする

私の部下の顧客先へのコンサル報告を聞いた。思った以上に良い出来で、お客様の満足度も高いという。そして驚いたことに、その内容の80%は私がかつて開発し、著書にしたためたメソッドだった。つまり、私の中では「古くて」「飽きた」面白みのないメソッドだったのだ。ところがそれらのメソッドは今も効果を発揮し、経営を活性化するチカラがあったのである。日々セミナーや講演に追われていると、新しいものを創作しないといけないのではないか…と追い立てられている気分になる。相手が同じときは尚更だ。すると、新しいものばかりが是となり、古くて良いものをつい見失ってしまうことがある。聞きなれたサザンのデビュー当時の曲を聴いて今もハッとすることがあるように、実は受け手も進化していて、同じメソッドでも今だからこそ以前以上に響くものがある。「それを見失わないようにね…」と、何回となく伝えてきた部下に、逆に教えられた思いだ。

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2013年11月09日(土) 現場の生の声が、硬直化した組織を動かす

某社の2020年のビジョン開発のコンサルティングを手掛けている。業界情報を集め、2020年までの経済予測などを同社の幹部に情報提供するが、このようなトレンド情報はあまり人の心を揺さぶらない。このような検討で最も幹部の心をつかむのは、お客様の生の声。「現在の某社をどう評価しているのか、お客様自身は今後どうなろうとしているのか、某社にはこれからどうあって欲しいのか」など、お客様へのインタビュー情報だ。例えば「いつも一方的で双方向でない」「相談しようにも頼りにならない」などの現場の叫びにも似た生の声は、某社の幹部の心を根底から動かす力がある。問題は伝え方。お客様には切実な問題であり、あなたにしか解決できない問題に見せないといけない。このような言葉を活かすのはコンサルタントの重要な仕事だ。

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2013年11月08日(金) 担当現場を毎日一生懸命掃除する人へのご褒美

建設会社の専務に聞いた話。同社の若手社員が、自分が担当している現場で、毎日一生懸命掃除をしていた。隣人の人を見かけると大きな声で挨拶をした。同現場では頼んでいた職人が片付けるどころか床下にゴミを捨てたままにするというとんでもないことがあり、施主からクレームをもらっていた。そのため、彼は一層基本動作に力を入れていたのだ。すると、彼の挨拶を気持ち良いと思った隣人が「こんなに気持ちの良い挨拶ができる人なら是非うちも頼みたい」と壁の補修工事の注文をくれたという。掃除の不出来がクレームを生み、気持のよい挨拶が受注を生む。「どんな思いをもった誰がやってくれる仕事なのか」で、天と地ほども業績が変わる時代を象徴する出来事。それを若いうちに生で体験したしたこの若手社員は、今後も基本動作を徹底し、人の手本となることだろう。

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2013年11月07日(木) うまくいかない時は、矢印を自分に向けよう

私は仲間と企業を訪問し、商品開発物語を聴いたり工場見学をする勉強会の幹事を長年、務めている。その勉強会では学んだことをメンバーとシェアする講演時間が設けられている。この講演の題材はたった今、私が聞いたり見たりして、この会社、ここが素晴らしい!と気づいたこと。よって自分でうまくまとめられたと納得できるときも、今日は冴えなかったと悔やむことがある。そして冴えなかったと思った日は、仲間に八つ当たりしてしまうのだ。しかし、これは大きな勘違いで、要は勉強会の最中に自分が聴くべきところ、見るべきところを見ていないだけ。現に翌日になって「あの会社のここが素晴らしかった!」と、いくつも気づくことがある。その場で気づけないのは自分の力量不足なだけだ。人には見えない企業の素晴らしさが気づいてこそコンサルタントの存在価値。自分はまだまだだ。

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2013年11月06日(水) 3.11で泣いた人が11.3に笑った!!〜祝楽天優勝

東北楽天GEが優勝した。田中投手で負けた時にこのまま巨人の流れかと思ったが、前日の160球の熱投を見たナインが「9回に田中をマウンドに」と誓い合ったのだという。土曜の頑張りや悔しさが日曜の集中力や挑戦心を引き出したということ。こうやって9年前、38勝97敗の最下位に喘いだチームは、前の日の頑張りや屈辱、喜びなどが次の日の行動力を育み、ついに日本一へと到達したのだろう。夢があるから今日までぶれずに、なにひとつ無駄になることなく夢を実現できたのだと思う。そして夢が実現した時、監督は選手のおかげだといい、選手はファンのおかげだという。そしてファンは監督のおかげだという。そうやって、喜びを共有できる仲間がいることの喜び。楽天の栄光は、多くの人の「こうありたい」と願う人生の縮図のよう。だから、多くの人が祝福しているのだろう。

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2013年11月05日(火) たった一人の期待が秘めた挑戦心に火を点ける

昨日のクレドを作成した仲間の一人に、「私は1%でも可能性を持った人間がいたら、助けます」を自分に誓った人がいた。彼は某社の契約社員だった当時、社内で軽い存在に扱われ、意見を主張するものの全く取り上げてもらえず、嫌になって辞める決意をし、課長に辞表を提出した。それを知った彼の隣のセクションの係長が慌てて課長の所に飛んでいき「私が彼を説得します。彼には見所があります。辞表は受理しないでください」とお願いした。そして、係長ととことん話し合い、「一人でも自分に期待してくれる人がいるのなら、もう一度その職場で頑張ってみよう」「自分の立場でしかできないことを探して取り組み、高度化していこう」と考え直したという。以来、彼は自分のためでなくお客様や仲間第一で働く人へと変身。現在は正社員となって同社には欠かせない人財へと成長している。

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2013年11月04日(月) リーダー育成勉強会で作成した感動Myクレド

友人とリーダーを育成する勉強会を実施している。その中は「Myクレド」を作る実習がある。Myクレドとは、「どんなときでも私はこれを守る!」自分への約束のこと。その中で感動したものがあったので紹介したい。

■Aさんのクレド
「私はあなたをサポートします。辛い表情の時は笑顔で接します。下を向いているときは話しかけます。会社の問題で家から出られなくなった時は家まで迎えに行きます。甘えが見えた時は怒鳴り散らすかもしれません。大きなお世話かもしれないけれど、間違ったやり方かもしれないけれど一緒に仕事をした友達だから」
■Bさんのクレド
「私は皆の顔色や様子をいつも見ています。なぜなら、苦しんでいたり悩んだりしたときに一番に気づいてあげたいから」
「私は周りの誰よりも頑張っている人を応援します。なぜなら、一人で戦うのは辛いです。横にいてはげましたり叱咤激励してあげたいから」
■Cさんのクレド
「私はメンバーに感謝の声掛けをします。なぜなら今日一日何かに頑張ってくれた部下に『○○をありがとう』と伝えることで、見ていてくれたんだという気持ちになると思うからです」

 これらのクレドは、自分自身が辛かったとき、どのように人に助けてもらったかを思い起こしていただき、「同じことを部下や仲間にして上げられる人になろう」の想いから生まれたもの。実際にAさんは家に迎えに来てもらった経験があり、Bさんには気づいてもらったり励まされた経験が、Cさんは上司の声掛けで立ち直った経験がある。
 落ち込んだ仲間を救えるのは、具体的に行動することができる人。そのためには、弱っている人の近くに行って、よく見て、気がついて、声をかけられる人リーダー。そんなリーダーが日本中に増えたら嬉しい。

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2013年11月03日(日) プロとして高いセルフイメージを持つ人の習慣

先週は某社のコールセンタの課長及びリーダーに「リーダーシップとは何か?」「部下とのコミュニケーションの取り方」を教える研修講師を務めた。昨年以来述べ220人を育成してきたが、その中にはものすごく売る人で、なおかつ上司や部下から尊敬を得ている女性が何人かいた。彼女たちに共通しているのは、身なりが整っていて美しい、ということ。研修受講時もお洒落で、化粧をしていて、凛とした空気を漂わせている。コールセンタで働く姿も見たことがあるが、同じ。お客様は電話の向こうにいて、姿が見えるわけではない。が、まるで今から接客するかのように整えている。ブランド品かどうかはではなく、研修だからと身なりに手を抜かず綺麗であることにこだわることは心を整え、プロとしてのセルフイメージを高めること。それが売る時の声に出て自信のある推し、安心を与える落ち着きになる。たかが研修=練習の場でも、何を着てくるかはその人の心構えを作る上で大事なことなのだ。

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酒井英之 |MAILHomePage
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