|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
電車に乗っていたら、横のおばあさんに「私より年下の人に聞くのは恥ずかしいのだけど…」と声をかけられた。見るとおばさん、かばんからご祝儀袋を取り出している。ただ、それに巻いてあるリボンが取れてしまい、上向きが正しいのか下向きなのか分からなくなってしまったのだというのだ。そこで早速スマホでチェック。するとリボンは上向きが正しいことが判明。こんなとき、スマホを持っていて本当に良かった、と思う。
某社の新卒内定者の自己紹介。「3年間、勉強ばかりしてきたので中国語と××語は最高峰の資格を取得した」と語った。そこで私が「3年と言わず、時間で表現すると何時間ですか?」と問いかけると「毎日、深夜まで6時間は勉強しました」という。3年間を1000日とすれば、6000時間!さらに、合格には中国語を3万Word覚えたという。3年というのと6000時間、3万Wordと具体的に言うのとどちらが伝わるか、わかってもらったと思う。
昨日の新卒内定者向けの講義で、ブランディングの3要素に基づいた「自社紹介」を練習した。3要素とは「お客様に与えることができる同社ならではのメリットが××です」「今の時代に求められている××でNo.1です」「こんな実績があります」の3つ。これ用いて、自分が属する組織(クラブやゼミ)に人を誘う文句を考えてもらった。その後で同社に当てはめた3条件を紹介。これにより同社の強みを理解してもらった。
某社の来春新卒内定者相手に講義をした。まずは自己紹介の練習。グローバルカンパニーを目指す同社のフィールドは世界。このとき、国内固有のバックボーン(××大卒など)は何の意味もない。必要なのは「自分は何ができる」「自分は××がしたい」「自分は××に関心がある」をしっかり相手に伝えること。それを考えてもらい、メンバー間でシェアした。こうした問いは今は曖昧な答えでいいが、これからどんどんクリアにして欲しい。
日本ハムはドラフト1位で大谷選手を指名…どうしてそんなことをするのかな?仮に日本ハムが説得して彼を入団させたとしても「最初から他球団に行かせないための密約か?」と疑われてしまう。これでは彼の野球人生にとって絶対にマイナス。選手の未来より、自球団のことしか考えていないように思える。「カスタマー・サービス・ファースト」を掲げて実施している球団だけの行動に、残念でならない。
学生が無気力なのは、親と学校の責任だと思う。「せめて大学ぐらい出てよ」と親に言われ、無目的のまま大学に入ったがために、就職も親か学校の勧めるままのつもりなのだろう。親の期待に応えれば親が喜ぶ、応えられなければ親が怒る・嘆く…こんな環境で育ったら、人は依存症になる。言われたことはやるが、言われないことまで自分でやる意欲が生まれない。少子化社会は親が子供に干渉する社会。結果、こんな子供を育ててしまったのだ。
無気力な学生たちを何とかできないか?某女性社長から相談を受けた。社長はある短大で「働くということ」をテーマに講演したのだが、そこに集まった学生たちの無気力ぶりに驚いたという。一生懸命問いかけても、反応がなく「自分の人生を自分で選択する」チカラも覚悟もないように感じられたという。学生は「何のために働くのか?」という問いに今のうちに向き合わないと、「金のために仕方なく働く」人が増えてしまう。
東京商工会議所で営業管理者向けのセミナーを開催。今夏の参加者の中には「うちの商品は他社とまったく同じで何の差異化もできないのです」と嘆く人が大勢いた。昔から「商品で差がつかなかったらサービスで」「サービスで差が付かなかったら諸条件で」「それでも差が付かなかったら担当者で」「それでも付かないときは値を下げろ」という。自社の儲けではなくお役立ちの気持ちがあれば、せめて諸条件や担当者で差が付けられるはず。なんとしても安易な価格競争は避けてほしい。
イタリアで地震学者が禁固6年の有罪になったニュースを聞いた。罪状は地震発生の1週間前に「地震の心配はない」と発言したこと。ところが実際には地震が発生し、多くの人が亡くなった。その責任がある、というのだ。が、訴える人がいることもおかしいし、有罪にすることもおかしい。問うべきは未熟な科学に過ぎない地震予知技術を用いた地震対策をしようと考えた人類の愚かさにある。地震対策は予知より防災にあてるべきだ。
昨日の合宿討議の夜は22:30まで。そこから居酒屋に繰り出して24:00まで懇親会。都心の会社は出口のない山ごもり合宿をやるものだが、田舎の会社は普段自動車通勤のためなかなか一緒に飲むことができない。そこで、都心のホテルで合宿をし、夜に居酒屋で飲むのである。選んだ店は幻の手羽先で有名な「世界の山ちゃん」。深夜まで営業するこの店特有の気さくさが、懇親を一層深めてくれる。
|