V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2012年10月19日(金) 合宿幹部研修に参加できる人の条件

某社の幹部の合宿会議。同社の問題点を思いっきり洗い出し、一番のボトルネックを見つけるのが狙いだ。会議の冒頭で社長が「今日参加しているメンバーは、言い訳ができない人ばかりだ」と述べた。どんな問題が出ようとも、「あ、それは俺のせいだ」と自分に矢印を向けて考えてもらう。精神的疲労は大きいが、責任の擦り付け合いはなし。「ダメを認めて直せば良くなる」を信じられる人の会議は何時間かけても楽しい。

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2012年10月18日(木) 理念で差異化して人も商品も差異化した会社

某社長の創業の経緯を聞いた。同氏は優秀なセールスマンだったが、会社を興して経営的な考え方のできる人材を育てたいという思いに駆られて独立。1年間アルバイトして300万円を貯め、それを元手に会社を興した。このとき「成熟した業界は300万円では生き残れない。成長産業しかない」と、特定の業態を定めた。そして現在はその業態で十指に入る規模へ成長。同業者とは理念からして差異化が図られている。他を安易に追従せず、自分の信念に忠実な会社は応援したい。

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2012年10月17日(水) 世界一長寿の街・巴馬の長寿の秘訣

銀座の巴馬というレストランでモダンチャイニーズを食した。中国の巴馬という村は世界一長寿の村らしく、そこで取れたゴマ油をかけながら食べる。長寿の秘密はそのゴマにあるらしい。が、その巴馬も長寿で注目され、中国人の金持ちがその村に大きなリゾートホテルを建てる計画が進んでいるとか。しかけているのは大物中国人だが、それを聞いてガッカリした。田舎が都市化することは、その魅力を木っ端微塵に打ち消してしまう。やがて巴馬も、長寿をもたらした素朴さや静けさとは無縁の街になっていくのだろう。

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2012年10月16日(火) プロ魂バリバリの編集者の腕と器量に参りました!

先週の木曜日に、大手出版社の取材を受けた。原稿にして述べ8000字、二時間半にわたるロングインタビューだった。編集担当の質問が鋭くて上手く応えることができず「たどたどしくてすみません!」と謝ると「理路整然とした話のテープを起こすなら編集担当なんて要らないでしょう。曖昧模糊した話から『これは!』という要点を紡ぎだすのがプロの腕の見せ所ですからそれでいいんです!」と、くったくなく笑う。そして今日、早速ゲラが送られてきた。その速さにビックリ。さらに目を通してみて、その品質の高さにビックリ。非常に勢いのある文章で、私のいいたいことを見事にまとめてくれていた。プロの仕事はこういうものか…と感服。一流の仕事人に出会ってとても謙虚な気分になった。

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2012年10月15日(月) 最初はね、業績の悪い会社に入ったほうがいいんだよ

社会人に成り立ての頃、当時お付き合いのあった中小企業の老経営者から言われたことを時折思い出す。それは、「最初はね、業績の悪い会社に入ったほうがいいんだよ」。私はブラザー工業というミシン屋に入ったが、当時は親が心配するような衰退産業だった。そのためこの老経営者の言うことのうち、自分のいる会社が業績の悪い会社だ、ということしかわからなかった。が、今はこの言葉の意味がよくわかる。衰退産業を経験すると、通常の企業のほころびが見える。そこからだんだん悪くなっていく様が見える…ひょっとして20年もコンサルタントをやれたのはこの老経営者のおかげかもしれない。こんなところにメンターの教えがある。ありがとうございます。

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2012年10月14日(日) N社の上半期プロジェクト成果発表会(5)部下育成

N社のS支店は昨年度の成果発表会のチャンピオンだ。今年も2位となったが、今年の活動の目玉は「部下育成」だった。3人の部下を育成するためにリーダーが独自のカリキュラムを開発。ただし、3人を平等に教育するのではなく、学びたいといった人だけを教育する。そのため、3人の間にスキル差が生まれている。また、その差をサッカーにたとえ一人が全日本レベル、残り2人がJ2レベルと表現される。このスキルの差はそのまま意欲の差、とも言える。切磋琢磨を促す良い取り組みだ。

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2012年10月13日(土) N社の上半期プロジェクト成果発表会(4)選択と集中

昨年、N社のM支店の営業担当者は、業績を上げるためにあれもこれも考え計画に盛り込んだ。しかし、結果はやり切れなくて業績も沈んだままだった。そこで今年はやることを1つにだけ絞り込み、それだけを徹底的に実施。実施中もPDCAのCを確実に行った。その結果、M支店は目標をクリア。その方法を真似てやることを絞ったN支店も好成績を出した。一点集中型の方が成果は出やすいのだ。

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2012年10月12日(金) N社の上半期プロジェクト成果発表会(3)がむしゃら

今年の上期に、業績が最下位だったN社のF支店。マーケットは小さく言い訳する材料はいくらもあるのだが、それをせずに一念発起。自分がサンドイッチマンになり、客先の食堂で宣伝するという暴挙に出た。それも、若い担当者と上司の次長の2人が一緒に行った。首からぶら下げた広告は、同じ支店のメンバー全員の手作り。食堂で彼らを見かけた人は話しかけてくれたり、感心してくれたり。これを気に業績は回復。現在は目標を超えている。成果発表会に参加した二人の表情は実に晴れやか。恥をかくがむしゃら作戦で、自分の殻を打ち破ったのだ。

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2012年10月11日(木) N社の上半期プロジェクト成果発表会(2)管理指標

今年の一月に、目標に大きく届かなかったN社のI支店。私が同支店にフォロー面談に入ったとき「競争相手にどうしたら勝てるのか?」と競争相手の販促物など出して、弱音を吐いたので、「もっと基本的なことをやってから考えろ!」と発破をかけた。同支店の根本的な問題は「見込み客」を作れなかったこと。それを作るには「朝晩にビラを配る」「イベントを実施する」「マメに業者訪問をする」「ニュースレターを発行する」「小さな説明会を断続的に実施する」など基本的な行動量を増やすしかなかった。以来、同支店はそれを実施。説明会の回数や業者訪問回数はすべて記録し管理指標にした。その結果、事態は好転。現在は目標を大きく超える結果を出している。

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2012年10月10日(水) N社の上半期プロジェクト成果発表会(1)表彰制度

N社で上半期の営業目標達成プロジェクトの成果発表会議が行われた。まず、参加19支店が6グループに分かれて予選を行う。それぞれのプレゼンテーション時間は7分。質疑応答5分。終了後、各グループから1支店が代表となる。代表はグループ内メンバーの投票で決まる。そして勝ち抜いた6支店が全員の前でプレゼンし、投票により3支店が表彰される…。ワールドカップを思わせる表彰方式。私は表彰後の講評と下期へのアドバイスを約60分行ったが、他支店のやり方に学びシェアする良いイベントだった。

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酒井英之 |MAILHomePage
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