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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
今年の一月に、目標に大きく届かなかったN社のI支店。私が同支店にフォロー面談に入ったとき「競争相手にどうしたら勝てるのか?」と競争相手の販促物など出して、弱音を吐いたので、「もっと基本的なことをやってから考えろ!」と発破をかけた。同支店の根本的な問題は「見込み客」を作れなかったこと。それを作るには「朝晩にビラを配る」「イベントを実施する」「マメに業者訪問をする」「ニュースレターを発行する」「小さな説明会を断続的に実施する」など基本的な行動量を増やすしかなかった。以来、同支店はそれを実施。説明会の回数や業者訪問回数はすべて記録し管理指標にした。その結果、事態は好転。現在は目標を大きく超える結果を出している。
N社で上半期の営業目標達成プロジェクトの成果発表会議が行われた。まず、参加19支店が6グループに分かれて予選を行う。それぞれのプレゼンテーション時間は7分。質疑応答5分。終了後、各グループから1支店が代表となる。代表はグループ内メンバーの投票で決まる。そして勝ち抜いた6支店が全員の前でプレゼンし、投票により3支店が表彰される…。ワールドカップを思わせる表彰方式。私は表彰後の講評と下期へのアドバイスを約60分行ったが、他支店のやり方に学びシェアする良いイベントだった。
山中教授のノーベル賞受賞コメントを読んで涙が出た。備忘録として書き残しておこう。「iPS細胞はまだ一人の患者の役にも立っていない「父にもう一度会う前に、是非、iPS細胞の医学応用を実現させたい」「明日に病気を治すことは無理かもしれないが、患者さんに希望だけは持ってほしい」「外国に特許を独占され、iPS細胞を使った日本の医療費が高くなるのは避けたい」「日本全体で支えてもらったおかげ。日の丸がなければ受賞できなかった。まさに日本という国が受賞した賞だ」。
通関業務を担うクライアントが「夜間大学」を企画した。定員25名で全21回の集合研修で時間は主に18:30〜20:30。隔週ペースで約1年続く。途中合宿が2回あり、視察やグループでレポートを作成するためのディスカッション時間もある。参加は自社社員は全体の5分の2で、残りを取引先から集める。このような業界を巻き込んだ勉強会を一民間企業が企画することは珍しい。私も奮って応援したい。
息子の中学の野球チームが強い。現在2つの大会にエントリーしているがどちらも準決勝まで駒を進めている。さぞかしチームは盛り上がっているのだろう…と思って息子に聞くと「全然。むしろネガティブ」だという。「相手チームを見て、あのチーム、強い。勝ってこないよ」と言い合っているのだそうだ。盛り上がっている親としては残念な答えだが、いい意味で天狗にならず、謙虚で、挑戦者精神があるとも言える。来週も楽しみだ。
時間を潰すためにデニーズに入って読書をする。コーヒー220円で2時間粘っていざ会計をしようとしたら、財布を忘れていたことに気がついた。ビックリして携帯電話とスマホをカウンターに提示。「一時間で戻って来ますから」と伝えて店を出た。この間、店員さんはまったく怒る様子がなく、ニコニコと私に対応してくださった。それどころか、「スイマセン」と謝る。その冷静さとやさしさに感謝した。ありがとうございます。
金沢駅前のドーミーインに泊まる。ここの露天風呂に入って驚いた。そのデザインがまるで21世紀美術館のように斬新なのだ。金沢駅前は街全体非常に斬新なデザインで気持ちの良い空間なのだが、その内面に当たる温泉のデザインまで凝るとは驚きだ。ジョブズは優れた家具は見えないところにも素晴らしいデザインが施されていると語ったが、この街のデザイナーも同じ考え方なのだろう。
某社の新任管理職研修の講師を務める。その研修の中で、管理職として自分なりの答えを絶対持っていて欲しい問いを投げた。それは「給与以外の仕事の報酬とは何か?」。ところが後者がなかなか書けない。考えたこともない、という人もいた。働くことへの価値観が十分にできていないのだ。そこでボランティアは何のために働くのかを考えてもらう。「成長、貢献、仲間」。この辺りの答えを腹に落としてもらえればと思う。
クラフト素材を作る企業の社長と話す。彼女は「今の子供たちはゲームばかり。もっと工作をしないと手先が器用といわれた日本人はいなくなる」「モノを創りたくなるのは人間の本能。壊れたら買い換えればいいという考え方に豊かな精神性はない」など、強い危機感を感じている。その状態を変えることが彼女の使命。聞いていて、こんな社長を応援したいと思った。そして彼女は、この使命感に共感した非常に多くの支援者を集めるだろう。
某社の取締役が来社。ある一社がほぼ独占している市場に乗り出そうとするがどのようにして攻めたら良いか、という相談だ。マーケット縮小時代を反映して近年はこのような相談が増えている。一社が支配的な市場では必ずそれに反発している客がいる。巨人が強くてもすべての人が巨人ファンになるのではなく、むしろアンチ巨人ファンが増えるように敵も増えていく。では、どうしたらタイガースファンのような人の心を捉えることができるか?話していてとてもエキサイティングな時間だった。
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