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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ようやく時間ができたので、取り貯めていたDVDを観る。とりわけ面白かったのは「ほこたて」。この番組は」、何より対決させる企画を考えること、及びそれを出演者に納得させることに多大な苦労を要するだろうと思う。おそらく、出演者に拒否された件は放映の十倍以上に登っているのではないか。逆に、番組の要請を受けて立つ人は尊敬する。儲けとかプライドとか売名とかよりも、それだけ自分の仕事を楽しみ愛しているのだろう。
営業改革プログラムを構築の最後に、WGのメンバーにもうひとつ意地悪な問いを投げてみた。「対顧客相談力を高めるにはどうしたらよいか?」。社員研修の実施やOJTの徹底など…が出てくるかと思ったら「そんなの当たり前」と軽く一蹴されてしまった。それどころか出てきた答えが「お礼状を書く」「自分の体験談を話す」「お客様から一番感動したことを聞く…」など。商品に付随する様々なサービスを充実させることで、顧客との距離を縮めることが相談力アップに繋がる。その深い思考に感動した。
某社でワーキンググループを結成し約4ヶ月間かけて同社の営業改革プログラムを構築した。今日はそのワーキングの最終日。そこで意地悪で特定の「競争相手と価格合戦をどう乗り切るか」を問い投げてみた。「単品での比較ではなく、トータルな問題解決策に目を向ければ、顧客にメリットがある提案ができる」などの意見が出た。同社が価格競争や単品競争から抜け出し、ソリューション発想に転換したことを嬉しいと感じた。
水泳選手が今まで取ったメダルや盾、賞状をズラリと並べる。数多く並ぶとその強さが分かる。そこで某社では、支店間販売コンテストの副賞に小さな「社長賞」の盾を用意した。受賞した支店のパートを含む当該支店全従業員への配布するためだ。そうすると、社長賞を何度も取った人の家にはいくつもの盾が並ぶ。そんな光景が見えたのか、同社の中には「それ欲しい!」という従業員が多数。今年取れなかった人は、来年こそ狙って欲しい。
某社の掃除婦は掃除会社から派遣されている70歳のおばさん。引退してもおかしくない人だが、社長はこのおばさんを褒めちぎる。例えば、よく大事な書類を間違えて捨ててしまう社員がいる。おばさんはそのような経験のある社員のゴミ箱に赤いテープを張る。そして「そのゴミはすぐには捨ててはいけない」と、他の掃除婦に伝える。また、「最近トイレットペーパーの減りが早い。誰かが無駄遣いしているのでは?」と社長に報告する。こんな彼女を社長は気に入り、今年も契約し続けている。
クライアントの某社が自社ビルを改築するために引越をした。引越し先は駅前の大きなビル。それまで部門別に階層に分かれていたが、全部門がワンフロアに。すると社員から「これすごくいい!」の声が。これまでは連携する他部署に何かを依頼するのに相手の姿が見えずに電話で依頼をしていた。そのため「今、忙しい!」と露骨に嫌がられることがあった。その点、同じフロアに居ると「今忙しいどうか?頼めるタイミングか?」が一目見てわかる。ワンフロアのメリットは体験してはじめてわかる。
某上場企業で新規ビジネスを立ち上げるアイデア探しの研修を行った。ドラッカーに習い、過去3ヶ月間の「予期せざるもの」を持ってきてもらった。それだけで有効と思われる事業案が3つ見つかった。そして、そのうちの2つは「今やっていません!」と断ってしまったものだった。同社はこれから3年間で売上げを500億円も上積みしようという計画を立てている。そのためには小さなオファーを丁寧に拾って大きく育てていくことが大切なのだ。
中部マーケティング会議の評判が良かったのでとてもHappyだ。勝因は何と言ってもパネリストの皆さんが全く飾らない素直な人たちだったから。1200人もの聴衆を前にすると、田舎の人でもが天下国家を語ったり、哲学的なことをつい語ってしまうのだ。本当は、田舎で頑張っているあなただからこそ話して欲しいことがあるのに…。その点、今回の3人は皆、等身大の話をしてくれた。皆さん、ありがとうございます。
7日に書いたワークスみらい高知の竹村利道さんの言葉はストロングワード揃い。忘れないように書き足しておきます。「障害者を自立させたいと思っていたのですが、自分が一番自立できていなかった」「底力って本当に底に落ちたときに、底に足が着いてグッと踏ん張れるときに出るんです」「最初からそこだけはぶれていませんでした」「事実は真実の敵なり」「これんまでの常識に上書きをしていかないといけない」。圧巻!とはまさにこのことだ。
中部マーケティング会議のパネルディスカッションのテーマは「今こそ大切にしたい日本企業のチカラだった」。3人のゲストの方々の主張を元に私がまとめた結論は「10円いただいたら11円のお返しをしよう。その1円が未来をつくる」となった。
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