|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
部候補生を毎年教えている某金融機関の事務局から講演依頼。同行が行うフォローアップ研修で90分、基調講演をして欲しいという。要求された内容は「お客様本位の営業」と「人材育成の尊さ」。聞くと、元受講生たちはピュアな気持ちで現場に戻ったものの、上司の要求と部下の板ばさみになって学んだことがなかなか実践できずに苦しんでいるらしい。私も同じように苦しんだ時期がある。そんな体験談をしようと思う。
某社の幹部候補生を対象に「リーダーが大切にしているたったひとつの習慣」というタイトルの研修を3時間行った。ケーススタディ4題で構成されていて、1問目が誰にでも起こる話、2問目が他社で起きたビジネス上の問題、3問目が同社起きた問題(軽い問題)、4問目が同社で起きた重いリアルな問題という構成。結果的にこの問題の並べ方が良かったのか真意は伝わったと思う。3問目と4問目は同社の総務の人に作っていただいた。生のケーススタディほど良い教材はない。大感謝です。
「ヒロタのシュークリーム」で知られるヒロタを題材に「なぜ、会社は倒産したのか?」を研究した。個人的には同社のシュークリームは大好きなのだが、同社は2001年に会社更生法適用。その要因は同社が「自分たちはシュークリーム屋」だと信じ込んでいたことにありそうだ。あのシュークリームの最も大きなニーズは「お土産として団欒を楽しくすること」にあったのではなかったか。だとしたら、シュークリームに固執せず話題性のあるお土産品を開発するべきだったのではないか…そのことが残念だ。
「どんな研修でも、受けて得する2つの姿勢」について某社の専務が幹部研修の冒頭で語ってくれた。その1は「批判的に聞かず、このオッサンの言うことは全部聞いてやろう」と肯定的に受け止めること。その2は「全然違う業界だからこれはわが社に当てはまらない事例」などと考えず、そこから学ぼうとすること。この前段のおかげで、講師としてとてもスムーズに研修を始めることができた。 |