礼文からの帰りは船で利尻島に渡り、そこからANAで千歳に飛んだ。偶然にも今日が今年最後の就航ということで、搭乗前に2人の利尻町長他が機長とパーサーに感謝の花束を贈る儀式が行われた。たまたま乗客した私たちにもお礼の品として利尻昆布が配られた。このような地元からANAへのお礼の仕方に、「地方の人にとってのインフラを呼ぶことの重大性」を改めて感じた。
北海道の礼文島は引退した団塊の世代の観光客で一杯だった。東京発のツアーで3〜5万の格安で出ているらしい。千歳からバスで稚内まで来てフェリーに乗るその強行日程に恐れ入る。しかし、それでも北限の地は一度は行ってみたい郷愁を誘うのだろう。9月末は名物の花こそ見られず、また生憎の雨で利尻富士も見られなかったが、スコトン岬は噂に違わぬ絶景だった。いつの日か、また着たいと思った。
稚内空港で降りて港まで行く間に、レッドバロンの宿泊施設「バイクステーション稚内」を見かけた。ライダーのためのサービス工場付の施設で、一泊2,100円とリーズナブル。ホームページを見ると、店員の生ブログによる近くの観光案内も掲載されていた。ただバイクを売るのではなく、バイクのある生活を売るというスタンス。また、バイク仲間を増やしたいというニーズに応える姿勢に感動した。
礼文で出会ったネイチャーガイドさんは、花ガイドと呼ばれる若い女性だった。夏は礼文にいて観光客に花を語り、冬はニュージーランドに行って観光客に花を語るという。こんな生き方をする日本人女性もいるのだと驚いた。国境などその人の心の中にあると思えばあるしないと思えばないのだと痛感した。また常識でものを語るのことはとても危険な、意味のない時代だと改めて認識した。
礼文で出会った京都の料亭のご主人に聞いた話。礼文島の高校生は修学旅行で京都に行く。その中で、京都駅前で礼文の昆布を配る実習がある。地元の名産品を知ってもらおうという試みだ。礼文の子供たちは昆布を出汁を取るものでなく、食べるものだと思っているらしい。そこで京都で吸い物を食べて、日本の食文化を知り、それを伝えることの大切さを学ぶのだという。良い教育だな、と思った。
北海道の礼文島に視察に行った。礼文の香深(かふか)の漁業組合の食堂で京都の料亭のご主人と食品メーカーの幹部とネイチャーガイドと出会った。彼らは昆布を求めて礼文に来ているといった。彼らは食べ物こそ国の基幹産業であり、食べ物が自慢できる国は素晴らしいと語る。しかし、一方で「日本人は自分の国の味の魅力を知らな過ぎる。欧州のコックは日本料理を習いに日本に来ない。豪州に行く。なぜなら、日本人で日本料理の魅力を解説できる人がいないからだ」とも。その普及こそがミッションだと語る彼らを見て、その凄まじさに圧倒されると同時に憧れを抱いた。
昨日ビレッジバンガードで私が買ったワンピース・グッズは「シルバーズ・レイリー」の600円のフィギュアだった。レイリーに惹かれるのはもはや自分は50歳に近く、コンサルタントとしてもいい歳だ。それゆえに、若手のメンターを努めるレイリーの存在に憧れるのかもしれない。なお、漫画の中のレイリーは最もかっこいい登場人物の一人。自分もあのようなカッコいい白髪のオッサンになりたいものだ。
ビレッジバンガードでワンピースのグッズを物色する。7000円のフィギュアを「いいなあ」と思って見ているとPOPに「友達にプレゼントすると泣いて喜びます」と書いてあった。確かに友人に贈ればきっと感激するだろう。同店のPOPは「売る」とか「買え」とか店員都合のためのPOPではなく、お客が誰かを喜ばせるために書いているものばかり。だから気持ちがいいし、本当に買いたくなるのだろう。
『ワンピース』のグランドライン前半(単行本61巻まで)を読破した。登場人物が育ってきた背景が仔細に描かれていることも人気の秘訣だろう。アマゾンの書き込みを見ると、50巻代後半から急激に増える。そしてその多くが好意的だ。ところが後半に突入すると書き込みは増えるが賛否の分かれ方が激しくなる。読んだら最後、皆、黙っていられないのだろう。こんなに人を揺さぶる漫画も珍しい。
昨日今日の予定が台風ですっかり狂ってしまった。昨日の昼間は江南市で仕事をし、19時から大垣で講演会。その後受講生と深夜まで宴会。今朝は大阪に移動し10時から1日セミナーの予定だった。が、名古屋は昼過ぎから豪雨。17時に江南駅に行くも名鉄の名古屋方面は運休。やむなく犬山経由で岐阜に出るが、JRも運休。結局タクシーで1時間もかけて大垣に移動。講演会を無事済ますものの、その後の宴会は中止。すぐにJRで米原に移動後新幹線に乗り換え新大阪に前泊した。台風にはこりごりだ。