V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2011年03月25日(金) 欲しいのはレンガのような人材か、それとも…?

繊維商社の元社長と話す。彼は型にはまった秀才よりも、はみ出す元気のある人材を好んだ。それを「東京駅のレンガのような人材はいらない。それより名古屋城の石垣のような人材がいい。一個一個の形はいびつだが、ガッチリ組みあがったときは非常に堅牢なものになる」と喩えた。「個性的な人」のような曖昧な言葉よりよほどわかりやすい。このような喩えを用いると、同社には「自分はゴツゴツタイプだ」という人が応募してくる。

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2011年03月24日(木) 売り物を替えて売上倍増、自己資本比率30倍!

付き合って17年になるクライアントの勉強会に「当社を最もよく知る人」として招かれ、講師を務めた。17年前売上げ60億だった会社は今や120億。債務超過寸前の会社は、自己資本比率30%を超える優良企業である。成長の秘訣は売り物を変えたこと。材料を売らずに新商品の企画を売った。棚に並ぶ商品を売らずに棚に並ぶ商品群=コーナーの売上拡大企画を売った。それが受けた。「それができた皆さんがすごい」と伝えられたのは嬉しかった。

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2011年03月23日(水) 心に残る映画『あしたのジョー』の名言

映画『あしたのジョー』を観た。期待に反して良い映画だった。段平が獄中のジョーに葉書で支持する。「あしたのために…その1」。やがて2通目が届く。「あしたのために…その2」。上司が部下に何かを伝えるときは単に「STEP1…」「STEP2…」ではなく「あしたのために…」という指導者の未来を信じる気持ち、覚悟を持っと出すべきだと思った。時代は古いが今に通じる部分が多い映画だった。

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2011年03月22日(火) 軽々しくチャンスなんて言わないでほしい

有名な女コンサルタントがこの東北の状況を「改革したくてできなかったのだから今がチャンス」とTVで話していた。聞いていて「この人は何もわかっていない」と思った。言っていることは正しい。が、そもそもチャンスとは何のチャンスなのか?金儲けか?GNPを高めるチャンスか?ピンチがチャンスなんて実感できるのは、ピンチの中ではなくピンチを脱したときだ。被災者は一瞬にして故郷をなくしたのである。軽々しく「チャンス」なんて言わないでほしい。

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2011年03月21日(月) セ・リーグ幹部の考えに開いた口がふさがらない

セ・リーグが29日の開幕を決めた。世間の感情と距離がある。この国の事情との間に距離がある。選手と球団との間に距離がある。セ・リーグとパ・リーグの間に距離がある。Jリーグなど他のスポーツと距離がある。自分が中心だと考えるのは勝手だが、自分が全体の一部だとわかっていない。自分がゲームをすれば会場が満杯になると思っている。セ・リーグの思い上がりに閉口する。

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2011年03月20日(日) 大震災。私にできることを必死に探す人たち(4)

経営コンサルタントは悲しいかな被災者の前に無力である。そこで考えたのが、アーティストのチャリティオークションではなく、チャリティ「セミナー」。セミナーの収益金をそっくりそのまま、義援金として寄付してしまうのはどうだろう。私一人がやるのではなく、コンサルタント仲間が集まって、「セミナー祭」みたいにしてできるだけ多くを集める…早速友達のコンサルタントに連絡してみよう。

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2011年03月19日(土) 大震災。私にできることを必死に探す人たち(3)

機械メーカーの技術者たちが2人1組で東北地方に急行している。目的は被害を受けたお客様の機械の修理。最も心配なのはガソリン。名古屋で満タンにしても東北に着く頃には空。しかも給油制限で次に進めない…それを見越して別にポリタンクにガソリンを積んで出発。さらに現地では一人がガソリンスタンドに並びもう一人が修理をする。そうまでしてもお客様を助けるプロ意識に感動した。

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2011年03月18日(金) 被災地に志願していく世代が背中で語ること

インフラ会社の幹部と話をした。同社では数百人の単位で技術者を被災地に送っているという。その中には「自ら進んで手を挙げた志願兵」が相当いるという。そして、その殆どが昭和世代だといった。若い人が「行きたくない」と言う中、40−50代は「私が行く!」。カッコいいおやじが多ければ、その背中を見た逞しい若者も育つはず。まだまだこの国にはサムライが大勢いると聞いて嬉しくなった。

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2011年03月17日(木) 自衛隊の決死の姿にサンダーバードがだぶる

福島第一原発での注水作業が始まった。空から水を撒くヘリの姿に、サンダーバード2号の姿が、地上からの放水車はジェットモグラの姿がだぶって見えた。脳裏にサンダーバードのテーマソングが鳴り響く。決死隊の皆さんの姿を想い「これで助かった」という希望がわいてきた。浅間山荘の鉄球作戦のように、時として原始的と思えるダサい方法が奏功することがある。どうか彼らの挑戦が報われますように。

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2011年03月16日(水) 大震災。私にできることを必死に探す人たち(2)

 神戸の女性経営者の相談。彼女は阪神淡路大震災で家が倒壊。東北の惨状を見てトラウマが蘇り、胸が痛むという。今、自分が暖房の効いた部屋にいて当たり前のように水を飲んでいることすら苦しいという。それを聞いて、同じ経験をした人はこんなにも苦しむものなのかと愕然とした。
 私の経験で言えば、このような苦しさは、誰かの役に立って誰かを喜ばすことでしか救われないのではないと思う。彼女は現在、神戸の小さな子供たちを喜ばすレジャー施設に勤めている。日本の子供たちは今、突然襲ったこの国の閉塞感にさいなまれている。そのレジャー施設の経営をがんばることで、その子達と、彼女と同じように阪神淡路大震災で苦しんだお母さんを救ってあげてほしい。

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酒井英之 |MAILHomePage
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