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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
『ズームイン朝』で日本のJ-POPSが外国人(特に黒人)に人気だと伝えるのを聞いてなんとなく嬉しくなった。人気の理由はJ-POP特有の「せつなさ」だという。確かに欧米系の曲には心の外側を優しく指の腹で撫でるようなセンシティブなメロディーはない。そんな曲が国際受けするほど、今の世界は一人ひとりが優しく理会し合う感覚を求めているのだろうか?それを日本人の感覚で表現できるのは、日本人の立ち位置が見えるようで嬉しい。
工務店が主催する上棟式(夜の部)を見学させていただいた。施主は夫婦と小学生以下のお子さんが3人。社長、棟梁の挨拶の後、サッシや壁の業者が今後の工法について模型を使いながら丁寧に説明した。その説明を聞きながら、ご夫婦や子供たちのワク・ドキ感が伝わってくるのを感じた。同じ住宅でもただ「こなすだけ」の仕事をしている人と、ワク・ドキを創ることに一生懸命な人がいる。私は後者を応援したい。
某社の社長が次期中計を策定する作業に取り掛かったことを伝えた。その中でこんなことを述べた。「90年代半ばから業界の混乱に追われた。ここ数年は黒字最優先で経営をしてきた。それゆえに『そもそも私たちの仕事の本当の価値は何なのか?』に対し、議論を十分にしてこなかった。これからそういう時間も作りたい」。今の哲学書ブーム、古典ブームなども皆同じ。『そもそも』をちゃんと考えたいのだ。
クレドは職場作りのツールである。よってそこに戦略的な色彩が出るのは稀だが、私の講義の受講生の一人が中小企業ならではの熱い想いが込められたクレドを作ったので紹介したい。「私たちは実行スピードを早くします。なぜならばスピードこそ大手では出しがたい部分であり、小回りの利く私たちが勝っている大きな武器でもあるからです(以下略)」。大手との戦い方を知っている会社は、一人ひとりが誇りを持てる。
東京でオープン・セミナーを開催した。目玉はクレドの作成。参加者には工場で大勢を束ねるリーダーがずらり。年齢も20〜30歳代と若い。そんな彼らが作るクレドは、純粋だ。
某社で、私の研修で伝えたクレドが職場に定着し機能している。おかげ様で、「報告が速く正確に上がる」との報告を頂いた。おまけに「この3年間大きなリスクがなかったのは、あのクレドを指導してくれた先生のおかげ」とも。
某社の管理職研修でCS−MVPの発表をしてもらった。先月1ヶ月間でCSで一番だったと思しき部下の名前をその理由を応えてもらうのである。
息子の少年野球の最終公式戦。最後の相手は強敵。コールド負けかと心配したが、0-4で負けは負けでもナイスゲームだった。エースを怪我で欠きながら、大健闘だと思う。6年生にとっては小学生時代の区切りとして自信になるような内容で安心した。地域の人と力を合わせて何かをやる、という習慣がそれまでの私の人生には欠けていた。遠回りでもこの3年、少年野球と向き合って良かったと思う。
岐阜市でG-netなるNPO法人を主催している理事長と会う。30歳を越えたばかりの意欲的な若者だった。彼は当初、イベントで岐阜市を盛り上げようとしたが挫折。現在はインターンシップで企業と学生をマッチングさせ、企業には活性化を、若者には社会人としての基本を教えている。町を良くするために企業を活性化する。その手段としていい目をした学生と企業を結ぶ。素晴らしいと思った。
石田衣良氏の『坂の下の湖』を読んだ。平成に龍馬なんかいらない、とあった。貧しい人々が豊かになるために英雄は現れるが、「借金返済」が一番の課題の時代に英雄は出ないという。確かにすべての問題は借金返済にはじまっている。そして赤字国債で集めた金を事業に投下し、やがて税収になって返ってくる絵を描いた。が、その再生産が機能しない。再生産しないことの罪をひしひしと感じた。
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