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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
クリスマスシーズン到来。あちこちでイルミネーションの準備が盛んだが、田舎の田んぼの真ん中に巨大なプレゼントを象ったイルミネーションが登場した。昨日紹介した夫婦の工務店が設置したもの。ある年のクリスマスに余興で作ったのだが、「道が明るくなってて安全」と近所で評判になり、苦情もなかったかことから以来ずっと続けている。視認性抜群。こんな宣伝・社会貢献の仕方もあるのかと驚いた。
住宅会社社長夫妻とパーティ。大工として工務店の下請けをしていたご主人が、自ら建築会社を興す決意をされたときのことを奥様は鮮明に覚えていた。「家を建てていても、施主がどんな暮らしをしたいのかがわからない。自分が建てた家でどんな生活をしているのかがわからない。そんなのは嫌だ。だから施主の顔が見える工務店をやりたい」。同社は不況の影響関係なく着工件数を伸ばしているが、その原動力はこの姿勢だと思った。
学園祭のビジネスコンテストの審査員は全部で5人。私以外は全員経営者だった。中でも審査委員長を務めてくださったのはサークルKサンクスの土方清会長。大変な大人物と審査員仲間として一日ご一緒でき、山ほど学ばしていただいた。やわらかい物腰、周囲をまとめて巻き込む力、言葉を選んで話す話し方、否定的表現より肯定的表現を多数用いる努力…私もあのように気配りできる人になりたい。
大学生の学園祭が主催するビジネスコンテストに、審査員として2度目の参加。今回のお題は牛めしの「松屋フーズ」の業績拡大だった。そこで優勝したチームが提案したのが「食券機」の利用。吉野家にはない「食券機」を同社の強みと捉え、食券機でさまざまなチケットやくじなどを売るという可能性を示唆した提案だった。実現可能性はともかく学生らしい自由な発想、意外な着眼点に拍手を送りたい。
中小企業が優秀な右腕社員を持とうと思ったら、まともに募集してもまず来ない。来る理由があるとしたらただひとつ、社長の惚れることである。社長に惚れせさせるには、社長の働きざまを社長のすぐ近くで見せるしかない。社長が魅力的になれば、その下には魅力的な人材が集まる。私の仕事は地場の中小企業を元気にすること。それには、社長を厚い心と熱い行動力を持った魅力的な人にすることだ。
村上塾では受講者からこんな質問が飛んだ。「ニッチトップの経営者たちは、何でその事業に絞ることができたのか?」。これに対し村上氏は「それを選んだのではない。それしかなかったんじゃないか」と答えた。これは村上さん自身の体験から出た言葉でもあろう。経営者がもうだめだ…と感じたとき、すがるのは「お客様の声しかない」。コンサルタントになった。その初心を忘れてはいけないと思った。
元経営者向け雑誌の編集長で、現在は独立してランチェスター経営のジャーナリストとして活躍している村上透氏を名古屋に招いて講演会。招いたのは本当に心のおける友達約30人。村上氏は自分が取材した会社零細企業4社がニッチトップへと成長していく事例を丁寧に語ってくれた。誰もが崖っぷちからの成功者。その生き様と創意工夫は、いい経営をしたいと思う人たちの胸を打った。
映画『悪人』を観た。映画のテーマである「大切な人がいる人が少なすぎる」がグサリと突き刺さった。主人公も被害者も誰かに思いっきり抱きしめられたことがない。金や地位を持つものが、大切なものまで持っていると勘違いする。それが観ていてとても悲しかった。「俺にはお前が大切だ!」とひとこと言って上げられたり、抱きしめたりするだけで救われる。自分はそういうことができる人になりたい。
「みほこかね運動」なるものを聞いた。「認める」「誉める」「肯定する」「感謝する」「ねぎらう」の頭文字をとったもの。組織風土改革の一環として導入する会社があるという。すばらしい運動だが、これができるのは「ひとつのものに向かってガンバロー!」と言える組織。皆で同じ夢にまい進する組織だけだ。皆が企業に夢を求めるのは、本当はこういう環境を作りたいからかもしれない。
子供の野球を見ながら、野球はつくづくカバーのスポーツだと思う。バッターがサードゴロを打つ。レフトがカバーに入る。サードが取って一塁に。キャッチャーとライトがカバーに入る。エラーがない限り、それらの動きは基本的に徒労に終わる。そしてこの徒労が繰り返される。何回に1回しかないエラーに備えて…この備える感覚を養うのが野球。所属するチームが強くなくても、そこが学べたら凄いと思う。
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