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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
価格競争が激しい自動車部品業界の二世経営者から「吉野家VSすき屋が激しい値引き合戦が行われているが、最後はどこまでいってしまうと思うか?」と相談された。今日の消費者の商品選びの最優先は「安さ」。だから値段が高い店は負ける。が、市場を「吉野家VSすき屋」として捉えるのは大間違い。すき屋も吉野家も讃岐うどんとか他の激安専門店と競っている。その中で追従できない者が負けるのだ。
愛知県で始まったトリエンナーレ(芸術祭)で、ロボット劇を観た。その劇のテーマは「子殺しをする哺乳類」。メス猿はボス猿の寵愛を受けるために、以前のボス猿との間にできた子を殺すことがある…という重いテーマだった。人間界でも起きているこの現象を防ぐことはできないのか…哺乳類の性とも言えるこの現象を、ロボットの冷静な、感情のこもらない声で語られると、余計に切なく聞こえた。
実の親が死んだのに届けを出さず、その後も年金や功労金をもらい続けていた娘等の存在が社会問題になっている。実の親が死んだら、葬式を出し、墓に葬ってあげたいと思うのがごく普通の感情。そして火葬場で人を焼くには行政が発行する死亡証明書が必要なのだが、この人たちにはそんな感情すらなかったのだろうか?自分の生活資金のために親への感謝の情を犠牲にする人の存在が残念でならない。
沖縄の興南高校が春夏連覇で初優勝した。この偉業を予測していたのか、2009年8月20日発売のNumber734号『甲子園が揺れた夏』に、6ページに渡って『沖縄野球の目指す場所』という特集が組まれている。取り上げられているのは、興南高校と沖縄水産。サブタイトルには「なぜ彼らは、あと一歩勝ちきることができないのか」とある。そして、その指摘が当たった。石田雄太氏は凄い力量のライターだ。
4月に某金融機関で行った研修の成果発表に参加。支店ごとに5−8月の3.5ヶ月間の活動計画を立て取り組んでもらったが、予想以上の成果だった。何より嬉しかったのは、今回の研修では受講生に支店メンバーの巻き込んでの計画策定法を教えたのだが、自分の支店でそれを確実に実践してくれたこと。そして、支店一丸体制を作る醍醐味を覚えてくれたこと。誰もがいい顔していたのが印象的だった。
沖縄のクライアントは皆さん同じ発想をする。できていることとできていなことがあるとき、「なぜできたのか」を考えない。「どうしてできなかったか」ばかりを考える。そのため、できない理由ばかりが並んでしまい、一向に問題が解決しない。それより「できた理由」を探して、それをベンチマークにして水平展開すること。面談した14組は抱える問題はそれぞれ違うが、対処の本質は皆同じだった。
沖縄でクライアントの皆さんを個別面談指導。夕方4時から面談した人は「今、やっていますけど…」。気がついたら、興南−仙台育英の3回戦の時間になっていた。そんな大事な時間に私と面談とは、その人もつくづく運が無いな、と思う。面談を終えて会議室を出たら、職場の皆さんはオフィスのTVで観戦。日韓開催のW杯のときの光景と同じ光景がそこにあった。ガンバレ沖縄代表・興南高校!
沖縄に出張。こんな日にスーツ姿で飛行機に乗っているのは私だけ。他はみんなリゾート客だ。飛行場からホテルに向かうタクシーの中。運転手は私に聞いた。「あなたの県代表は勝ち残っていますか?」。甲子園の話。「昨日負けました」。「興南高校はこのまま優勝するんじゃないの?」と振ると「実は、そんな気がしているんです」。運転手にとっては地元のが残っていることが本当に嬉しいらしい。
岐阜県の荘川で親戚と魚釣り。アマゴがバカバカ釣れるのだが、アマゴ釣りに飽きた息子は他の従兄弟たちとは違い狙いをガマチコ一本に絞り捕まえようと必死だ。私がガマチコを捕ろうとしても水が冷たすぎて長く水に浸かっていられない。そこを若さで乗り切って、彼は生まれて初めてガマチコをゲットした。成果を生むには、狙う対象をひとつに絞り込むことの大切さを教えてくれた。
元リッツカールトン代表の高野さんの話の中に、「何のために英語を学ぶのか」があった。英語を勉強するのではなく、英語で○○を伝えるために、英語を学ぶ。自分の持っている○○を英語圏の人に伝えることができたら、英語圏の人にも社会貢献できる。そのために英語を学ぶのだ、とあった。英語を学ぶにも「ビジョン」がいる。そうしたビジョンを持つ人は「命がけで勉強する」といい、修得も早い。
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