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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
私のクライアントの多くは目標作りを部下参加型で行う。このとき大切なのが「部下と上司の目線合わせ」。そこで効果を発揮するのが、上司と部下、そして支店間で共通の「現状分析シート」を使うことだ。分析シートが全社・全支店で統一されていれば、どの支店の支店長も部下も同じ目線で自分の市場と内部を見ることができる。すると、計画の品質レベルも同じになる。同質のものを多数作りたい場合、同一のフォーマットは不可欠である。
講義前にFPの皆さんが日頃使っているライフプランセミナー等の資料を見る。皆、見やすくてわかりやすいものを作ろうと努力していることが伺える。一方で「いかにして受講者に興味を持ってもらうか」も彼らの切実な課題だ。受講生の中には動員で来ているだけの人も多数いるからだ。ポイントは彼らが「FPだから語れること」ではなく、「誰よりもお金の相談に載ってきた私だからこそ語れること」を語れるかどうか。それができたら聴衆は自ずと惹きつけられるはずだ。
FPの仕事は現状に応じたお金との付き合い方を教えてくれるところにある。が、この仕事はわが国では今まで一部の金持ちに対し、銀行員や会計士などが行ってきたに過ぎない。そうでない人にとっては、お金との付き合い方は習ったことも個別に相談したこともない人ばかり。夢の実現が難しい時代だからこそ、FPの人が一人ひとりの相談に乗ってあげることに価値がある。これは日本史上、最初の仕事なのだ。
昨日データの出典は『35歳を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか』(阪急コミュニケーションズ刊)。同書には、35歳の1万人アンケートの結果が掲載されている。それによると、「結婚したいが収入が少ないため結婚できない」と語る男性41%、また90%近くの人が子供は2人以上が理想だとしながら、そのうちの65%が経済的な理由で理想の子供の数を諦めている。晩婚も少子化も経済的な理由が原因なのだ。
ファイナンシャルプランナー(FP)のために行う講義の準備をする。準備する内容は二つ。第一は「日本の現状とFPの仕事の意義」。第二は「人を惹き付ける話し方」。特に第一は、日本の35歳の約半数が「今のまま働いていても生活はよくならない」「自分の生活は中の下以下」と応えている資料を見てもらい、「このままでいのか。FPにできることは何か」を問いかけたい。収入は伸びなくても可処分所得は伸ばせる。それに必要な知識を付与し個別の指南ができるのはFPだけだから。
新しいビジネスバックを物色する。B4サイズとA4サイズで迷う。かつては何も考えず大きなサイズを選んでいたが、最近はかばん大きい=重いことが苦痛になってきた。すると店員さんが「男性でも女性でもかばんが大きいとどんどんモノを入れてしまいます。小さいと中身を整理します」という。重くなる原因はかばんがでかい=何でも入れる自分の癖にあったのだ。それを聞いて小さい方を選んだ。
近年増えている職業は「ケアマネージャ」「自動販売機設置場所案内人」「キャリアカウンセラー」「ファイナンシャルプランナー」など、いずれも個々人に対しカスタマイズした情報を提供できる職業だ。サービス経済化=相手を知る力、相手に伝える力、相手の期待に応える力、動機付ける力などがもの凄く重要だということ。これまで話し方を学ぶ人を馬鹿にしてきたが、これからはすごく重要なスキルだ。
ドイツ出身で中国や日本で働いた経験のあるビジネスマンと話した。彼は日本のビジネスマンの不思議のひとつに「職人が説明しない」ことがある言う。「なぜ、この仕事をするのか?」「なぜ、この指示に従うのか」。職人はそのことを理解していないのではなくて、納得はしているが説明するのに慣れていないという。「見て覚えろ!」「盗め!」「習うより慣れろ!」だけでは人は動かない。
ある経営者から3Aという言葉を教わった。3Aとは「あせらず、あわてず、あきらめず」。信じたことはコツコツ積み上げていけ、ということだ。コンサルティング業界も体質転換を余儀なくされているが、お客様が問題解決を求めていて、そのお手伝いに付加価値がある構図は何も変わっていない。もし仕事がとれないとしたらそれはお客様の問題を的確に捉えていないだけのこと。結果は出なくとも3Aの姿勢で臨みたい。
「社員が『毎日、ここに来たい』と思う会社を目指す」というテーマで講演会に参加。経営品質賞を受賞した企業の話からわかったことは、「いい会社を作るのに何のウルトラCもない」ということ。双方向のコミュニケーションを活発にし、ひとつの目的に向かってそれぞれの自主性をしてもらい、結集していく。それができれば、会社は必ずよくなる。当たり前の結論だが「俺が会社を動かす」みたいに考えている人には重要な気づきだろう。
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