|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社の沖縄支店で研修講師を努める。2年前、同支店の人材育成担当者と「ベテラン社員のモチベーションの上げ方」について雑談した。それっきり沖縄のことは忘れていたが、今回、突然オファーをいただいたのだ。オファーをくれたのは私が話した育成担当者。彼は会うなり「やっとお呼びすることが出来ました」。嬉しいなあ…こういうの。長丁場だが2年越しの期待に応えるべく、凄い研修にしたいと思う。
わが子のチームが近所のお好み焼き屋『道頓堀』で親戚揃って夕食。店内には小学校低学年の子供を含む家族連れが目立つ。親子三代で来ている家庭も多い。単に一緒に食事をするだけでなく、一緒に料理する感覚がバーベキューに似て良いのだろう。メニューも、焼きそば、もんじゃ、チャーハン、餃子など豊富。同店のポスターには「鉄板コミュニケーション」の文字。共同作業しながら得られるコミュニケーションを皆、求めている。
たまたま見つけた松坂大輔選手への甲子園当時のインタビュー記事。彼は、自分が投じた一球一球を全部覚えているという。インタビュアーがそのことに驚き「なぜ?」と尋ねると、「意思を持って投げているから」。ただ漫然と投げているからではなく、こうやって討ち取ろうと思って投げるから覚えているのが当たり前とのこと。真剣な人は、思いの入れ方が違う。だから反省も多く成長が早いのだろう。
バッティングセンターの景品で当たったチケットでドラゴンズの開幕戦を観戦。5回終了時点で「3−6」と逆転された。それを見た息子は「今日はもう負けだ」。失策がらみの失点に私も「こんな試合じゃ話にならん」と諦めたが、7回に逆転。最後は延長10回サヨナラ勝ちだった。月並みだが「最後まで諦めちゃいかん。タフな気持ちで取り返す」。そのことを開幕戦から教えてもらった。
某大手企業の女性社員と話す。彼女は先年お母さんを亡くしたが、その過程で幾多も病院の理不尽な扱いにあったという。病院が謝罪したため訴訟はしなかったが、「病院は最も危険なところだ」と繰り返し語った。医療過誤の問題は「ハインリッヒの法則」どおり表面化していない問題が何百件とあるのだろう。病院という信頼すべき機関に裏切られた感覚は経験した者でないとわからないかもしれない。
某社で新規事業立案研修を行なう。その中で、今進めているプランについて「誰の何のために、どのように」を簡潔に発表してもらった。そして、他の受講生に「心に火がついたか?」確認してもらった。すると、ほとんどの人の心は冷めたまま。原因は技術オリエンテッドの発想にある。後づけのコンセプトに人は反応しない。ユーザーの「困っている」を何とかしたい!から出発しないと良い事業案はできない。
中部マーケティング協会の重鎮M氏の送別会では、参加者が3〜5,000円相当のプレゼントを持っていくことが義務になっていた。参加者間で交換するためである。そこで私は同じマーケティング協会メンバーのスギ薬局さんの店でプレゼントを買おうとしたが、同店にはそんな高いものは全くといっていいほど無かった。やっと見つけたのが「ダイエットスープセット」。同店がいかに庶民的な店かよくわかった。
昨日書いた中部マーケティング協会の重鎮M氏の魅力のひとつが「他人に優しく自分には厳しい点」。特に視察ツアーや大きなレセプションが行なわれた後は、その翌日から参加していただいた関係先を訪問。内容についての評価をヒアリングし、改善点を探っていた。通常なら「やっと終った」と呆けてしまったり、アンケートベースの評価で満足しそうなところ。本音を聞きだすことの大切さも彼はよく知っていた。
大恩ある中部マーケティング協会の重鎮M氏が辞められた。お爺さんが創業された会社を継ぐという理由。そのお別れパーティに実に150人もの人が集まった。彼の魅力は、彼と関わったビジネスマンひとり一人に「公人」であることの大切さに気付かせたことである。中部を代表する企業なのだから、このくらいのナレッジの提供をしなさい、あるいはこんな人材を育てなさい…この私心のない説得で実に何百人も巻き込んできた。私も巻き込まれた一人だが、幸せな数年間だった。
|