V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2009年10月20日(火) 企業がお客様にご恩を「還元」する方法

某製造業は、お客様第一を貫いている。とりわけ「お客様への恩返し」という価値観が強いのには驚いた。曰く「独自の技術を持つことが恩返し」「満足の行く製品を開発してお返しする」。確かに、独自技術を持ち続け、お客様から「あなたを選んだのは間違いではなかった」「あなた以外は考えられない」といわれ続けるのは大切なことだ。「還元する」という概念をこれほど強く持っている会社も珍しい。

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2009年10月19日(月) 「ようやく21世紀がはじまった」の声に納得

某社の社長が会議の席上こんな発言をした。「リーマンショックを経て、ようやく21世紀が始まった」。それを聞いて思わず「わが意を得たり」と頷いた。グローバル故に良品を安く出すユニクロ、環境のことを配慮して売れるハイブリッドカー、家族と飲む第三のビール、箱物に頼らない行政、コンプラで身動きが取れない職場…いろんな意味でそれまでとスタイルが変わりつつある。ようやく21世紀がはじまった。

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2009年10月18日(日) JTBの「るるぶ」の語源と変遷

JTBの人と話す。「るるぶ」の語源は、「見る・食べる・遊ぶ」の語尾の略だと聞いて驚いた。頭の音を並べた造語ことはよくあるが、語尾を並べた略語は珍しい。しかし最近はこの「るるぶ」の意味も変わってきたという。曰く「体験する・食べる・学ぶ」に。見るもの見てしまった飽食感や、同じ参加を通して絆を深めたい欲求などが体験や学びへと人をかきたてるのだろう。ワゴン車レンタカーも増えるはずである。

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2009年10月17日(土) 楽天野村監督と東京モーターショウの共通点

「フロントを向いて野球をするな、ファンを見て野球をしろ!」は野村監督だが、モーターショウに出る部品メーカーのデザイン担当者も「役員のためのブースを作るな!」と号令をかける。ブースの主役は小学生や大学生の来場者。彼らが主役だと思う「商品」が並んでおらず、役員が支持した商品ばかりが並んでいたら…それこそ失望する。役員は取引先の偉い人ばかり見ている。そこにズレがある。

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2009年10月16日(金) 展示会での見せ方のテクニック(ケーシング)

東京モーターショウに出展する部品メーカーのデザイン担当者に、展示会での見せ方のテクニックを聞いた。例えばシフトレバーなどは、触って価値の分かる商品だから誰もが触るかというとそうではない。置いてあるだけでは誰も触らないのだ。ところがそのレバーをショウケースの中に入れて、その横に触れるサンプルを置くと皆触るという。こうしたケーシングは「失敗を重ねたからわかった」テクニックだ。

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2009年10月15日(木) コンセプトはターゲットの言葉で書け

『のどごしNo.1』の開発物語を聞く。同社では、コンセプトはターゲットの言葉で書くことになっている。今回のターゲットは日産エルグランデに乗るお父さん。言葉は「家族の笑顔に囲まれて幸せ!」だ。CMのキャラクターに使われたのは、ターゲットをそのまま映したグッサン。CMの迫力と同じ陳列を店頭で展開。会社の束縛と無縁なスッキリ感が、気持ちいい。ここまで一貫していたら売れるのも当たり前か。

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2009年10月14日(水) 『アルコール0.00%のFree』の意外なユーザー

キリン『アルコール0.00%のFree』には、当初メーカーが予想していなかったユーザーが飛びついたという。第一にお酒が全く飲めない人。飲めない人は宴会の席で肩身の狭い思いをしていた。その人たちを救ったという。第二は妊婦。毎日のように感謝状が届いているそう。第三に何らかの病気で酒を辞めなければならない人。酔うことはできないが、のど越しでは満足できる。大ヒット商品にはいつも想定外のユーザーがいるものだ。

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2009年10月13日(火) 『Free』に学ぶエンビデンスマーケティング

キリンの工場を見学して「エビデンスマーケティング」を習った。「エビデンスマーケティング」は「糖質0」とか「カロリーオフ」など、効果に直結する成分・機能を含んだ商品特徴をトリガーに売る手法のこと。同社の今年のヒット商品『Free』は麦ではなく大豆から作ることで、アルコールなしを実現した。感心したのはキリンのどの担当者も『Free』について話すとき単に『Free』と言わず『アルコール0.00%のFree』と読んでいたこと。エビデンスの主張を全員に義務付けているところが素晴らしい。

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2009年10月12日(月) 楽天野村監督の生涯「現場主義」の生き方

楽天の野村監督の人事が注目されている。球団は彼を名誉監督にし、フロント入りさせようとしているが、彼はそれを固辞。あくまで現場にこだわる気だ。ビジネスマンでも本社のミドルになるか現場の責任者のままでいるかは、とても重要な選択である。部長や取締役ともなれば偉く見えるが、イコール現場から離れることであり、仕事の醍醐味からは遠くなる。野村監督は一生現場にいたい人なのだ。

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2009年10月11日(日) 市民運動会の素晴らしいお土産

市民運動会で大変な仕事のひとつが「アナウンス」だろう。当地区でも毎年同じおばさんが務めている。ときおり小学生と思しき子供に代わるけど、子供は「赤速いです」とか「がんばってください」とか、見りゃわかる実況中継が精一杯。その点おばさんは凄い。「お父さんたち、明日は大変な筋肉痛でしょう。筋肉痛という素晴らしいお土産を持って帰ってください」。そんな考え方もあるかと思わず苦笑した。

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