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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社で役員研修を行う。同社の理念は「お客様第一」「一流の品質」「まず協調」。この3つについて各役員に過去1ヶ月間を振り返り、気がついたことを書き出してもらった。そして、その意見をグループ内で交換した。すると、ある人は知っていてもある人が知らない事実が多数あることが分かった。これは惜しい。理念に対し、現実はどうなのか。実践できているのか?振り返る機会を設けるべきだ。
私の部下のチームが作成した某クライアント向けの企業診断報告書をチェックした。この会社の業界は斜陽産業であり、ここ数年赤字体質で経営していた。資産が大きいので持ちこたえているが、かえってそれが危機感を招かない危険な状態になっていた。その資料を見ながら、すっかり感心してしまった。マクロ的に見た問題点…社内的に見た問題点…ベンチマーク企業との差…部下達のコンサル・スキルは確実に上がっている。
昨日の講演会で一番訴えたかったことが「出て来い!火種社員」。7月21日〜30日まで記載した「ピュア・リーダー」づくりの方法は何かを追いかけているうちに、リーダーばかり育成してもダメだと気付いた。効果的なのは、自社のミッションを自分なりに解釈し実行する熱い心を持った現場の人。その人の行動を見た周囲の人の心に火をつける。そんな火種社員が、全体を大きく変えていくのだ。
拙著『仕事ができる人、会社に必要な人』と同じタイトルの講演会を実施。水曜日の16:00は集まりやすいのか、事前申込者50人のほぼ全員に参加して頂いた。集まった人には20代の若手も中堅企業の管理者もいて、このテーマのターゲットの広さを改めて感じた。ただ会場の反応を見ると、私の話には若手より管理者の方が食いつきが良いのがわかる。どうしても上から目線で話をしてしまうようだ。
クライアントの社長と話す。今日は社長の理想の組織論が聞けて大変参考になったが、どうやら「強いワンマン社長」から好かれるコンサルタントである。これまでのクライアントも殆どそういう人だった。ところが、私の部下は違う。意思決定がなかなかできない「弱い社長」が多いのだ。彼は理詰めで考え、正論を言う。私は感情に訴え、動機付ける。そのスタイルの違いがクライアントにもわかるのだろう。
三島駅の待合室にある軽飲食コーナー。新幹線を待つ間ここで食事をしたのだが、だいたいこうしたコーナーの店員は無愛想なものだと相場は決まっている。ところが、ここの彼女は違った。実に良い笑顔で客に応対する。そのことに感心して店を出てホームへの階段を登っていると「お客様!」と呼び止められた。私がテーブルの上に忘れたハンカチを持ってきてくれたのだ。その気配りにも感心した。
合宿研修の最後に、ある受講生が相談に来た。リーダーになるためにどんな本を読んだらいいかの相談だった。彼は坊主頭で大柄だったが、東北人らしくとても穏やかな性格だった。一見茫洋としていて掴みどころがないのだが、そこに惹かれるのか数人が集まれば必ずリーダーになった。私は彼に「ビジネス書よりも小説を読みなさい」と伝えた。彼のような人物が主人公の小説を読み、その独特のキャラを磨いた方がリーダーに近づくと思ったからだ。
肉食男子が好きな若い女性行員との会話の続き。かつて「ねるとんクジラ団」で男の子が女の子に「お願いします!」と手を出していた。が、男性はあの頃から弱くなった。あの番組では「俺はこんな夢を見ている。俺について来い!」と語る男がいなかった。本来、男はそうやって女を引っ張るものだ…と私が語ったら、彼女達は「今そんな人がいたら滅茶苦茶もてますよ」。女性は闘うことで強くなったが、理想の男性像は変わらないのだ。
合宿研修の夜に若い女性受講者たちと理想の男性像について話す。彼女たちの口から飛び出したのは「私は肉食が良い!」。草食系男子という言葉があるが、その反対の逞しい人という意味だ。そこで「草食系が増えているのはこの国に戦争のないからだよ」と伝えると、「だから韓国人はあんなに逞しく見えるんだ」と返ってきた。韓流ブームは日本人男性が失った逞しさへの憧憬かもしれない。
某金融機関で若手を集めた合宿研修。この研修のオフサイトミーティングとして、プレゼンのテクニックを伝授した。彼らは、多重債務者を救済やライフプラン作りのセミナー講師として活躍することが期待されている。なのに、一度もプレゼン方法学んだことがなかった。一番やってはいけないことは、銀行員然として滔滔と語ろうとすること。何を語るかより、誰が(どんな人が)語るかを伝えた方が聴衆を惹き付ける。
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