|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社の資料に目を通す。するとどの資料にも「主語をあなたに」のヘッダーが付いていた。トップが全社員に徹底したい習慣を刷り込むために書いているのだ。「私が…」「俺が…」のIメッセージを繰り返すより、「あなたは…」と語りかけることで、相手の立場に立ってモノを考えられるようになるという。YOUメッセージを多用すると、それだけで声がけが増える。そして、自分に入って来る情報量が増える。
少年野球の指導者達を見ていると、本当に熱い人がいる。彼らは少年たちのプレイひとつひとつに細かいアドバイスを送る。鍛えられて、少年達はどんどん上手くなる。コーチというものはうるさいくらいで丁度良いのだと思う。自分は子供の頃から、そのようなコーチには一度もめぐり合わなかった。黙ってみている人ばかりだった。それが私には心地よかったが…いろんな指導者がいるからしっかり育つのだろう。
昨日のトップはシズル感を自分の体験で語った。システム系の営業担当だった彼はアポが取れると、たった10分の商談で一つのことを依頼した。それはそのオフィスの様子を1日観察させてもらうことだった。その観察の中で、彼はいろんな問題点を見出す。そしてそれを解消するための提案を行い、次々と受注したのだった。シズルの探し方まで自分で築いた点が素晴らしいと思った。
某社のトップの話を聞いた。不況時に売るヒントは焼き鳥屋にあるという。繁盛している焼き鳥屋は客を呼ぶために煙を出す。良い音を出す。それに引きずられて客はやってくる。その人は鶏肉が食いたいと思っているわけではない…お客様の別の何かにヒットして財布の紐が揺るむのだ。その何かを見つけ、その見つけ方を自分の中でパターン化すれば売れる」。確かにその通り。「名古屋コーチン」と書いた看板に誘われるわけじゃないもんね。
某社で計画の進捗状況を確認する会議を行なった。その中でAさんが発表したとき、誰も質問しなかった。Bさんが発表をしたときも同様だ。それを見て社長はぶちきれた。「他部署の話は、その部署の上司になったつもりで聞け!質問は関心の表れです!質問をすることで質問された方はさまざまなことに気付く!その質問への答えは多くの人にヒントを与えるんだ!」。発表者の質問は、管理者の仕事なのだ。
わが部に2Sパトロール隊ができた。担当は20代の女性二人。彼女達が抜き打ちで整理整頓の状態をチェックする。チェック項目は5つ。キレイかどうか。どこにあるかわかりやすいかどうか。そして鍵がかかっているかなどセキュリティの状態はどうか、である。これらを3段階で評価し、10点満点で採点。デジカメ写真付で部会で公表する。部長としてドベにはなりたくない。何とか片付けねば…
「褒めろ、と言われても何をどう褒めてよぴかわからない」。そう嘆く管理者は少なくない。しかし、それはその人を褒めようとするから難しいのだ。褒めれば良いのはその人の仕事。「よくまとまっている」「丁寧に仕上げてあるね」「この表現が良いね!」などいくらも指摘できるはずである。褒めるのは愛情がベースにある場合は難しくないが、愛情がない場合は仕事(生んだ成果)を見る。相手もそれを望んでいる。
昨日のKさんの工夫はグラフだけではない。職場に張り出された月間の成績優秀者の欄にも、受賞者の声を噴出しで入れていた。「●●さん、受賞おめでとうございます。受注のポイントを聞かせてください!!」「新設の時は伝えることがあるので忘れないように一番最後に…。既設のお客様には話の流れがおかしくならないようにして…」。まるでHEROインタビュー。この実況中継感LIVE感がいいんだろうね。
某社のグラフを見ていたら実に面白い工夫がなされていた。そのグラフには作者の吹き出しが付いていたのだ。作者は、マネージャではなく、マネージャを補佐する人。彼女がグラフを作りながら、激しく落ち込んだときには「ゲゲッ!やばいですよ」と書いたり、成績が上がった時はハートマークに「久々の1位です。うれしいですぅ。ずっとここままでね」など。本音言葉が同僚の注目を集めている。
昨日紹介した事業部は要望・意見を集めるとき、同時に「感謝の気持ち」も集めていた。営業部は設計や製造に対して、製造は営業や設計に対して感謝する点を書いたのだ。集まった数は「112」。要望・意見の117よりやや少ないが、愚痴や対応不可の要望を除いた有効数100に比べれば、全体の52.3%となる。これは清原のヒット数/(三振+ヒット)数とほぼ同じ。できていないこともあるが、そこから学んでできたことが少し上回る。それが成長している者の姿だ。
|