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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
あるコールセンタではその日頑張った7人を選び「日替わりMVP」を授与している。といっても、数値的に高かった人が選ばれるのではない。クレーム処理をしたり、難しい問い合わせに応じたり、ルーチン業務の中でも難易度の高い仕事をした人に、マネージャの主観で与えられえるのだ。副賞は、百円ショップから調達した商品。これが部屋の真ん中にあり、選んで変えることができる。女性の職場ならではの発想だ。
社員数2万人のC社でプレゼンテーションのコツを伝授するセミナーを行なった。最初に「私のこと知っている人?」と尋ねたら、45人中5人だけ。次に「ここに書いてある4人を知っている人?」と尋ねた。その4人は、私がこれまで仕事でお付き合いしたことのあるキャラの濃い人。すると全員の手が挙がった。そこで4人と私の出会いやいきさつを述べた。これによって受講生と親近感が沸き、私の得意技がすぅっと入っていった。
株価の乱高下、円の急上昇。そのふり幅の大きさに唖然とする。この乱高下は、売買とか取引と呼ぶ水準を超えている。ひとつの情報が一気に世界中に伝播し、皆が即座に反応している。「誰かと話し合う」とか「倫理上どうか」を考える間もない。この過剰反応的な意思決定を連発しなきゃならないのが情報化社会の宿命だ。だからこそ、コンプライアンス整備がうるさく言われたり、個々人の品性が問われるのだろう。
長野県伊奈市で二年連続二度目のセミナー。セミナー終了後、楽屋に受講生が訪ねてきた。昨年度受講して興味を持ち、拙著を購入し何度も読み返しているとのこと。今回は、セミナー中に行なった個人ワークを添削。実に良くできていて、そのまま回答のサンプルに使えるのではと思うほどだった。セミナー内容が難し過ぎたかな…とへこんでいただけに、彼女のワークの出来栄えに救われる思いだった。
焼酎メーカーをブランド化し、企画販売するルネッサンスプロジェクトの中村社長の話を聞いた。同社は汚染米の問題が発覚したとき、焼酎の売上げがガタ減りすることを9月上旬に行なった自社の百貨店のフェアの散々な実績で体験。これは一大事だと、早速手を打った。それは「安心・安全シール」を開発し、確認された焼酎にはそれを添付すること。このシールは逆に他社との差別化になり、10月は前年比プラスを記録した。
先月、汚染米の事件が発覚した頃に訪ねた某商社。同社は業績好調だが、そのときは取扱商品の一部に島田化学の商品があると大騒ぎだった。が今日、再び訪ねてその後の状況を確認したら「すっかり沈静化しました。もう随分前の話ですよね」という。この会社のスピード感覚は他社の何倍も早いことがこの一事で分かる。実際に同社の強みを顧客アンケートで確認しても「スピード」と出ていた。
今期前半戦の最後を、某大企業の顧客を集めた場所の講演会で締めくくった。講演後の懇親会で、隣に座ったのは1兆5千億円企業のN社長。そんな人と何を話せばいいのか…と戸惑ったが、名古屋出身で私の古巣であるブラザーに義弟がいたという。そしてその人の名前を尋ねてビックリ仰天。私のかつての上司であり師と仰ぐ人であった。その方は昨年他界されたが、その人の義兄とこんな形でお会いするとは。その偶然に恐れおののいた。
9月14-15日の日記に書いた「今欲しい三つの武器」について、自部門の若手社員に3人に尋ねた。出てきたのは「知識・経験・タフさ」「問題解決できる頭・動じない心・ブレーン」「付加価値の生める頭・先見性・現状に満足しない心」だった。さすがコンサルタントの回答だが、「動じない心」はクライアント以上に危機感を持つことから生まれる。「考え抜いた」自負がないと、良いコンサルティングはできない。
昨日のマネージャの組織では、部下も自主的に感謝状を書く。「××様 いつも営業活動ご苦労様です。テレマ情報をキッカケに××を受注されたとのこと、どうもありがとうございました。引き続き見込み案件獲得に頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。差出人◇◇」。◇◇さんはテレマをかける人。この人が取ってきた情報を元に××さんが営業して受注したのだ。このように前工程が後工程に感謝できたら本当にいいね。
某社のマネージャは部下にユニークな感謝状を書いて渡した。題して『ナイス!連携プレー賞』。内容は「××様 いつもテレマご苦労様です。このたび○○さんとの連携によりAシステムを受注いただきましてありがとうございました。引き続き宜しくお願いします」という簡単なもの。しかし、労いの言葉から始まり、個人技でなく「連携」を評価していることが素晴らしい!
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