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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
中田がピッチの上にひっくり返って動かなかった。彼には彼にしかわからないことがあるのだろう。イチローがWBCに燃えたのは、世界の中での日本の野球の地位を高めたかったからだという。それくらい日頃からジャパンベースボールの存在の小ささを痛感していた。中田にもこの大会で世界にアピールしたかったジャパンサッカーがあったのではないか。そしてそれは、1-4という差を示して終わった。
某食品工場を見学した。この工場は1Fが工場で2Fがオフィスなのだが、1Fで靴を脱いだあと、スリッパも上靴も履かない。靴下のまま上がり、廊下と部屋の中も靴下のまま歩く。これは掃除をよほど丹念にやらないとできない行為。同社の衛生委員がいかに隅々まで注意を払っているかよくわかる。その他、汚染区と衛生区の床の色分けするなど、衛生管理を足の裏や目で感じるよう工夫されていた。
某工場の掲示板に、「朝礼」と題した手書きの模造紙が張られていた。内容は、朝礼の要旨をまとめたもの。生産目標個数と実績の対比、現時点での最優先課題などの他に、「1分間スピーチ=テーマは最近感動したこと」と記載されていた。「考える習慣づけと、何を考えているのかを知るために行う」と赤字で書いてあり、来週の担当者の名前もあった。朝礼内容を早速張り出すケースは初めてみた。
「ほんの少し、足りないもの」とは何か。ひょっとしたらそれは日本人が持つ「悲劇は繰り返される」という、悲しい先入観かもしれない。ワイドショウではドーハの悲劇と今回をダブらせて放送していた。こんな編集が、この国の国民の心を重くし、人を悲観的にする。逆に「俺たちは運が良い」「ラスト10分に天使は必ず俺たちに微笑む」というように確信していたら、足が止まるなんてことはなかったかも。
東京のタクシーにはエコーカードというCS調査の葉書が置かれている。質問を見ると「行き先についての返事は?」「道順確認した?」「降車のとき挨拶とお礼を申しましたか?」「安全運転について?」の4つだけ。タクシーの満足度は基本的にこの4つで決まるということだ。特に、「返事」と「確認」。乗車時の「たったこれだけ」で全然違う。しかし「たった、これだけ」ができない人が多いのだ。
先日泊まった愛宕山東急インのフロント脇に「エアー・シャワー・ルーム」が設置されていたので驚いた。食品工場等の入り口でよくみかける、強力な風で人体に付いている埃や髪の毛を吹き飛ばす装置だ。こんなのがホテルに置いてあるのを見たのは初めてだったので理由を聞くと「花粉症の季節に花粉を落とすため」だという。特定季節の顧客満足のために、わざわざ設置するのかと感心した。
納期遅れが常態化している某社。部門間の連携が鍵だということで、部門をまたがる幹部会議を開催した。ここで情報交換が行われ、問題は解消に向かうかと思いきや、両者はお互いの正当性を主張し、他を非難するばかり。距離は近くなったものの、溝は深まると言う現象。解決策はただひとつ。原因追求をやめて、共に理想の実現に向けて何ができるか、できる打ち手を結果思考で考えることだ。
ダイヤルQ2と言えば、90年代に流行ったHテレホン。利用過多で多重債務に陥る人が多く、社会問題になった。そのQ2が堂々とTV広告に出ていたから驚いた。なんと「ジャワ島中部地震被災者救援募金」。「0990-513-006」にかけると、100円が課金され、それが募金になるという。早速募金したが、Q2=Hとしか思いつかない私は、この逆転の発想にただただ脱帽。考えた人に感心してしまった。
某課長が40人以上の部下と個人面談をした。勤務時間後に行い、交代制勤務でもあるため2ヶ月以上の時間がかかったという。何か起きたときに部下から、『課長すみません』と言ってもらえる環境作りが狙い。面接時にも工夫し「こうして欲しいのだが」とは言わず「こうして欲しいのだが、どうだろうか」と問いかけるようにしている。近頃は部下から「お先に」との声が出るようになったそうだ。
負けちゃった、日本。1点リードして、ハーフタイムにジーコ監督が「リードしているサッカーをしよう」と言ったそうだが、日本人には「1点なんて意味はない。負けていると思ってやれ、挑戦者の気持ちを忘れるな!」と言った方が、気合が入るのではないか。リードしている経験が少ないのだから、「リードしているサッカー」に自信が持てないはず。結果、一番見たくない負け方を喫してしまった。
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