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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
トリノ五輪その3。岡崎朋美の勇姿に、伝説の女性が頭に浮かんだ。信長の小説や漫画にたびたび登場する「出雲の阿国」。歌舞伎舞に命を賭けて戦国時代を生き抜いた姿が、スケートリンクに命を賭ける彼女にダブった。里谷・原田・清水…長野の英雄たちの時代が過ぎ去る中、彼女だけが違う大きなものを背負って戦っている。「人が、大きく輝いて見える」とは、彼女のような人を言うのだろう。
トリノ五輪その2。スノーボードで若い選手たちが果敢に大技に挑み、失敗。予選落ちが相次いだ。この状況にみのもんたが「良い成績を出したかったら確実な演技を選ぶべきだ」と言うのを聞いて「馬鹿言うな!」と頭にきた。彼らは仮に失敗しても、まだ20歳前後だからいくらでもやり直しができる。だからリスク覚悟で、自分の可能性に挑んでいる。大人ならその姿勢こそ評価するべきだ。
トリノ五輪その1。モーグルの上原愛子の5位は惜しかったが、TV放送の解説には感心した。モーグルはなじみの薄い競技で、どこがどう採点基準になるのかが全く分からなかったが、解説者の三浦豪太氏の話が誠に端的で、細かくてわかりやすくて、彼女が5位でも納得できた。他の種目の解説者は知識量や語り部はもちろん、放送中に冷静であることや日本を身贔屓しないことも彼に学んで欲しい。
目標未達成が続く某社で、若手の営業担当者を集めて会社をどのように変えたらよいか議論してもらった。すると情報の共有化のために、オフィス全体のレイアウトを変えた方が良いという案が出た。仕事の流れやルールを変える提案は当方の意図どおりだが、レイアウトへの言及には驚いた。これは自分の仕事を会社という単位で捉え、鳥瞰的に見ていないと出てこない発想。彼のこの後が楽しみだ。
コロコロと引っ張るキャリーバックを頂いた。今までのが古くなっていたので喜んで使ってみると、タイヤの滑りが良すぎて、電車が傾くとバックがツーッと滑って隣の人の足に当たってしまう。よく見ると、このキャリーバックは4輪。2輪のキャリーバックのように立てた時のストッパーがないのだ。斜めに引っ張ることを考えれば2輪で十分。使ってみて分かる意外な落とし穴だった。
某金融機関が、60歳以上の高齢者を対象に、定期預金を募集をした。一口30万円で何口でも結構…という内容だったが、実際に30万円を預けに来た人はゼロ。それどころか「10口でもいいかな…」と、300万円を預ける人が多かったのだ。「定期預金に、たった30万円では恥ずかしい」という恥の文化が働いたのだ。高齢者相手のビジネスは、「恥ずかしくない」を誘発することも重要なテクニックだ。
NHKの『ようこそ先輩!課外授業』を楽しく見ていて気がついた。子供の目が輝く授業には共通したパターンがある。まず、何に気づいて欲しいかが明確。そして「気づかせる」→「気づきを自分の課題に応用」→「実際に少しやって、自分で課題を解決できると確信」→「皆の前で発表し、自分のものにする」というステップを踏む。何を教えるかではなく何に気づかせるかが良い研修なのだろう。
四国新聞にホリエモンの大学時代のゼミ先生のコメントが載っていた。(以下引用)「堀江君に弱さがあるとしたら『目的』がないことだろう。(中略)彼らの世代に欠けているのはその仕事全体を意味づける目的や価値観だ。価値観をゼロから築くことはできない。これまで蓄えられてきた知恵や経験が必要だ。それを世代を超えて受け渡していかねば、私たちの社会は脆弱なものになる」。ズキッと僕の胸にも刺さった。
ユニクロで\7,990のダウンジャケットがバーゲンで\3,990だった。ここまで安くなると他社品を値打ちの面で完全に圧倒する。そのダウンを見ながら、中国で見学した縫製工場を思い出した。戦場のような職場で彼らが一心不乱に働くからこそこの価格が実現する。監督は日本人だったがこの戦場を仕切れるのは、かつてこれを体感した人だけだ。つまり引退間際の社員のガンバリがこの価格を生んでいる。
コンサルタントの先輩から8人と30人の原則という話を聞いた。人がひとりで掌握できるのは8人までだという。それ以上になったら組織を2つに分け、それぞれマネージャを置いて管理する。また、部長が一人一人の顔色まで目配せできるのは30人までだという。よって部長の下に課長が4〜8人いるのがマネジメントしやすい組織となる。自分も部下が8人超えてから苦労したが、納得の行く法則だ。
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