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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
中部国際空港内で、甘味茶屋の『和の間』に入り850円の餡蜜を食べた。こうした緑茶をベースとしたCaféでかつ高付加価値を得る店は、おそらく過去何万人もの人が考えたのだろうが、成功した例は稀である。緑茶Caféはアイデアは出るものの、実現化することが最も難しいもののひとつなのだ。それを実現し、このような流行る店を見ていると、アイデアよりも実現した人が何倍も偉いと改めて思う。
中部国際空港にでかけた。私はこの空港をとても好きになった。鉄道の空港駅とフロントが同じフロアなのがいい。だいたい鉄道駅は地下だから重い荷物抱えて上の階へ移動するという煩わしさがあるが、それがないのだ。関空の問題点とか徹底的に研究したのだろう。商業施設も和と洋の区別などコンセプトが明快。これで予定より16%も仕上げたのだから、このプロジェクトは一流の仕事である。
万博目前。名古屋は空前のオープンラッシュだ。中部国際空港、土岐のプレミアム・アウトレット・モール、栄のSUN SHINE SAKAE、LACHIC、金山のアスナル、そして名古屋駅のデ・ラ・ファンタジア。これだけの施設が次々とできるのは、名古屋人の資産、可処分所得等が、成功した東京人にとても美味しく見えたからだろう。この地を軽く見ていた人の目つきが変わったのは嬉しいことだ。
家電量販店のエレベータで、「エレベータの中に何で鏡があるのか、知っている?」と、息子に聞かれた。そういえば最近、鏡を見ながら無意識のうちに髪形やネクタイ、髭の剃り残しなどをチェックしている自分がいる。あて図法に「自分の身だしなみをチェックするため」というと「ブーッ!正解は車椅子の人がバックするときのためでした。この前TVでやってたよ」。まいったなあ。また子供に教わった。
講演会の後に、某IT企業の社長と話す。400人の会社だが、来年は一気に100人採用する計画。そこで社長が地方大学に赴き、全部自分が面接し、即断するという。なぜわざわざ社長が…と聞くと、学生に「社長に会えたから決めました」と言われたいからだという。そのひと言が欲しくて、全国を飛び歩いているのだ。名古屋の中堅企業が良い人材を集めるには、生身を晒したサプライズが必要なのだ。
今年は花粉が凄いという。実際に多くの人がクシャミをし、マスクをして歩いている。私も小学生の頃からの筋金入りの花粉症患者だが、なんと今年は花粉症になっていない!去年、一昨年と2年続きで「花粉症が治る」と噂の鍼灸院にかかった効果かもしれない。毎年5回くらい通っただけだが、私は声が商売道具だけにこんな有難いことはない。逆に体のどこかが悪くなっていないか心配するほど好調だ。
「今後貴社が一層発展するには、自信を付けつつある彼らが目先のことだけでなく、長いスパンで貴社をどのような会社にしていくか考える力をつけていくことが必要でしょう。このプロジェクトを通じて彼らの潜在能力と更なる自発性を引き出せるものと確信しています」。某社トップに私が出した企画書の「はじめに」の一節である。これを読んだ当の「彼ら」は、この一文に燃えたという。「はじめに」で人を動機付ける。コンサルタント冥利だ。
3年前、職場の後輩が小さなプロダクションへ転職した。そのとき彼には、かつて彼と一緒に訪問した会社の社長の言葉を贈った。その言葉は、「10代は健康を手に入れる。20代は家庭、30代は仕事、40代は人格を手に入れる…」。今日、彼がその会社を辞めるという連絡を貰った。彼は現在30代半ば。生涯やり抜く仕事=貢献分野を固めるにはまだ時間がある。今一度自分と向き合って再出発して欲しい。
万博のサテライト会場にできたディスコ。そこに杮落としは「踊る将軍様マツケン」だった。マツケンサンバの熱狂振りは、バブル当時の「おどるポンポコリン」と重なる。スーダラ節と合わせ、景気は良いのだが「世の中、おかしいんじゃないか」と思う時代にこうした変な唄が全世代から指示されて流行る。年金とか、フリーターとか、リストラとか。あのキンキラにそうした不安を忘れたい願望が見える。
毎週土曜日に仕事をし、休みが日曜しかない状態。すると、日曜くらいはゆっくり休もう、という思いより、「折角だから思いっきり遊ぼう!」とかえって元気になってしまうから不思議だ。僕らの親父世代は、皆こうやって日曜日を元気に遊んできたのだろう。近年は、男性の日曜の在宅時間が増加しつつあるが、ビデオ&TVゲーム漬けの土日よりは週休1日の方が、緊張感があって良いかもしれない。
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