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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
よくもここまで精密にできるものだと感心していたら、一番最初に創りたいと思ったのは、米国の自然史博物館のミニチュアだったという。そこに、プランクトンの姿を象ったクリスタルがあって、憧れたのだそうだ。最初から美術館で売るミニチュアを創るレベルの高い志を持っていたのだ。それが安易にキャラクターフィギュアに流れず、本物の再現を第一とした気風に繋がったのだろう。
『海洋堂』のフィギュアはすべて手塗りである。「おまけを1万個作っても、その人が手にするのは1つ。それがひどいものだったらいくらおまけでも『失望』するんです」。『失望』という言葉が出たのには驚いた。CSでは満足の上に『感動』があるとはよくいうが、不満足の下に『失望』という言葉を使う会社は稀有である。そういう言葉が標準語になっているところが、同社の凄みである。
チョコエッグのおまけを作った会社の『海洋堂』を訪ねた。開発秘話などを伺うと「おまけというのは従来安っぽく、有り難いものではなかった。だからこそ、いいおまけを作ろう!」と発想したという。おまけ=0円=粗悪品から、おまけ=良品へ。考えてみれば、一般商品もアフターサービスとか担当者とか商品以外のおまけの良否で差のつく時代。それをそのまま実践した、素晴らしいセンスだ。
昨日の続き。タイプAは問題解決型の人。原因を究明し徹底的に叩く。確実な仕事をするが、解決しない場合は落ち込む。タイプBは情緒型の人。「朝の来ない夜はない」と、難事も発想の転換で乗り切ってしまう。タイプCは支援希求型の人。まず誰かに相談する人だ。事業部Xは3タイプが揃っているが、事業部YはタイプAが殆ど。タイプBはムードメーカーだけに居ないと組織が閉塞的になる。
某社社長から相談された。同社には事業部が二つあるが、事業部Xは幹部が実によくしゃべり、現場の情報が耳に入ってくるという。一方事業部Yは、幹部が抱え込みすぎるのか情報が社長まで上がってこない。相談主旨は「これは幹部のキャラクターの違いでしょうか?」。私はその通りですと答えた。快活な組織にするには、3つのタイプのキャラクターが揃うといい。以下明日。
某社の新事業立案の研修を後輩に任せた。アイデアを出す前に「まずは、ターゲット像を明確にする練習をしてみましょう」といい、後輩は私を題材に取り上げた。つまり私という人間がどんな人間か、「仕事上の姿」「生活習慣」「性格」の3点について考えさせたのだ。受講生とは前日に私が会っていたからだが、まさか私自身が研修の題材になるとは…。こんな愉快な授業を行う後輩のセンスに脱帽だ。
誰もが扱いに苦労するが、数字は抜群の一匹狼的社員。彼をどう使うかが、上司の腕の見せ所だ。その人物については経営会議等でも賛否両論出るだろうが、「否」の部分が出たときにどこまでかばってやれるか。「そこまでの意識があるということです」「私が好きにやらせていますから多少のことは眼をつぶっていてください」。身体を張ってかばってくれる人には誰もが信頼を寄せるものだ。
某社の営業会議に出席。配布されたペーパーに、『祝1万件達成』の字が躍る。累積販売数量がそこまで及んだということだ。そしてその文字の後に「^0^//」の記号が。こういう遊び心がいいねぇ。責任者が心から喜んでいるのがよく分かる。かつて「お前はいくら仕事をしていても遊んでいるようにしか見えない」と上司に言われたことがある。楽しいことだし遊びに見える部分は必要だ。
3年前、某銀行で講義をした。そのとき「銀行の体質を変えるにはどうしたらいいか?」との質問を受けた。私は「上司から『お前は黙っていろ!』といわれたら、『いいえ、いわせていただきます!』と言え!」と答えた。今日、その質問をした人が再び私の講義に参加した。「当行は3年間で何か変わりましたでしょうか?」。こういうことに関心を持ち続けている行員がいる。そのこと事態が変革だろう。
シャルドネという家具屋へ行った。店内の「集まれパワフル・キッズ!」という張り紙が目に留まった。毎週日曜日2時から、子供達を集め紙芝居を行うなどのイベントを開催。その間、お母さん達にはシャルドネの店内をゆっくり見てもらおうという試みだ。他にも店内のキッチンなどを使って料理教室やフラワー教室を開いている。商品に馴染んでもらってから選んでもらう、心憎い演出だ。
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