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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
焼酎のブランドを開発している人に、ネーミングとボトルデザインのコツを聞いた。すると、「一人で飲んで、酔っ払って、その場にごろんと寝転がったときに、ただボーっとボトルを眺める。そのとき、ボトルやラベルが『お〜よしよし』って感じで、飲んだ人を肯定するメッセージを発するように考えている」。売るシーンでなく、愛飲し、酔っ払ったユーザーの目線を軸に生み出すとは…着眼点が素晴らしい。
福岡の某商社の事業構想を聞いていたら、「最後は上場して、プロ野球球団を持てたらいいですね。『福岡××××ズ』な〜んちゃって」。「××」は今、自分が扱っている商品群名が入る。規模的には夢の夢だが、少なくともそこに至るプロセスは無理なく描れてた。夢の話の最後を「球団所有」で締めくくるのは当世の流行。実務家からこんな喩えが出てくるのは、野球界の体質転換が評価された証拠だ。
友人が賭けに出た。といっても、ドラゴンズの優勝決定日の話。現在マジック3。ヤクルト3連戦に2勝すれば優勝決定。そこで雨で一試合流れるとし、1勝1敗と推測。そして優勝決定日は1日のナゴヤドームの広島戦…と踏んでチケットを買ったという。その前に決まってしまえば価値は半減…だから買えず、未だにこんな日のチケットが売れ残る…そう考えるのが友人を含めた名古屋人のセコさだ。
研修後のアンケートで、一人ぐらい他人とは逆に最低の評価をつける人がいる。そうした人は、中村天風よれば「知らないことを知っている人へのコンプレックスからの逃避の証」だそうだ。講師におぼろげにわかっていたことを指摘され「なるほど、そういうことか」と思うか「へん、その程度なら俺でも知ってらあ」と思って横向くか。松下幸之助はこの違いが一番だと、『素直』と色紙に書いて伝えている。
写真館対象の講演会で、撮った写真をアルバムにするだけじゃだめ。もっと額に入れて飾ったり、12枚の写真を並べて演出したり、ポストカードにすることをお客様に勧めるべきでは?と語ったところ、行きつけの写真館が早速これらの新メニューを導入。そうなると買わざるを得ず、頂いた講演料はそっくりこの写真館へ。でも、この店主夫妻の素直さに感服。腕も確かだし大成功間違いなしだ。
子供の習い事の後、いつもショッピングセンタ内のマグドナルドで食事するのが我が家の慣わし。ところが、突然の雷雨。駐車場から店内に移動するだけで濡れてしまいそう。よっ、近くの、道路沿いにある小さなマクドナルドのドライブスルーへ。するとだれもが同じことを考えていたのか、長蛇の列だった。激しい雷雨はドライブスルーの売上を通常の何倍にもする…新しい発見だった。
カラーコピー機が故障した。修理を呼ぶと「部品の劣化です。が、今日は在庫がないため応急処置をしておきました」。そこで私が「そりゃ困る。納期が今日中なんだ。キンコーズに頼むと15万はかかる。それをお宅が払ってくれるの?」。すると「私ではお答えできませんが…」と詰まってから「でも、もしまた故障したら呼んで下さい。私、もう一度来ます」。その意気やよし。自己犠牲を払える人は信用できる。
今日乗ったタクシーには、ステージ衣装を着て絶叫する運転手のステージ写真が張ってあった(昨日のタクシーとは別の会社)。横に自己紹介欄には、趣味はカラオケだとある。カラオケ部に所属し、練習はカラオケ喫茶。年に5回大会があり、先生は居ないので他人の技を盗む、持ち唄は『兄弟舟』で、今の流行り唄は…と話題は尽きない。一枚の写真がキッカケで移動時間が楽しくなった。
昨日タクシーに乗ったら、後部座席の前に運転手の似顔絵が描いてあった。余り上手いとはいえず、尋ねるとこんな返事。「会社では総務部員が正面無帽の写真を撮ってくれたよ。でもあんまり人相が悪いって人がいうから自分で描いた。下手だけどこの方が評判は良いよ」。ちょっと普通と違えばそれだけで話題になり、運転手に親密感を感じやすい。タクシー会社もOne To Oneを創ろうと必死だ。
楽天が仙台のFCで名乗りを上げた。仙台に新球団が2つということはないから、機構側はどちらかを選ばざるをえず、これで否応なく審査を、それも早急に行わねばらならない環境になった。「公正に、じっくりと時間をかけて…」などとは言ってられなくなったわけだ。来期の6−6実現に向けて、こんな環境を作るために敢えて仙台に名乗りを上げたとしたら、楽天の社長は実に頭のいい人だ。
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