某社長とホワイトデーの話になった。貰ったチョコが袋の中から小分けされたたった一個、であってもお返しするのが社長の心配りだと言う。そのお返しは500円の図書券25枚。「君たちも本ぐらい読みなさい」との思いを込めてだが、チョコ一粒で500円をゲットするOLたちにしてやられたことになる。昔はなかった習慣。世の社長たちはどう対応しているのか、事例収集してみる価値のあるテーマだ。
携帯電話を全営業マンに持たせている某社。一番使う人は月6万円を超えると聞いて驚いた。「それは業績に比例していますか?」と聞くと、比例しているという。同社では、稼いだ額によって携帯電話の使用限度額が決め、稼ぐ人は6万円までOKだが、稼いでいない人は2万円程度。それを超えて使うと、その差額分が給料から引かれる仕組みだ。携帯を支給しない会社に比べ実に賢いやり方だ。
カープの嶋選手が好調だ。背番号が55だから「赤ゴジラ」と呼ばれている。しかしマーケティングでは二番煎じと言われたら負けだ。例えば「あのブランド品と同じ品質でうちは半値です!」と語る営業マン。これは、「相手が素晴らしく強いので仕方なく半値にしているのです」と宣伝しているのと同じ。「赤ゴジラ」と呼ばれて得をするのは本家。嶋選手には自分ならではのニックネームを築いて欲しい。
新聞によれば、三菱ふそうの社内の調査委員会は、事故直後に「整備不良ではなく、ハブの構造上の欠陥」と認識していたという。だとしたら悪質な隠蔽だが、この委員会は当時、常務をトップに開かれていた。なぜ常務だったのか。クレームは社長の最大の関心事。当時、死者を出したこの問題より重要だと社長が優先した仕事は一体何か。社長がその程度の甘い認識だからおかしくなるのだ。
某社の危機管理室に入った。天井からはTVが6台。各局の放送をモニターするためだ。テーブルの上には電話会議システム。円卓ではないものの、照明を落とせばそのまま『踊る大走査線』の警察庁会議室になる雰囲気だ。そしてナマズ。なんと水槽にマスコットのナマズを飼っていたのだ。こんな遊び心で、危機管理室の認識とオペレーションへの意識が高まる。経営者のセンスに恐れ入った。
某社の「自由と自己責任」というスローガン。現場はこれを「好きなことをしてもよいが、自分で責任をとれ」という意味に受け取っている。一方管理側は「自己責任と自由」だと主張。「自己責任を果たした上で初めて自由が許される」の意味だ。イラクからの帰国者に「自業自得」と冷笑する人がいるが、前者の発想。リスクの高い活動には「自由と自己責任」より「自己責任と自由」の考え方が必要だ。
結婚10周年を記念してダイヤを贈るなどというCMがあったが、利用者は多いのかしらん?私も今年結婚10周年。が、新婚のときに調達した冷蔵庫が先頃壊れ、今またウォッシュレットが機能不全。昨年は電子レンジ、PC、洗濯機もいかれた。おまけに最近はこれらを廃棄するのにコストがかかり、PCなどプリンタと合わせ1万円以上!こんなに買い換えていたらとても記念ダイヤどころではない。
イラクから3人が無事帰ってきた。何よりだが、彼らはまだイラクに残って仕事がしたと主張したという。戦地に仕事場を求めている彼らですら「国」という概念は希薄らしい。その使命感にはただ脱帽するばかりだが、アエラが先週号で「人質になった日本」とタイトルを付けていたが、このタイトルは的を得ている。ひょっとしたら日本国民ほど国家という概念が乏しい民族はいないのかもしれない。
郊外の駅前にできたマンション。住人へのセキュリティは当然セコムか総警と連携したサービス?と思ったら、タクシー会社と提携しているという。タクシーの運転手は夜、終電までえきで並んでいる。何かあったときそこから駆けつけるというから、セコムよりもずっと早く「たった5分」でできるというのだ。このシステムはCVSの防犯強化にも使えそう。実に目の付け所がシャープである。
犬山市長と対談した。「選挙という試練を経験すると、どんな人でも成長します」。「選挙で当選するにはハッキリとした『選ばれる理由』が必要。そのため、他者にはない自分ならではの約束を訴える。それをほんの僅かな選挙期間中に行う。だから試練であり、実施した人は確実に成長する」。市長の話に経営も同じだと思った。優秀な社員ほど流動的な今日、経営者にも選ばれているという自覚が必要だ。