郊外の駅前にできたマンション。住人へのセキュリティは当然セコムか総警と連携したサービス?と思ったら、タクシー会社と提携しているという。タクシーの運転手は夜、終電までえきで並んでいる。何かあったときそこから駆けつけるというから、セコムよりもずっと早く「たった5分」でできるというのだ。このシステムはCVSの防犯強化にも使えそう。実に目の付け所がシャープである。
犬山市長と対談した。「選挙という試練を経験すると、どんな人でも成長します」。「選挙で当選するにはハッキリとした『選ばれる理由』が必要。そのため、他者にはない自分ならではの約束を訴える。それをほんの僅かな選挙期間中に行う。だから試練であり、実施した人は確実に成長する」。市長の話に経営も同じだと思った。優秀な社員ほど流動的な今日、経営者にも選ばれているという自覚が必要だ。
巨人の阿部が好調だ。大打者ばかり並んだ後、投手の緊張が緩んだところにガツンとやっている。阿部が打ってもつまらないが、打ったら面白い清原、江藤といった一流選手は出番なし。これはプロ野球界にとっての損失だ。もし他チームで4番なら、今頃清原2000本安打達成!ともっと賑やかになったはず。開幕でも満員にならない後楽園。衰退の一途を辿るプロ野球再建は、唯我独尊体質の否定からだ。
コンサルタントとエコノミストは違うけど、世間から見たら同業者だ。その最も有名な一人が痴漢行為で逮捕されショックだ。警察官がストーカー、寺の住職が隣の寺の賽銭泥棒、タクシーの運転手が飲酒運手したり。修行を積んだはずの人が、プロとしての本分を踏み外す。共通しているのは「人の痛みが分からないこと」。プロは誰かの期待に応える存在だが、「誰か」が見えていないのだ。
イラクの16歳のストリートチルドレンが、ナオコさんが拘束されたことを知り、自分が身代わりになりたいと願い出たという。彼女が当地でいかに自己犠牲を払い、徳を積む生き方をしてきたかよく分かる。赤の他人が「身代わり」を申し出てくれる人がいったい何人いるだろう。この少年はストリートチルドレンを集め、解放要求のデモを行うそうだが、そういう声が届くことを願わずにいられない。
御柱祭に参加したときに、地元の人に死者が出るのにどうしてそこまで夢中になれるのかを聞いた。「諏訪人のDNAですか?」と聞くと「DNAって人類誕生以来のものでしょう。そんなに古くないです」「では諏訪人のアイデンテティですか?」「そんなに新しくはないですね」「では諏訪人のルーツですか?」「それでも古すぎますね…」。1200年の歴史と伝統を語る言葉が見つからない。実に意外な気がした。
3人の日本人がイラクで拉致されて、自衛隊の撤退が要求された。この3人はイラクの復興のボランティアに尽力していた人たち。各国政府は、イラク問題を市場や資源を自国有利に得ることを主たる目的としていた。つまり「利益」を得ることである。対して彼らは人としての使命と愛を持って生きている。利のために愛み満ちた輝ける市民が犠牲になるのはなんともやるせない。何とか救出して欲しい。
リゾートホテルでリフレッシュ。こうした空間で人や自然から気持ち良いもてなしを受けると、「ああ、自分も同じように人に気持ちのよいことをしてあげよう」と気付き、次の仕事への真摯な意欲が生まれる。これがないと「あ〜もう、忙しい!→適当に手を抜いてやっておこう」とお役立ちの精神を忘れてしまう。潤いは顔にで出る。ホテルで味わった朝のようにいつも清清しくありたいものだ。
御柱祭は6年に1回の開催だが、その準備は2年前から始まる。その間練習を重ねた氏子たちは3年目にそのエネルギーを爆発させる。以前、サザンの桑田が「いろんな意味で(一定の活動を続けるのは)3年が限界なんですよ」と語っていたことがある。ひとつのプロジェクトは3年周期でやりなさい、終わったら休んでまた再開して…と1200年間巨木を曳(ひ)き続けた先人たちが教えてくれるようだ。
諏訪の御柱祭に参加した。奇祭に挑む地元の人たちを見て驚いたのは、長い列にも携帯電話や無線を使うことなく、手旗のみでコントロールしていること。そして明確なリーダーが居ないことだ。1200年もの間変わらぬ行事は、飛び道具もリーダーもなくたって誰もが理解し合い、阿吽の呼吸できる。逆を言えば、変化が激しい環境では絶対的なリーダーと飛び道具が必要だということを痛感した。