某社の新事業を成すときの教訓は「好奇心と行動力」だ。第1は「心」。新事業は、担当者の情熱が生み落とすものだ。第2は「体」。幾度も壁にぶつかり、そのたびに壁を突破して事業は形になる。その壁も解決策も能動的に動かない限り見つからない。第3は「頭」。頭の順位が低いのは、理屈抜きで感じる感性の方が新事業の立ち上げには何倍も役に立つからだ。考え過ぎは高学歴者の成人病だ。
BSEに続く鳥インフルエンザで、風評被害が心配だ。以前のBSEのとき、焼肉店は「一年耐える。客は必ず戻ってくる」を信じて耐えた。今度は鶏肉屋の番である。そして、待つ一年を品質管理体制を変える好機と捉える。伝票一枚で発注する体制を改め、自分が現地に行き現物を見てから発注するように変えるのだ。精肉業界にもサッポロビールの協働契約栽培のような仕組が必要なのだ。
12/21のこの日記で、「都会の核家族化育ちの僕たちには地縁も血縁もない。あるのは情報縁や商品縁だけ」と書いた。情報縁や商品縁とは個々人の嗜好・こだわりなどをベースとしたネット上のコミュニティのことだが、日経新聞が元旦からこれを『電縁』と称して連載を展開。それを見て「うまいなあ」と唸った。こんなネーミングセンスがあれば私はもっと売れっ子作家になっていただろう…トホホ。
外食産業専門のコンサルタントは語る。「大企業がどれだけ頑張ったところで、パパママショップに勝てるはずがない」。そこには労働基準法もなく最低賃金法もない。マニュアルがないから、一人一人の好みの味にアレンジするし、文句の多い客には「二度と来るな!」と平気で言う。組織化できて壱番屋の規模が精一杯。専門性が飛び切り高いパパママショップは何屋でも生きていけるだろう。
某社の支店長研修で、部下から「あなたは○○でした。だから私たちは貴方の下でよかった」という感謝状を貰うとして、何と書かれたいかを考えてもらった。ある女性支店長はこの○○に「あなたはいつも楽しんで仕事をしていました」と入れた。常日頃から「やらなくてはならない仕事」ばかりでなく、「やりたい仕事」もやろうよと語っているのだという。明るい雰囲気が伝わってくるようだ。
ある大都市の問屋街の100坪ほどの小さな公園を見て驚いた。この公園は建て看板だらけだ。『ゴルフの素振り禁止』『サッカー・球技禁止』『犬のふんを放置するな』『家庭ごみを持ち込むな』『花火禁止』『自転車・台車を放置するな』『缶・ビンはくずかごへ』『ゴミはくずかごへ』『タバコの吸殻の上に缶などを置くな』。その大半が大人へのメッセージ。マナーが守れない大人の多さに唖然とした。
企業には新企画を次々と打ち出す『父親型』の企業と、狙いを定めた顧客の声を丹念に聞き、それに一つ一つ答え続けることで支持される『母親型』の企業とがある。後者の場合は、寝相の悪い子供が毛布を蹴飛ばしたときに、そっとかけてやるような愛情が命。つまり相手が言葉で要求しなくてもニーズを先取りしていく観察力が重要だ。顧客を定め専門特化した企業の商圏は限りなく広い。
40歳の私は懐かしくて、ついコンビニで『J’sポップスの巨人たち』という、ミニCD入り菓子(330円)を買った。このシリーズは「たくろう」「はしだのりひこ」「南沙織」「甲斐バンド」「渡辺真知子」「南佳孝」「ペドロ&カブリシャス」「さだまさし」「久保田早紀」の8種類。持ち帰るとカミサンが、どれを買ったかを推理した。しかし、全然当らない。5歳違いだが、自分がいかにオッサンか思い知った。
大仕事を控えた一週間前、その準備に取り掛かろうとした矢先に発熱して寝込んだ。なんとか2日で回復した後はロクに寝ずに準備してその大仕事をこなした。この5日間は調子が良かった。が、終わった途端にまた発熱してダウン。緊張で押さえ込んでいた菌が再び暴れだしたらしい。これほどの緊張感の中で仕事が出来るのは幸せだが、体が資本のこの商売、壊れない体を作らねば。
情けない話、一家全員が風邪を引いてしまった。そこでカミサンと子供二人はカミサンの実家に、私は私の実家に疎開。母は大好きな麻雀教室の日だったがキャンセルし、義父母は仕事を休んで看病に当ってくれた。寝ている身としては恐縮してしまうが、そんなことは当然という顔をしている。愛というのは大切にし守るべきものの優先順位が定まっているものを指すのだと、教えられた。