研修講師を勤めている部下Sがクライアントの人材育成担当者に言われた。「1回や2回は失敗しても私たちでフォローしますから、もっとSさんらしさを出してください」。ありがたいなあ、こういう言葉は。クライアント主担当のHに別の教育を依頼するために、若いSのひとり立ちを切望しているのだ。本当に失敗してはいけないが、お客様にここまで言われたらやるしかないのが男の仕事だ。
賞与の支給時期だ。大企業はリストラ効果で前年を若干上回ったようだが、相変わらず官高民低の状態が続く。上回ったといっても、肝心なのは手取り。この夏から始まった賞与にも年金と健保の負担を増やす総報酬制のせいで、がた減り。試算では一回70万円貰う人は年間で14万円もの負担になるという。これでは個人消費に火はつかず、本格的な景気回復は夢のまた夢だろう。
面白い名刺をいただいた。一番大きな字で書かれていた文字は「プチプチ」。社名ではなく、商品特徴を示す言葉で、同社はエア・キャップのメーカー。エア・キャップという名前を知らないお客様が「あのプチプチするやつ!」というのだろう。そして肩書きのところには本当の肩書きの上に「お客様係」の文字。社長の名刺にも「お客様係」があるという。この遊び心が会社を大きくする。
今日乗ったタクシー。降りるとき、40歳くらいの運転手が「これ、娘が折ったものです」と、折鶴をくれた。折鶴にはメッセージが添えられていた。タイトルは『自己紹介させてください』。特に自分が2級ヘルパーで、福祉住環境コーディネータでもあることに触れ「介護や有料老人ホームへの入居者相談など承ります」とある。こんな運転手ならきっとお年寄りからリピートがかかるだろう。
電鉄の関係者から聴いた話。現在毎時15分おきに1本走らせている電車(1時間に4本)を、20分に1本に変えると利用者は車に逃げてがた減りするという。逆に20分に1本を15分に1本にすると利用者は急増する。ところが15分に1本を10分に1本にしても利用者は対して増えないのだ。20→15は25%短縮、15→10は33%短縮なのに効果が違うのだ。人間の感覚・心理とはかくも面白い。
日本の新しい世界貢献策を考えた。自衛隊の予算を1/5を割いて「国際救助隊」を結成する。地震や水害などの天災発生時に直ちに赴き、救助活動を行う。従来型の食料・資金面での支援に加え、日本企業が開発した救助ロボットを活用。瓦礫の下の人命を現地の救助隊とともに救助する。こうすれば日の丸に感謝を示す国も増えると思うが。米VS欧の新たな冷戦時代に独自の貢献策を模索したい。
派兵には反対だが、永世中立国家になることには賛成だ。スイスのように20〜23歳ぐらいまでを皆兵制とする。すると若い人の失業率は減少し、国民年金の支払い率は上がる。そして入隊者は、給料を貰いながら、ヘリの免許や薬剤師など生涯活かせる様々な資格を身につけることができる。自分の安全を自分で守り、独立を維持してこそ国である。その部分での憲法改正は必要だと私は思う。
イラクへの自衛隊の派遣基本計画が承認された。初めて自衛隊が戦地に赴くこの決断は断じて許されない。このような先例が作られると、今後、米国が介入する国際紛争にことごとく、それも初期から参戦することになるだろう(今回ですら米国に遅参を叱られている)。唯一の被爆国として世界中から期待されている日本の役割が、復興支援ではなく米軍の後方支援とは情けない限りだ。
某旅行会社の人気のツアー。子供だけを連れて水族館で一泊。ベッドもなければ風呂もない。ただイルカの水槽の前で雑魚寝をしてくるだけである。ところがこれが人気で「今度は別のところに行きたい」という要望が殺到。企画された第二段は富士サファリパーク。これもただ寝てくるだけの一泊ツアーだが、こちらも人気。個人家庭では絶対できないことが何でも商品になる時代なのだ。
某金融機関の人事課長から部下の能力開発策についての質問。コンサルタントの能力アップには、研修や講演会の講師をさせることに勝るものはない。人前で話すには何倍もの準備がいる。これを数回こなすと、業務請負型のコンサルタントに比べ3〜5年は早く成長する。コンサルティング力強化を標榜する企業では登壇する機会は多いはず。是非そのような機会を若い人に与えて欲しい。