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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
金魚すくい日本一の会社員の不正ばれたことが報道された。この人は3分間で160匹すくった記録の持ち主だが、網を取り替えていたところをビデオにとられて御用。名人と呼ばれ続けるためにやったという。ゴッドハンドと呼ばれることに固執した遺跡発掘詐欺師と本質的には同じ。大会での優勝や、各地に金魚すくい部を創っている地道な人の夢に泥を塗る行為。利己心の代償は大きい。
夏目漱石の『草枕』を再読。「住みにくいところをどれほどか寛げて、束の間の命を束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が生まれ、画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするがゆえに尊い」。私は芸術家ではないが書いた本の売れ行きが気になるチッポケなモノ書きである。私の本は読者を豊かにしているだろうか。猛省する日々。
パソコンも買え時だと思い、数日前に新機種を購入。ただしセットする暇がなく部屋に箱ごと積んで一週間。すると突然古い機種がセミのような音と嫌な臭いを発して壊れてしまった。「次」が来たことを知って、自らの死期を悟ったとしか思えない最期。デジタルの権化なのにいつしか情が移るのがパソコンという商品の不思議さだ。この先、廃棄するが心苦しい。
ディズニーリゾートに遊ぶ。真夏日に一日遊びまわってホテル・ミラコスタに戻ってきたときはもうクタクタ。ところが、ロビーを通り自分の部屋にいたるまでの間に無性に元気が出てきた。私だけでなく一緒に行った人たちもそうだから、これはミラコスタの力なのだろう。来店者の疲れを癒し、新たなエネルギーを呼び覚ます空間。素人にはわからない、確かな仕掛けがあるに違いない。
新事業を模索する某社の役員会議。ショウルームを見た後で「こんな方向なら可能性があるのでは?」と語ると、社長は「そういう発想は無かった、いいことを聞いたぁ」と唸り、しばしその可能性を協議。「なんだか行けるそう…」となったところで社長は、「私が一番怖いのはこの話を皆が『ああ、いい話をした』と言って忘れてしまうことだぁ!」とグサリ。マネジメントを知る人は言うことが違う。
松坂/斉藤/杉本/和田/清水/岩隅/新垣…パリーグの防御率ベスト10の顔ぶれだ。余りにも若くてイキの良いメンバーがずらりと並んで感動してしまう。水島新司が描いく魅力爆破のパリーグの世界が現実になったようだ。ベテランがFAでセやメジャーに移ったこともあるが、暗い世界を明るくするのは何といっても若い力。水泳・陸上・体操でも同じことが生きている。企業もかくありたい。
部下が上司に宛てたメールがCCで送られてきた。その中で彼は自分のことを「小職は…」と綴っていた。違和感を覚え辞書で確かめてみると小職=官職にある人の謙称 とある。偉い人が謙遜して使う言葉なのだ。それをヒラ社員が使えばかえって自分を大きく見せているようで逆効果だ。直筆の手紙なら、彼はもっと言葉を選んだだろう。メールは我々の日本語のレベルを確実に落としている。
昨日のSASのコンサートで数列前にいたのは、私と同じ年くらいの両親と中学・小学生くらいの親子。古い曲が連発されている間、オールドファンの父親はノリノリ。ところが、子供たちは総立ちの中で椅子に座り込んでいた。子供たちが立ったのは最近の曲の時のみ。きっと「つまらない」と感じたことだろう。いくら好きでも、親は自分の趣味を子供に押し付けてはいけないのだ。
サザンオールスターズ25周年記念コンサートに行く。ここ数年は行くたびに「昔からのファンだけを集めたコンサートやってくれないかな…」と愚痴っていた。というのもオールドファンが聞きたい古い曲が余り出ないからである。ところが今回は、30数曲の半分以上が古い曲。、若いファンは知らない歌ばかりだったろうが、おじさんにはもうたまりません。その心根に感動してしまった。
田舎で虫取り。夜半に採石場を経営する叔父が採石場に野球のナイター並みの電灯を灯してくれた。すると、来るわ来るわのクワガタムシ。木に蜜を塗った私の罠なんか比較にならない数をあっという間にゲット。3年前にはショベルカーで川をせき止め、岩魚を大量に採ったこともある。田舎の人はすることのスケールが大きいが、大きなことをするときの協力。その集団作業も実に楽しい。
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