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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
あまり鼻が詰まるので耳鼻科にかかった。以前の耳鼻科はろくに症状も調べずスプレーを繰り返したが、近ごろではしっかりとインフォームドコンセント(症状と治療の説明)がなされている。原因菌を調べ、それに合うクスリを選択したり、クスリが効く体質かどうかを調べたり。4月から地元のニュース番組のコメンテータを務めるが、それまでにこの鼻声を治さねば。
顧問先が開発した日本初・屋内型海のつり堀で遊ぶ。室内に直径4Mの7つの池を作り、その中に鯛・鯵・平目など海で掛かったものを放す。餌は小さなエビなど。すぐに食いついてきて、60分で鯛1尾と鯵2尾を釣った。釣った魚は持ち帰り可で、平日の昼間でも主婦同士、出勤前のお姉様同士の客が多い。子供の前で鯛を釣ればパパはヒーロー。毎週でも通いたい施設だ。
近所にメディカル・コンプレックスができた。病院ばかりを詰め込んだマンションのような建物だ。1Fは駐車場、2Fは内科、3Fは眼科、4Fは耳鼻科。全部別々の個人医院が入居しており、駐車場は共有。隣地はドラッグストアでそこが調剤薬局となる。エスティマで近隣の患者を送り迎えをしてくれて便利だ。あと、ここに託児所が付いていたらいうことないのだが。
どの国も最優先課題は「独立の維持」であり国防だ。次が外交。経済は第3である。日本は冷戦時代、国防と外交を米国に任せ、優秀な人材を「経済」に投入してきた。おまけに朝鮮やベトナムなど近隣の戦争によって経済を急速に発展させた恐ろしく幸運な国である。世界がこれほど緊張しても、命の心配なしに今日も株価が安いと文句が言える。その幸福を噛みしめたい。
今の国際情勢は関ヶ原に似ている。イラクが上杉。それを討つ徳川が米国。その隙に動き出す北朝鮮が三成。三成挙兵を聞いて家康は関東から戻り、関ヶ原で破った。この史実をあてがえば、米軍はイラクから踵を返し、北朝鮮に向かうことになるのだが…。ついそんな妄想を画いてしまうのも、命懸けの「外交」をはじめて体温で感じているからだろう。
T社長は、業界団体の認定資格をもっと受験するよう勧誘されたとき「知識の詰め込み教育なんて時代遅れだ。知識より知恵で勝負する時代だ」と言って追い返した。辺ぴな土地の有効活用も同じ。詰め込んだ知識を駆使して出る結論は、「人が来ないからやめましょう」にしかならない。「ここにお客様を連れてくるにはどうしたらいいか」を考え続ける。知恵はそこから生まれる。
某社長のコスト削減の秘訣はグループから買わないことだ。「苦しんでいるから助けてやれ関係」や、「俺の顔を立てろの下請け関係」、「株式持ち合い関係」、「保証金を積まされた特約店関係」、「メイン銀行のプライド関係」…こんな「関係」はすべてコストアップ要因だ。グループ内調達は競争原理が働かず割高になる。どの商品も市場価格で調達してこそ競争できるのだ。
「サラリーマンは会社をだまして自分が好きなことをやる、それが一番の楽しみじゃねえの」とI社長は豪快に笑う。「だまされたいんだよ、俺は。社長(自分)がアホなんだから社員にだましてくれと言ってるんだけど、来ないもんなあ」。大きく門を広げられると飛び込んでいけないのが人情。社員に提案させるには「あの分からず屋に一発かましてやれ!」と思わせる仕掛けが必要だ。
拙著『勝ち組になる会社なれない会社』を中国語に訳し中国で出版したい話があった。版権は出版社にあるから私には何の権限もないが、成長の果ての行き詰まりを画いた本が7%成長を続ける中国に受け入れられるか不思議である。かつて豊臣が敗れて大阪が衰退し、徳川の江戸が栄えたように、今、東京から上海へ。足元を移す商人は情報に貪欲だ。
「ミッキーって、本当にカワイイって思います?」と真顔で聞く女の子がいて、その勇気に感動した。カワイイと思っていない人も多いはずだ。しかしミッキー=カワイイ!がお約束になっていて異論を唱えにくい。吉本新喜劇も同じ。「あ〜りませんかっ!」は面白くも何ともないのに、隣と笑い合うことで連帯感を感じている。「お約束」は村を維持する気弱で貧しい文化である。
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