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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
外交問題をはじめ最近、政治が分かりやすい。それは加害者と被害者がハッキリと国民に見えているからだろう。モノごとを理解する基本は「可哀相なのは誰で、どうしたら救えるか」を考え「そうなっている原因はどこ(誰)にあるのか」を突き止め改めることだ。経済問題は不良債権を抱える銀行・企業が加害者なのか被害者なのか、よく分からない。それゆえに不透明なのだ。
竹中案を潰す抵抗勢力。そんな面々に「自分は責任を取ってきたのか?」とコメントする識者。そんな人物評論や責任論はもういらない。識者たるもの竹中案とこのまま案を比較して、今から3年・5年・10年後の日本経済をシュミレーションして解説して欲しい。国民が欲しいのはどっちが得かを自分で考えられる判断材料であり、識者の個人的な安っぽい正義感ではない。
S社の管理者とわが社の若手社員のあるべき姿(求める人材像)を議論する。出てきたのは「自分の意見・考えを言う人」。具体的には「私にやらせてください。最後までやります」「こうしたら売れます」等と言える人材だ。こんな人材を得るには管理者が「君ならどうする?」と、常日頃から部下に問い掛けることが肝心。育てることは、辛抱強く待つことなのだ。
某社のマネージャーは毎週の部内会議で、各自報告ではなく「問題点を出せ」と言っている。そして各々の対策を考えて取り組むようにしている。そのため「先週問題点として上がった事項が今週も問題点として上がると、自分が何も仕事をしてないことが証明されて恥ずかしい」と語る。部内で共有化しなければならないのは情報ではなく問題点なのだ。
大変立派な会計事務所の講演会に招かれ恐縮するほどの歓待を受けた。色紙や著書にサインを求められ、所長と握手をした写真を撮り、講演会では聴講生が一同スタンディングオベーションで歓送してくれた。その献身ぶりに自信のある人の美しさを見た。自信があるからこそ苦もなく低姿勢が取れる。そして尊敬をされる。弱みを隠そうと虚勢を張る人とは大違いだ。
学生だった17年前、コピーライターに憧れ大手広告代理店への就職を夢見ていた。しかし当時の自分は試験に通るはずもなく、落選。その後紆余曲折を経て、コンサルタントになった。今日、かつて憧れていた大手広告代理店に招かれ、講演をした。そして自分が考案した時代のキーワード等を代理店の社員の方がメモしてくれた。こんな運命に感謝したい。
講演でつい時間をオーバーして話してしまう。話したいことが一杯あって、聴講者の御役立ちたくてついそうしてしまうのだが、時間内に終えるのが最高のサービスのはず。延長で削られるのは散会後の名刺交換や個別相談の時間。それを失うのは、聴講者はもちろん、私自身にとっても惜しいことだ。講師たるもの時間内終了、自分の為に身につけるべき技術である。
札幌の『海鱗丸』という店で飲む。メニューに「活貝(本間さん)」問いのがあって驚いた。訊ねると本間さんという漁師が獲った活貝のことで、その日取れた分を仕入れ無くなったらおしまい。また、本間さんの水揚げがなかった日は、そのメニューは中止だという。自然溢れる土地なのに、一人のプロを信頼しきっているオーナーの経営姿勢をとても気持ち良く感じた。
飛行機に乗るとき搭乗口左手で迎えてくれる整備士にいつも感心する。出発時間が遅れたときなどは「焦って整備したのかな?」と整備品質がいささか心配だ。そんな心配を、誇りに満ちた整備士の挨拶が打ち消してくれる。エンジニアが客に挨拶する機会は、他の乗り物は勿論、一般商品でもまずない。いろんな商品でもっとエンジニアと接点を持ちたいものだ。
ジュニア向け子供服で有名なN社長を訪ねる。行くと「ちょっと待っていて。大事なお客様が来ているから…」。果たしてその大事なお客様とは小学校の女の子3人だった。同社の顧客層は小学生。会社見学に来た小学生に、ファッションへの興味や生活のことを社長直々にインタビューしているのだ。社長曰く彼女たち部屋のインテリアは実にインビジブル(見えない/知られていない)な世界。なるほど世界一大切なお客様である。
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