V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2002年09月17日(火) 和尚様の呟き

子供の頃から世話になっている禅寺を訪ねる。すると和尚が「こんな世の中だからね、もっと忙しくしていないといけないのだけど、そうじゃない」と悔しそうに呟いた。老いた親と子・孫、若い親と幼児。幸せの絆が崩れるニュースを聞かない日はない。かつて和尚は地域のそんな問題の調整役だった。そんな優しい人と距離を置いて暮らす現代。惜しいことだ。


2002年09月16日(月) ばあちゃんを乗せてGO!

近所に新設された医院(歯科・内科)。祖母が早速利用しているが、送迎付きである。行きは自分で歩いて行き、帰りを専門の運転手に送ってもらっているが、行きも電話ひとつで迎えに来てくれるという。専門の運転手は2人。祖母のように往復で10分程とかからない人が多いだろうから、1時間に10人は輸送できる体制だ。病院も生き残ろうと必死なのだ。


2002年09月15日(日) 何十年ぶりの泥鰌すくい

息子と一緒に小川で泥鰌を取る。タナゴやヤゴ、メダカは取れるものの、昔と違い泥鰌はなかなか取れない。おまけに今の小川はとっても臭く、手や足に付いただけで嫌になる。その臭気に顔を背けながらビジネス用語の『泥臭い』を連想した。いつの間にか泥臭いことを厭う自分に成り果てたと気付く。泥鰌すら取れなくなった自分は良い親でも良いビジネスマンでもない。


2002年09月14日(土) 管理職の仕事

「部下を育てるとは…」を某社の幹部4人と討議する。最終的には「社員に自主的に動いてもらい失敗しても次につながる環境を作ること」と結論づけた。そのためには「部下が認める何かがある」「率先垂範」「声を掛ける」「何でこの仕事をするのかわからせる」「部下を信じる、許す」ことが重要だと気が付いた。この4人は山本五十六の言葉を知らない。それでも同じ結論に達し、感激した。


2002年09月13日(金) とりあえず吾平

ロードサイド型居酒屋チェーン。目に飛び込んで来たのは安心サービスのご案内。運転する人には4銘柄のノンアルコールビールをお勧め。それでも飲んでしまった人には一個100円のマウスピースを販売し、酒気帯びチェックが受けさせる。そして同店のウコン茶等を飲めば酒気の数値は下がるという。飲酒運転の罰則強化に素早く対応したこのサービス。実に逞しき商魂だ。


2002年09月12日(木) 癒し系の会社

「人が嫌がる仕事しかしない」を経営方針に掲げるM社。確かに体力を伴う作業をしたり、リスクの高い在庫を引き受けたり、投機的な調達をしたり。そこの社員が社長に「当社は癒し系の会社ですね」と言って社長は大笑い。M社との取引で顧客は癒されている、というのだ。他人を癒すために、自分はハードワークをこなす。同社の存在価値はここにある。


2002年09月11日(水) 頭の中で軍艦マーチ

近い将来自由化が見込まれる業界の社長と、その時に市場を一気に獲得する作戦を打ち合わせる。未来に思いを馳せながら、社長は「プロジェクトXみたいですね」と言い、私は日本海海戦になぞらえて「御社の興亡この一戦にあり、です」と答える。気がつくと頭の中で「軍艦マーチ」が鳴っていた。やっぱり元気の源は明るい未来なのだ。(軍艦マーチは日本海海戦での旗艦『三笠』出港の曲)


2002年09月10日(火) 本当にこわい人

親しい社長からの手紙。すぐにお礼を伝えるべきだと思い電話した。すると秘書が「生憎社長は不在ですが、○日と△日のどちらか夕食を御一緒したいと言っております。いかがでしょうか…」と言う。こっちが電話することを見越して秘書に伝えてあったのだ。相手の出方を読んで、先回りしている。「やられた」「かなわないな」と思わせる、本当に恐い人はこんな人だ。


2002年09月09日(月) 人脈作りの秘訣

ニッチ市場で新商品を次々を生み出すファブレス企業の商品企画者。その秘訣を聞くと「人脈」だという。腕の良い技術者はしばしば転職する。そんな技術者から異動の挨拶状が来たら真っ先に連絡をとる。「やっぱりあんたが一番最初に連絡してきたか」と相手に言わせてしまうのだ。技術者はこんな人にこそ力を貸したくなるもの。挨拶もお礼も仕事のうちなのだ。


2002年09月08日(日) 今は昔の武勇伝

A社K常務の武勇伝。K君は客先で「注文を貰うまで帰らない」と粘った。呆れた担当者はA社の上司に電話。上司は「もういいから帰ってこい」と指示。K君は寂しそうに帰り支度を始める。見兼ねた担当者は「ほらこれ…」とついに注文をくれた。それに感動したK君はそのまま担当者を夕食に招待し、風俗店までご案内。こんな泥臭い話が多いほど、ビジネスマン人生は豊かになる。


酒井英之 |MAILHomePage

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