V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2002年09月07日(土) KING&QUEEN

業績好調のB社はお客様のことをKINGと呼び、中間の問屋のことをQUEENと呼ぶ。米国法人の社長が顧客志向を徹底させるために呼び方を変えたのが始まりで、今では国内でも定着した。呼称の変更はリーダーの考え方がしっかりしていないとできず、とってつけただけなら定着しない。それが定着したのは、態度でも社長自らが率先してお客様をKING扱いしたからだ。


2002年09月06日(金) チャンスをくれたお客様

部下が担当するお客様からクレームが来た。部下が不在ゆえ、私が対応した。内容から最悪は縁切りになるな…と覚悟した。しかしお客様は善後策の立案を再び部下に任せ励ましてくれた。嬉しいことにお客様は「ミスをしても、彼なら何とかする」と信じてくれたのである。お客様が信ずる者を上司の私が信じないわけにはいかない。部下も私もお客様の胆力に脱帽した。


2002年09月05日(木) 損する話、儲かる話

親しい社長が、赤字店を2つ閉め黒字店だけにした。チェーン店やIT産業のオーナーは断じて中央集権であるべきだ。引くときは一気に引く。権限委譲などすれば「何とかします」という無責任なサラリーマンの言い訳に赤字が増えるだけだ。「損する話はサッサと片づけ、儲かる話はジックリ攻める」。その機微は、商売をサバイバル戦争と思う者にしか分からない。


2002年09月04日(水) 将来に備える力

53歳の経営者は37歳の経営者と呑むとき、いつも「若い奴を連れて来い」という。その理由がふるっている。「俺が60歳になったときお前、45歳だろう。45歳と呑んでもつまらん。60歳になっても俺は35歳と呑んで刺激を受けたい。だからお前は、今お前より10歳若い27歳の奴を誰か連れてこい」。有能な社長が将来に備えようとする力はこんなところにも現れている。


2002年09月03日(火) 長野県民は知っていた

田中康夫が再当選した。現状をぶち壊し改革ができるのは、あんな変人だけだという見本だ。新事業の立案や会社の再建計画、政策等は、思い込みの強い一人が孤独と向かいながら築くものである。ブレーンストーミング等の会議を重ねても、生まれるのは改善策だけ。決して改革案は生まれない。長野県民は政治家よりもよほどそのことを知っているのだ。


2002年09月02日(月) コンサルタントという道具

大企業から子会社の運営を任された新社長。彼は就任後2カ月間、じっくり社内を観察し、同社の戦略を自分の頭の中で完成させた。しかしすぐそれを社員に押し付けず、コンサルタント(私)を雇う。そして客観的な裏付け資料を得た上で社内に周知徹底するつもりなのだ。有能な経営者にとってコンサルタントは軍略を説く者にあらず。道を説き、社員をその気にさせる道具なのだ。


2002年09月01日(日) 30代ロケット症候群

30歳頃の貸し倒れを取り返そうと必死で闘ってきた37歳の社長。この間売上を倍に伸ばしたが、この勢いも一段落。一方でJC等の仕事が増えて、「今のままでいいのか」を問い続けることに。本人は「次が見えないのに仕事もせず、焦りまくっている」と語るこの現象、30歳台前半に成功した人によく見られるロケット症候群だ。第2爆発まではエネルギーを溜める期間が必要だ。それまでは遊ぶこと。


2002年08月31日(土) 命を助けてくれた中華料理店

一流の中華料理店で会食。アレルギー体質でエビが駄目なので、XO醤を使った茄子・肉炒めを注文。するとボーイが「XO醤はエビを使っています」と指摘してくれた。これまでエビを避けても中華料理を食べて吐くことが何度かあったが、その原因はこれだったのだ。自前でXO醤を作る一流店ならではのアドバイスに、命を救われた思いだ(業者から買っているだけの店ならわからなかっただろうな。もちろん今回は発病しなかった)。


2002年08月30日(金) 新しい経営資源

ITビジネスを手がける社長と会話。曰く「企業はヒト・モノ・カネ」というが、最近はこれにプラスして『情報・時間・セキュリティ』が肝心だ」。情報=チャンス、時間=コストだから当たり前としても、『セキュリティ』とは驚いた。考えてみれば企業は儲かるものと、リスクを回避するものにしか金を払わない。セキュリティを加えるとは正に託宣だ。


2002年08月29日(木) 相続は相(すがた)を続けること

大手から出向し弱小企業を勝ち組に育てた辣腕経営者が会長に退いた。僅かな任期の間に間何をすべきかを尋ねられ「社内の言葉に定義をし、残してはどうか」と答えた。『お客様』とは…『利益』『リーダーシップ』とは…当たり前の言葉に対する定義はその人の考え方を如実に写す。同社の成長に最も重要な彼の考え方を後任に繋いでいくにはこれが一番である。


酒井英之 |MAILHomePage

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