|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
昨日の日曜日、近所の河川環境楽園でアユの放流を体験できる機会があった。朝早くから3歳の息子と並び、バケツにアユを貰って7匹を放流した。河川環境楽園は構造的にもイベント的にも傑出した公園だと思う。岐阜県は動物園も水族館もない県だが、雨上がりの濃い緑に包まれながらこうしたささやかな自然体験ができることは、何とも有り難い。
10年後の中部地方のビジョンを考えるプロジェクトに参加。以下は私の持論。●代表メッセージ「急速な少子・高齢化と環境問題に対応した世界を代表するモデル地区」●代表市民「元気な高齢者と女性労働者」●代表産業「新環境基準の輸出、既存ストック活用型ビジネス」●代表サービス「生活のランニングコストが最も安い」「誰もが先生になれる機会がある」●代表街区「のんびり暮せるゆとりのある都市」「滞在・学習体験型リゾート」●代表人材「産業人ばかりではなく元気なNPOリーダーから」。以上は採用の有無に拘わらず主張していきたい。
企業に研修を売ることを生業としているL社と、顧客に提案するプランを打合せる。当方が具体的なメニューを考えていたら「それよりまずA社の『求める人材像』を明確にすることが先だ」と指摘され、その通りと反省した。L社は今年から「われわれは研修屋に非ず、人材マネジメント屋だ」とミッションをチェンジ。その姿勢が顧客から信頼を集めている。
俊輔がW杯代表選考から漏れた。左サイドには有力選手がいて競争が激しかったことが原因らしい。だったら右サイドに移ればいいのに…と思うのだが、「彼は器用だから右でもできる。でも左にこだわった」とサッカー通は語る。最近マネジメント論に持ち出される「変化に対応できる者が生き残る」との進化論。これはスポーツの世界でも当てはまるようだ。
好業績を誇る某社の経営方針書を読む。自社の置かれた環境や強みと弱みを的確に捉え、実に細かい方針が打ち出されている。同社は20年も前に目標管理制度を導入し、一般社員までもが毎半期毎に詳細目標を設定してきた。その積み重ねにより、誰もが自社を冷静に見つめ、今やるべきことを探す眼力を身につけたのだろう。真に継続は力だと痛感した。
ある独占企業の『利益』の定義を拝察した。その中のひとつに「利益は変化の際に発生するリスクに備えた保険である」というものがあり、このような考え方をしたことのない自分は、目から鱗が墜ちた。リスクの最も小さな「独占企業の定義」ですら、このような発想をするご時勢。競争の厳しい企業は自らを守るために高付加価値を追求せねばならない。
某社会長は二世に1年目:製造業で資材と品質管理、2年目:商社で経理、3年目:後継者育成講座参加、4年目:米国に留学、5年目:販売会社で営業と5年にわたり様々な経験を積ませた。戻ったときには「二頭政治はよくない」とサッと第一線から引いた。鮮やかに引けば、期待・責任の大きさが伝わる。多能教育と親の引き際は後継者育成の要である。
『つるばあちゃんの針仕事』と題された祖母の刺し子展が開幕した(祖母は「つる」という名前)。喫茶店の二階のギャラリーには知人の他、地元の新聞に紹介された記事を見て集まった人で予想以上の賑わいだった。84歳で個展を開くことができ、これだけ多くの人が集まる。何という豊かさ。こういう人生こそ羨ましいし、こんな祖母を誇りに思う。
「他社でも通じる人材になるためには、何が必要でしょうか?」。異業種交流会幹部からの質問に、私は昨日掲載の彼を思い出して「ものごとに自分なりの定義を持つこと」と回答。同一組織の上司の指示で働く間は「よくわからなくても仕方なしにやる」スタイルでも許される。しかし一歩外に出たら、「わからない」プロを許してくれる人は殆ど居ないのだ。
T社の29歳の社員。業務の目標を尋ねると「お客様の満足の向上」と答えた。そこで「お客様の満足って何?」と聴くと「商品への満足と、私への満足」とポンと帰ってくる。さらに「商品への満足とは?」には「○と×と△」のように3つのポイントを淡々と語った。自分で顧客満足の定義をし、いつも意識している証拠。彼が将来有望と評価される所以である。
|